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アートベンチャーエヒメ キックオフフォーラム知事あいさつ

ページID:0061178 更新日:2024年3月6日 印刷ページ表示

日時:令和6年2月5日(月曜日)14時00分

場所:愛媛県美術館講堂

 

 アートベンチャーエヒメ キックオフのフォーラムを開催するに当たりまして、ごあいさつをいたします。

 まず、今日のこのフォーラムは、定員が瞬く間に満員になって、そして、オンラインで見られている方も大勢いらっしゃるということで、多数の皆さんにご参加いただきましたことに心からお礼申し上げます。

 そもそも、この事業のきっかけを作っていただいたのは、岡田武史会長でございます。ご案内のとおり、岡田さんは、日本代表サッカーチームの代表監督を務められた方でありますけれども、その後、原点に帰るということで、あえてサッカーが盛んではなかった地で、一からやってみようという思いを持って選ばれたのが、今治でありました。

 以来、月日が流れますけれども、岡田さんの夢に期待し、夢を一緒に追いかけようという多くの方々と力を合わせられ、今では新スタジアムが完成し、FC今治を中心に、新しいまちづくりに自らチャレンジをされております。

 その里山スタジアムをさらに魅力あるものにするということで、岡田さんの人脈で、ご協力をいただいたのが、東京藝術大学の日比野学長でございました。その後、岡田さんから私のほうに連絡があって、そうしたアートの力というものを愛媛県全体で活用したらどうかという、そんなうれしいお話をいただきました。

 日比野さん、岡田さん、3人でお会いする中で、愛媛県全体でもアート事業、どんどんやっていきたいという思いをお伝えしました。特に、県では、子ども芸術祭、障がい者芸術文化祭、いろいろな取り組みをしてきた経緯があり、「とべもり+(プラス)」のえひめこどもの城やとべ動物園、総合運動公園等を含めて、アートを取り入れて、一層活性化を図りたいと思っておりました。さらに、同エリアは、ゼロカーボンエリアとして先進的な施策を進めるとともに、3年後には全国植樹祭が行われることとなっており、芸術と環境をテーマにした一大空間が生まれるよう、準備を進めているところでございます。

 こうした折に、すぐそばにある松山南高等学校砥部分校に高校再編の話が持ち上がりましたが、高校の存続に向けても芸術が大きな力になったものと思っています。ゲーム開発等を行う会社を高校の隣に誘致し、一緒になってゲームクリエイターを養成するコースを新たに設置することになり、2025年には定員を増加させて開校する予定となっています。

 愛媛県がアート空間として大きく羽ばたくことを心から願っていますので、日比野学長さん、そして藝大の皆さん、引き続きお力添え賜りますようお願い申し上げます。そして、今日お越しの皆さんには、「ひめラー」という名前を付けておりますけども、本事業を担っていただく方々を募集しておりますので、ご興味のある方は、ぜひ手を挙げていただけたらと思います。

 どうもありがとうございました。


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