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伊方発電所の異常時通報連絡(令和7年3月分)及び異常の原因と対策(令和6年4月分)について

ページID:0107890 更新日:2025年4月10日 印刷ページ表示

 

異常時通報連絡の公表文(様式1-2)

伊方発電所から通報連絡のあった異常について(令和7年3月分)

令和7年4月10日
原子力安全対策推進監
電話番号089-912-2352

1_令和7年3月に、安全協定に基づき四国電力株式会社から県へ通報連絡があった異常は次のとおりですので、お知らせします。

通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項

作業員の負傷(3号機)<外部リンク>

発生年月日
令和7年3月3日
概要

​​伊方発電所3号機タービン建屋1階において、作業員1名が負傷した。

  • 負傷の程度:左手親指から出血
  • 意識の有無:有
  • 計画外被ばくの有無:無
  • 汚染の有無:無
  • 作業の状況:資機材をトラックに荷積みしていたときに左手を挟んで薬指か
    ら出血

このため、当該作業員は協力会社社有車にて病院に搬送、診察及び処置を受け、「左手指打撲傷」と診断された。
その後、当該作業員は3月3日に出社した。

管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表

通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項

電気出力の瞬間変動(3号機)<外部リンク>

発生年月日
令和7年3月7日
概要

​​系統ショックにより、伊方発電所3号機で瞬間的な電気出力の変動が発生した。
変動は瞬時に復帰しており、現在は安定して運転している。
この事象によるプラント設備への影響及び環境への放射能の影響はない。

管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表

 

通報連絡の概要
県の公表区分
B
異常事項

火災受信機盤の異常信号の発信(共用)<外部リンク>

発生年月日
令和7年3月16日
概要

​​伊方3号機は通常運転中のところ、中央制御室において、1-固体廃棄物貯蔵庫の火災受信機盤の異常を示す信号が発信した。
調査の結果、火災受信機盤の電源回路上流に設置してある漏電遮断器が動作(切)しており、火災受信機盤への電源供給が停止していることを確認した。
このため、当該漏電遮断器やケーブル等の電源回路の健全性を確認したところ、電源回路に異常はなかったことから、当該漏電遮断器を入として給電を再開し、事象が再発しないことを確認した。また、1-固体廃棄物貯蔵庫の火災受信機盤の異常を示す信号はリセットしている。
なお、異常を示す信号がリセットするまでの間は、1-固体廃棄物貯蔵庫に監視人を配置し、火災のないことを確認していた。
今後、詳細を調査する。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。

管理区域該当
国への報告
×
備考
公表済

 

通報連絡の概要
県の公表区分
C
異常事項

従業員の負傷(共用)<外部リンク>

発生年月日
令和7年3月28日
概要

​​伊方発電所構内において、協力会社従業員1名が負傷した。​​

  • 負傷の程度:転倒により両膝を打撲
  • 意識の有無:有
  • 計画外被ばくの有無:無
  • 汚染の有無:無
  • 作業の状況:伊方発電所構内において、歩行中に転倒し、両膝を打撲した模様

このため、当該従業員は社有車にて病院に搬送、診察を受け、3月31日に「左膝蓋骨骨折 両膝関節打撲傷」と診断された。
当該従業員は同日に出社した。

管理区域該当
国への報告
×
備考
今回公表

2_外部への放射能漏れや周辺環境放射線への影響はありませんでした。

原因と対策の報告の公表文

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について

令和7年4月10日
原子力安全対策推進監
電話番号089-912-2352

1_四国電力株式会社から、伊方発電所で令和6年4月に発生した1件の設備の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。

原因と対策
県の公表区分
B
異常事項

雑固体焼却設備の排ガスブロアの不具合(共用)<外部リンク>

発生年月日

令和6年4月17日

原因

​​排ガスブロアは平成29年に軸受け変更後、焼却炉の運転に伴い、約200度の温度変化を受けながら年間平均約110回の起動、停止を繰り返し継続使用されており、以下のように軸端側軸受けに傷が発生、進展したことで異音、振動が発生したものと推定した。

  1. 継続使用の影響により、軸端側軸受け内輪軌道面及び外輪軌道面の表面が経年劣化することで、この一部に微細な剥離が発生し、これが異物となり点状の傷が発生した。
  2. その後、排ガスブロアが約200度の温度変化を受けることでブロア軸に熱による伸縮が生じ、ブロア軸に取付けしている軸端側軸受け内輪の移動が生じた。この軸受け内輪の移動が、軸受け内に異物が介在する状態で繰り返されることで、点状の傷から軸方向の線状の傷に進展した。
  3. 更に軸受けに傷が存在する状態で継続使用されることにより、微小な振動の影響により、線状の傷の端面からの表面剥離が継続的に発生することで大きな傷に進展し、異音、振動の発生に至った。

なお、軸受け箱内に確認された金属片は継続的に発生した、軸受けの剥離片と推定した。

(参考)事象の概要
伊方発電所の雑固体焼却設備に設置している焼却炉の排ガスブロアの軸受け部より異音がしていることを保修員が確認し、詳細な点検が必要と判断した。
その後、作業員の手配等、分解点検の準備が整ったことから、排ガスブロアの分解点検を実施したところ、軸受けに傷があることを確認したため、当該軸受けの取替えを行うこととした。
なお、本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はなかった。

対策
  1. ​​軸端側軸受けの取替えを実施した。また、念のため、モータ側軸受けも取替えを実施した。
  2. 排ガスブロアは、不具合の兆候が確認された場合に分解点検を実施することとしていたが、これに加えて、平成29年の軸受け取替以降、本事象の発生まで約7年継続使用していた実績を踏まえ、この期間の約半分となる4年毎に分解点検を行い、軸受けの健全性確認を行う。
  3. 排ガスブロアの軸受けは、排ガスブロアの定期的な分解点検時の健全性確認の結果により、軌道面の一部に点状の傷や軌道面の一部に短い線状の傷が見られ手入れが難しい場合には、次回の分解点検時期を早める等の適切な対応を行い、軌道面の全面に点状の傷が多数見られる場合や軌道面の一部に線状の傷が見られる場合などには、大きな剥離への進展を防止するため取替えを行う。

 

​以下6件については、現在、四国電力株式会社において調査中であり、「伊方原子力発電所異常時通報連絡公表要領」に基づき、原因と対策の報告書を受理後、来月以降に公表します。

  • 伊方3号機 原子炉補機冷却水冷却器海水出口弁の不具合(令和6年6月24日発生)
  • 伊方2号機 原子炉補助建家における火災(令和7年1月10日発生)
  • 伊方2号機 自動火災報知設備の不具合(令和7年2月5日発生)
  • 伊方発電所 放射線総合管理システムのデータ伝送停止(令和7年2月11日発生)
  • 伊方3号機 300kVA電源車の起動試験時の不具合(令和7年2月21日発生)
  • 伊方発電所 火災受信機盤の異常信号の発信(令和7年3月16日発生)

2_県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。


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