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知事に寄せられた提言(5年4月)
令和5年4月の主な提言
1 ジュニアアスリートとその家族が安心して競技に打ち込める環境整備について
提言
ジュニアアスリートとその家族がパワハラ被害にあわなくなるよう、また被害にあったにも関わらず、必死で戦わなければならなかったり、泣き寝入りせざるをえない人が増えないよう、以下の提案をします。
(1)ジュニアスポーツ団体への定期的なハラスメント研修、モニタリングの実施及び選手、保護者へのアンケート調査導入
(2)ジュニアアスリートまたはその家族からのハラスメント相談窓口及び調査組織の設置
(3)県からジュニアスポーツ団体のうち、ハラスメント発生組織への適切な指導、改善勧告の実施
※部活動の地域移行に際しても上記対応が必要になると考えます。
残念ながら地域のクラブスタッフが等しく健全な指導ができる人ばかりではありません。ぜひご検討ください。
回答
スポーツ指導者によるジュニアアスリートへの暴力、暴言、ハラスメント等の不適切行為は、決して許されるべきものではなく、言語道断であります。
本県においても、スポーツ指導者の性犯罪が連続して発生しており、深刻に受け止めているところです。
このため、県では、県スポーツ協会と連携し、今年2月、スポーツ団体の指導者に対し、ハラスメント等防止研修会を開催するとともに、法令順守及びハラスメント根絶についての文書通知を行うなど、不適切行為等の予防、啓発に取り組んだところです。
今後も引き続き、指導者養成講習会など様々な機会を通じて周知徹底を図り、最適なスポーツの「場」を創っていくための行動を呼びかけていくこととしております。
また、県スポーツ協会内に設置している倫理・コンプライアンス委員会では、ハラスメント事案が発生した場合の調査、指導・監督及び処分を行う体制を構築しておりますので、お困りのことがありましたら、ご相談いただきますようお願いします。
今後とも、ジュニアアスリートとそのご家族の皆様が、安心して、楽しくスポーツに取り組めるよう、指導者の資質向上等に取り組んでまいりますので、何卒ご理解いただきますようお願いします。