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伊方発電所の異常時通報連絡(令和7年10月分)及び異常の原因と対策(令和7年7月分)について

ページID:0127433 更新日:2025年11月10日 印刷ページ表示

  

異常時通報連絡の公表文(様式1-2)

伊方発電所から通報連絡のあった異常について(令和7年10月分)

令和7年11月10日
原子力安全対策推進監
電話番号089-912-2352

1_令和7年10月に、安全協定に基づき四国電力株式会社から県へ通報連絡があった異常は次のとおりですので、お知らせします。

通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項

純水装置再生用水系統の再生用水加熱器からの水漏れ(3号機)<外部リンク>

発生年月日
令和7年10月4日
概要

伊方3号機は通常運転中のところ、純水装置建屋にて保修員が再生用水加熱器から再生用水(脱塩水)が漏えいしていることを確認し、漏えい箇所は隔離した。漏えいした水は純水装置建屋外へは漏れ出ていない。
調査の結果、再生用水加熱器の熱交換を実施するプレート付近から水が漏えいしていることを確認した。その後、継続監視していた保修員が再生用水加熱器からの漏えい停止を確認した。​
​漏えい水は、純水装置建屋内の床面に約5リットル、また、建屋内の側溝に流れ込んだ水は排水槽に全量回収している。
​その後、再生用水加熱器の点検を行い、熱交換を実施するプレートに異常がないことを確認した。このため、消耗品であるガスケットを新品に取り替え、通水確認にて漏えいがないことを確認し、通常状態に復旧した。
​今後、詳細を調査する。
​本事象によるプラントへの影響及び放射能の影響はない。

管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表

通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項

作業員の体調不良​(共用)​<外部リンク>

発生年月日
令和7年10月11日
概要

伊方発電所のNo.2保修事務所において、協力会社作業員1名が体調不良を訴えた。
・意識の有無:有
・計画外被ばくの有無:無
・汚染の有無:無
このため、当該協力会社作業員は社有車にて病院に搬送した。
​その後、労災に当たらないと判断されており、以降詳細連絡はない。

管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表
通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項

作業員の負傷(3号機)​<外部リンク>

発生年月日
令和7年10月17日
概要

伊方発電所3号機 原子炉建屋3階において、協力会社作業員1名が負傷した。
・負傷の程度:左足を負傷
・意識の有無:有
・計画外被ばくの有無:無
・汚染の有無:無
・作業の状況:伊方発電所3号機原子炉建屋3階において、作業中に別の作業員と接触し、左足を負傷した模様
このため、当該協力会社作業員は社有車にて病院に搬送することとした。
当該協力会社作業員は病院で診察及び処置を受け、「左膝関節包損傷」と診断され、入院することとなった。
その後、当該協力会社作業員は、10月20日に退院し、10月21日に出社した。

管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表
通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項

作業員の負傷(3号機)​<外部リンク>

発生年月日
令和7年10月22日
概要

伊方発電所3号機 タービン建屋2階において、協力会社作業員1名が負傷した。
・負傷の程度:左足と右手首を負傷
・意識の有無:有
・計画外被ばくの有無:無
・汚染の有無:無
・作業の状況:伊方発電所3号機タービン建屋2階において、作業中に左足と右手首を負傷した模様

このため、当該協力会社作業員は社有車にて病院に搬送することとした。
当該協力会社作業員は病院で、左足の負傷箇所の診察を受け、「左大腿皮下異物」と診断され、異物(作業で使用した回転ワイヤーブラシから外れたワイヤー1本)を除去する処置を行った。
その後、当該協力会社作業員は10月22日に出社した。
なお、右手首は擦り傷であり発電所内で処置を行った。

管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表
通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項

作業員の負傷(3号機)​<外部リンク>

発生年月日
令和7年10月27日
概要

伊方発電所3号機 原子炉格納容器1階において、協力会社作業員1名が負傷した。
・負傷の程度:腹部を負傷
・意識の有無:有
・計画外被ばくの有無:無
・汚染の有無:無
・作業の状況:伊方発電所3号機原子炉格納容器1階において、通行中に扉を開閉した際に腹部を負傷した模様
このため、当該協力会社作業員は社有車にて病院に搬送することとした。
当該協力会社作業員は病院で診察を受け、「腹部打撲傷」と診断された。
その後、当該協力会社作業員は帰宅し、10月31日に出社した。

管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表

2_外部への放射能漏れや周辺環境放射線への影響はありませんでした。

原因と対策の報告の公表文

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について

令和7年11月10日
原子力安全対策推進監
電話番号089-912-2352

1_四国電力株式会社から、伊方発電所で令和7年7月に発生した1件の設備の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。

原因と対策
県の公表区分
C
異常事項

純水装置塩酸受入タンク抜取り作業中の塩酸漏えい(1,2号機)​<外部リンク>

発生年月日

令和7年7月30日

原因

不具合のあったフランジの材質は炭素鋼であり、塩酸に対して耐薬品性がないため、計7回の塩酸抜取り作業に伴い、当該フランジの腐食及び減肉が徐々に進行した結果、短管が折損したことにより、接続していた仮設ホースが外れ、漏えいに至ったものと推定した。
​また、作業要領書に当該フランジの外面及び内面の外観点検を実施する記載がなかったことも、本事象発生の要因と推定した。

対策

本事象の作業及び類似作業(※)について以下の対策を実施する。​​

  1. 次回の各作業までに、薬品の通液作業時、薬品を通液する部材を耐薬品性の部材に取り替えるとともに、通液作業前の点検として、仮設ラインを構成する部材の外面及び内面を外観点検することとする。
  2. 作業要領書に、以下の内容を追加する。
    ​・薬品の通液作業時、薬品を通液する部材に、耐薬品用の部材を使用する。
    ​・薬品の通液作業前の点検として、仮設ラインを構成する部材の外面及び内面の外観点検を実施する。

(※)類似作業(3件)
    ・1,2号機前処理装置次亜塩素酸ソーダ貯槽の次亜塩素酸ソーダ抜取り
    ・3号機純水装置塩酸受入タンクの塩酸抜取り
​    ・3号機総合排水処理装置塩酸貯槽の塩酸抜取り

 

​以下7件については、現在、四国電力株式会社において調査中であり、「伊方原子力発電所異常時通報連絡公表要領」に基づき、原因と対策の報告書を受理後、来月以降に公表します。

 

  • 伊方3号機 原子炉補機冷却水冷却器海水出口弁の不具合(令和6年6月24日発生)
  • 伊方3号機 衛星電話の一部使用不能による運転上の制限の逸脱(令和7年5月21日発生)
  • 伊方3号機 海水淡水化装置塩酸注入系統弁からの塩酸漏えい(令和7年6月21日発生)
  • 伊方3号機 総合排水処理装置の次亜塩素酸ソーダ貯槽出口配管からの次亜塩素酸ソーダ漏えい(令和7年7月2日発生)
  • 伊方1号機 燃料取替用水ライン弁からのほう酸水の漏えい(令和7年7月4日発生)
  • 伊方3号機 特定重大事故等対処施設の電源設備の不具合(令和7年7月30日発生)
  • 伊方3号機 純水装置再生用水系統の再生用水加熱器からの水漏れ(令和7年10月4日発生)

2_県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。


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