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松山-台北線運航再開記念式典知事あいさつ
日時:令和6年3月6日(水曜日)10時30分
場所:松山空港 国際線出発ロビー
愛媛県民の皆さんが長らく待ちに待っていた台北と松山空港を結ぶ定期便が再開する運びとなりました。エバー航空の孫社長には、本日、わざわざお越しいただき、本式典を開催できますことに、心から感謝を申し上げます。
また、わざわざ台北駐大阪経済文化弁事処の陳副処長、そして、台湾観光協会大阪事務所の洪所長にもご出席を賜り、華を添えていただきましたことに、重ねてお礼を申し上げます。
コロナ前は、長らく培ってきた信頼関係の下に定期便が就航しておりました。当時は週2便で、交渉の結果、4便にしようという約束ができ、いざ4便になろうという直前に、コロナ禍が発生したところでございました。
多くの人の交流が途絶える状況でしたけれども、いずれはこのトンネルを脱出するであろう、そのときにも備えておく必要があるということを当時も考えておりました。
手狭になっていた松山空港をどう整備するか。コロナ禍で着手することにいたしましたけれども、スポットを一つ増設するとともに、この国際線旅客ビルも拡張するという二つの事業をコロナ禍で進めさせていただきました。
ちょっと今回は間に合わなかったのですけれども、今、国とも折衝して指紋認証等の機器を整備して、入国審査待ち時間をより短くするような準備も行っているところでございます。
また、今月14日には、この定期便再開を受けまして、台湾の旅行会社の皆さんと、県内事業者の皆さんとの商談会を実施する予定にしております。
さらに、15日から17日までの3日間、台北市で愛媛県の観光プロモーションを実施する予定ですが、せっかく直行便を飛ばしていただいたので、3日間、私も台湾に行ってPRに力を入れていきたいと思っています。
台湾の方々に愛媛ファンになっていただけるように「オール愛媛」でお迎えをしたいと思いますし、また、愛媛県から台湾へ、この路線を活用して渡航する人たちが増えるように我々も全力を尽くしていくことをお約束させていただきます。
最後に、今回、再開するに当たりまして、昨年お伺いしたときは、機材やパイロットの関係でなかなか難しいという状況を聞いておりましたけれども、そのときに孫社長が、「熱意は、我々受け止めます」、「ローカル線の再開をするときは必ず、最優先で松山、愛媛を考えます」と言っていただいたことを本当に実現いただきました。個人としても、愛媛県知事としても、社長のご決断に対しまして、心からお礼を申し上げます。
運航再開を本当にお待ちしていました。
どうもありがとうございました。