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松山-釜山線就航記念式典知事あいさつ
日時:令和5年11月10日(金曜日)17時00分
場所:松山空港
本格的な話し合いを始めてからまだ1年も経っていませんが、本当にスピーディーに、エアプサンさんに定期便を就航いただく運びとなりました。心から、このスピード感とご決断に感謝を申し上げます。
この初フライト便には、エアプサンの安社長、そして、釜山広域市観光協会の李会長にも搭乗いただき、ご来県を賜りました。
また、いつも韓国との交流をサポートいただいている駐広島総領事、林総領事にもこの式典のために、わざわざ広島からご来県を賜り、出席いただいています。
8月には、愛媛県と韓国の交流を後押しするということで、韓国の観光公社の主催で、大きなイベントを実施いただきました。県民文化会館メインホールいっぱいになる大勢の県民の皆さんが集ったイベント、それを主催していただいた、大阪支社の金支社長にもお越しいただいています。
松山-釜山線のそもそもの発端は、愛媛県のゴルフ環境に関心を持っていただいた方の存在でありました。
中心部から約30分圏域に9か所のゴルフ場、1時間圏域には16か所のゴルフ場、空港と市街地も近い、そういった恵まれた環境に着目をしていただきまして、ぜひ、釜山と愛媛の交流をしたいというお話を県にいただきました。
釜山は韓国第2の都市で、人口約340万人を有していますし、経済圏人口で見ますと、7~800万人はいらっしゃると思います。
また、韓国の総人口は日本の半分以下ですが、ゴルフ人口は、日本の560万人に対し、韓国は564万人と、大人気スポーツであります。
こうしたことから、エアプサンの安社長から、まずチャーター便を飛ばそうということで、夏に10便の飛行機が飛ぶことになりました。
販売した1,700席の搭乗率は9割を超える盛況ぶりでした。
私も釜山に行かせていただき、ぜひ、定期便をという話をさせていただいたのが、この7月ぐらいです。その足で観光協会も訪問し、観光交流、そしてゴルフ交流、さまざまな面で輪を広げていきたいという話をさせていただきました。
このようなスケジュール感で、今日の第一便、定期便就航でありますから、どれだけ速いスピードで実現したかはお分かりいただけるのではないかと思います。
このチャンスを大いに生かすべく、インバウンドのおもてなし、そして、アウトバウンドの呼び掛け、双方の交流が拡大することを県内の各自治体とも力を合わせて取り組んでいきたいと思います。
これからの発展を皆さんと一緒に追い求めていきたいと思いますので、今後一層のお力添えをお願い申し上げまして、あいさつといたします。
ありがとうございました。カムサハムニダ。