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平成30年7月豪雨を踏まえ、住民に放流を伝える放流警報について、異常洪水時防災操作(以下「緊急放流」と呼ぶ)へ移行する際には、より切迫感を持って緊急性を伝えられるような警報手法に変更することが、国が設置した検討会(注1)で提言されたところです。
これを受け、黒瀬ダム(西条市)では、緊急放流を実施するときのサイレンを変更することとしました。
(注1)「異常豪雨の頻発化に備えたダムの洪水調節機能と情報の充実に向けて(提言)」平成30年12月異常豪雨の頻発化に備えたダムの洪水調節機能に関する検討会
通常の放流サイレンはこれまでと変わらず「1分吹鳴→10秒休止」を3回繰り返します。
緊急放流のサイレンは「15秒吹鳴→5秒休止」を10回繰り返すパターンへ変更します。
(変更前は「1分吹鳴→10秒休止」を6回繰り返し)
黒瀬ダムにおける通常の放流は、事前放流や予備放流によってダムの空き容量を確保した後、流入量が洪水に達した場合に上流から流れてくる水の一部をダムに貯めて下流の洪水被害を防ぐ洪水調節を行います。強い雨が長時間続いたり非常に激しい雨が降った場合など、ダムが満杯になることが想定されるときに、放流量を流入量と同じにする緊急放流を行う可能性があります。ただし、緊急放流中においても、流入量が最大となるときに放流量を流入量よりも減らすなど、未曾有の大災害に対して被害を抑えるために可能な限り柔軟な運用を行っていきます。
緊急放流のサイレンが聞こえたら、直ちに命を守る行動をとり、緊急放流が始まるまでに避難してください。(緊急放流の有無に関わらず、自治体等の避難情報に従い、早めの避難を行ってください。)
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