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知事に寄せられた提言(3年11月)

ページID:0015162 更新日:2021年12月15日 印刷ページ表示

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令和3年11月の主な提言

  1. 『高校生のための「愛媛県史」学習資料集』について
  2. サイクリングコースの整備について
  3. 「あいサポート運動」について
  4. 森林資源によるCO2の吸収能力をクレジットとして販売する取組みについて
  5. 地域の魅力発信・観光プロモーションについて
  6. 県道240号(櫛生大洲線)の防風杉垣について
  7. 県民文化会館の予約受付について
  8. 温泉施設等公衆浴場における従業員の業務内容について

1 『高校生のための「愛媛県史」学習資料集』について

提言

 愛媛県の歴史を概説した図書資料を見つけました。「高校生のための「愛媛県史」学習資料集」という標題のものであり、図・表・写真・活字を織り交ぜて県史を概説する優れた図書です。この図書は1991年に愛媛県教育委員会から刊行されており、おそらく当時県下の高校生に対し、愛媛県の歴史に興味を持たせる目的をもって高校の授業で使用したものと思われます。ですが、これほどの良本を高等学校内でのみ使用するのは、たいへん勿体ない気がします。先に刊行された通史である「愛媛県史」はかなりボリュームがあるので、個人が使用するには手に余ります。その点、「高校生のための「愛媛県史」学習資料集」は手軽に読め、愛媛県の歴史に興味を持っている人々の知的好奇心を満たすだけの内容を備えています。そこで、この本を復刊させ、一般に販売することを提言いたします。

回答

 御意見の内容を、県立高校を所管する県教育委員会に確認したところ、
 「『高校生のための「愛媛県史」学習資料集』に目をとめていただき、お褒めの言葉までいただきましたこと、感謝申し上げます。
 本資料集は、平成3年3月の刊行の際、県立高校をはじめ、県総合教育センター、公立図書館に配布され、これまで多くの生徒、教職員及び県民が手にしながら、地域理解や地域の文化財保護の重要性等に気付くための貴重な資料として活用されてきたところです。
 同資料集は、高校生が、授業やホームルーム活動等で、日本史や地理、郷土等について学ぶために、「愛媛県史」の中から選択して編集したもので、一般向けの販売を想定しておらず、非売品としております。また、刊行の際、各校に概ね1クラス分ずつ配布されており、本県の県立高校生数が、当時と比較して約55パーセント減少し、クラス数も減となっているため、現在、各校には十分な冊数が確保されておりますこと、また、県立図書館等で貸出しも行っておりますことから、現時点では、復刊し、販売することは考えておりません。大変有難い御提言ではありますが、事情を御理解くださいますようお願いいたします。
 来年度から実施される新学習指導要領では、諸資料から様々な情報を適切かつ効果的に調べまとめる技能を身に付けさせることが求められており、県教育委員会としましては、同資料集は、これまで同様に、生徒の資質・能力を高めるための重要な教材であると認識しており、今後とも、その積極的な活用を推進して参りたいと考えております。
 この度は、貴重な御提言、誠にありがとうございました。」
とのことでした。

2 サイクリングコースの整備について

提言

 今治にサイクリングに来た者です。まず楽しいツアーを提供してくださり感謝申し上げます。友達とツーリングしたときのことなのですが、道が悪かったという印象でした。瀬戸内休暇村の坂を下りるところや桜三里などは景色は良いのに自転車と車の間がスレスレの危険なところがあったりして、またあるところでは自転車走行の歩道の白線すらないところもありました。自転車用道路ができていたら走りやすいと思います。サイクリングを大々的に打ち出している愛媛県だから、しまなみ街道のある今治市とそこを通る周辺市町と愛媛県全てがタッグを組んで繋いでいくと、見るところもあって面白いのになと思いました。

回答

 本県では、サイクリングは“健康”と“生きがい”と“友情”を育むという「自転車新文化」を提唱し、「しまなみ海道をサイクリストの聖地へ」、「県全体をサイクリングパラダイスへ」を政策目標として掲げ、県と市町が連携し、これまで、安全で快適なサイクリングロードを目指して、ブルーラインや注意喚起の看板など、直ちに実施できる対策から取り組みを開始するとともに、周辺の方々の御協力を得ながら路肩の拡幅などにも取り組んでまいりました。
 引き続き、地元市町と協力し、地域の声にも耳を傾け、安心して楽しんでいただける魅力的なサイクリングコースの整備を進めてまいります。

3 「あいサポート運動」について

提言

 ヘルプマークの目的は援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない方が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助が得やすくなることです。一方、「あいサポート運動」は都道府県(市町村)として都道府県民(市町村民)への障がいの理解を促進することが目的で、ヘルプマークと「あいサポート運動」は担う役割には違いがあるという考えで、ヘルプマークの交付を開始した後に「あいサポート運動」協定を締結した自治体があります。「あいサポート運動」との提携を検討していただけますか。

回答

 本県では、障がいの有無にかかわらず、誰もが互いに人格と個性を尊重し合いながら、地域で共に暮らし、支え合う「共生社会」の実現に向け、学校や職域、地域における研修やイベント等を通じて障がい者理解の促進に努めており、昨年度は、障がいのある方が利用する飲食店やホテル等の接客担当者を対象に、障がい特性や必要な配慮をまとめた「心のバリアフリー愛顔の接遇マニュアル」を作成し、研修を行ったところです。
 御提案のありました「あいサポート運動」につきましては、今後の施策の検討や実施に当たり、参考にさせていただきます。

4 森林資源によるCO2の吸収能力をクレジットとして販売する取組みについて

提言

 宇和島の復興を考えているのですが、やはり財源がネックだと思っております。2050年カーボンニュートラルに向けて各企業は本気で燃料転換を行おうとしてますが難しい面も多いです。そこで愛媛の森林資源によるCO2の吸収能力をクレジットにして販売してみては如何でしょうか。企業あるいは政府からも資金を取れると思います。その財源を地域復興に活かすことが復興の近道だと思います。

回答

 御提案のありました、森林資源によるCO2の吸収能力をクレジットとして販売する取組みにつきまして、本県では、パンフレットの作成・配付や講習会の開催を通じて普及啓発に努めているところであり、現在、3つの森林組合と西予市が、間伐等により発生したCO2の吸収量を“森林吸収系クレジット”として販売しており、県内外の企業やイベントにおいて購入され、その収益については、地域の森林整備に役立てられています。
 なお、この収益を地域復興財源として直接活用することについては、事業の性質上、困難でありますが、こうしたカーボンオフセットのような取組みを広げることにより、森林整備の更なる推進を図ることで、山地災害の未然防止はもとより、企業が参加できるカーボンニュートラルの実現にも寄与していきたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願いいたします。
 本県では、西日本豪雨災害の発生直後から、被災者の生活の再建を第一に、被災した農地をはじめ、林道や漁港施設などの復旧に取り組んできた結果、3年4カ月が経過した現在、復旧・復興は着実に進んでおりますが、大きく崩落した南予地域の樹園地の再生など、未だ道半ばであることから、豪雨災害からの創造的復興を県政の最優先課題として位置付け、一日も早い完全復旧・復興に向け、全力で取り組んでいるところでありますので、今後とも、県政についてお気づきの点がございましたら、御遠慮なく御意見をお寄せください。

5 地域の魅力発信・観光プロモーションについて

提言

 今、巷ではポケモンと県がコラボレーションするという企画が流行っています。こうした中で愛媛県もポケモンとコラボしてはどうかと思ったのです。愛媛県にバッチリなポケモンがいます。ヒメンカです。愛媛県のひめと、ヒメンカのヒメをかけ合わせたもので、非常にかわいいポケモンです。奇遇なのですが、愛媛県といえばオレンジカラーが多いと思いますが、ヒメンカもオレンジ色のあるポケモンです。黄色や緑の色のあるポケモンなので、みかんとのコラボレーションや、みきゃんとの抱き合わせ企画にもぴったりなのではと思います。コロナ禍でなかなかお土産が売れず、旅行関係の仕事をされている方々が苦しい思いをしておりますが、ヒメンカがイメージキャラクターとなれば、愛媛の観光業の起爆剤となるのではと考えます。また、ヒメンカは可愛らしいフォルムなので、ヘアアクセサリーやブローチを愛媛のお土産品として販売すればポケモンファンも大満足の企画となることと思います。

回答

 本県では、これまで

  • 本県を代表する広報キャラクターである「みきゃん」を活用したプロモーション
  • 「進撃の巨人」や本県出身タレントの友近さんとコラボした「まじめえひめ」プロモーションなどに取り組んでいるところです。

 地域の魅力発信のためには多くの手法がありますが、今後ともウィズコロナ・アフターコロナを見据えながら、より効果的なプロモーション活動を行う必要があると考えております。
 また、観光分野につきましては、平成28年に策定した第2期観光振興基本計画に基づき、「疲れたら、愛媛。」などユニークなキャッチコピーを用いたインパクトのあるテーマに沿った総合的な観光プロモーションの展開や、映画・テレビ・CM等のロケーション誘致によるコンテンツを活用した情報発信にも取り組んでいるところであり、引き続き、本県の更なる認知度向上に努め、観光振興や県産品の販路拡大につなげて参りたいと考えております。

6 県道240号(櫛生大洲線)の防風杉垣について

提言

 県道240号櫛生大洲線の内、櫛生小山地内で防風杉垣が路上を覆っているため車高の高い自動車の通行に支障をきたしています。

回答

 御指摘のありました県道240号(櫛生大洲線)、大洲市長浜町櫛生の防風杉垣につきましては、現地において木枝が道路上にはみ出し、車両の通行に支障をきたしている区間を確認し、先日、県において当該防風杉垣の所有者の承諾を得て、剪定作業を行いました。

7 県民文化会館の予約受付について

提言

 最近の松山での修学旅行での人気メニューに句会ライブというものがあります。松山で俳句を作ったのちに生徒が一堂に会して俳句のお互いの俳句の鑑賞と人気投票を行うというものです。しかし、コロナウィルスの影響で一堂に会することができる会場の確保が難しくなっており、断念せざるをえない学校も出てきています。そんな中でも、費用が嵩んでもいいから句会ライブをやりたいと言われ、県民文化会館のメインホールを終日借りようとされる学校もあります。しかしながら、同日にサブホールに利用予約が入っている場合はメインホールの貸し出しはしないという決まりになっているとのことで、サブホールの利用がある日に重なった場合は句会ライブを諦めなくてはならない状況に陥っています。メインホールとサブホールの同時貸し出しをしないというルールが音漏れが理由なのでしたら、句会ライブは大きな音を出すイベントではありませんので問題ないと思います。また、ワイヤレスなどの電波の問題なのでしたら、実質60分間のイベントなので開催時間を調整して対応することもできると思います。コロナの影響で、修学旅行の行き先を愛媛に変更されようとしている学校も多くあります。松山ならではのコンテンツである句会ライブを多くの地域の生徒さんに体験していただき、愛媛の良さを知っていただきたいと思っています。何とぞ対応に御配慮いただきたく、メールいたしました。

回答

 県民文化会館の予約受付に当たっては、利用希望の内容と先に入っている予約状況等から総合的に判断しております。
 御提言いただきましたメインホールとサブホールの貸出については、会場の混雑回避や音漏れのため、館内の多数の会場を貸し切った大規模行事が入っている場合や片方のホールで講演会など静かな環境で行わなければならない行事が入っている場合等に、片方のホールの利用をお断りさせていただいているケースがあると認識しております。
 なお、予約受付時には、御希望や利用内容等を聞き取り、十分な説明を行うよう会館を運営する指定管理者に伝えさせていただきます。
 状況により、御希望に添いかねる場合もありますが、改めて御相談いただきますようお願いします。
 今後とも、県民文化会館の積極的な利用をよろしくお願いいたします。

8 温泉施設等公衆浴場における従業員の業務内容について

提言

 愛媛県にある温泉施設で営業時間中の男湯に女性従業員が入ってくる温泉がありますが正当な業務である以上いくら法律上は問題ないとは言え一般的に営業時間中の男湯に女性従業員が入ってくるのは風紀上の理由によりNGだと思いますがいかがでしょうか。逆に一般的に営業時間中の女湯に男性従業員が入ってくるのは風紀上の理由によりNGとなっているわけですので営業時間中の男湯に女性従業員が入ってくるのは風紀上の理由によりNGとなっているのが当然だとおもいますがいかがでしょうか。温泉施設に行っても男湯に女性従業員がいたら男湯から女性従業員がいなくなるまで待機するはめになったり商業施設などで男性トイレに女性従業員がいたら男性トイレから女性従業員がいなくなるまで待機するはめになったり男性更衣室に女性従業員がいたら男性更衣室から女性従業員がいなくなるまで待機するはめになったりすることがあります。男湯、男性トイレ、男性更衣室に最初の時点では女性従業員はいなくても男湯、男性トイレ、男性更衣室を利用中に女性従業員が入ってきたりすることもあります。温泉施設の男湯や商業施設などの男性トイレや男性更衣室に女性従業員が入ってきたりと色々ありますので非常に不快に思います。正当な業務である以上法律上は問題ないとは言われていますがどうにか対策をしていただけないでしょうか。

回答

 各施設の衛生基準については、御存知のとおり法令等により規定されているところですが、衛生管理を行う従業員の性別までは規定しておらず、営業者の判断となっております。また、事業規模によっては、常に男女それぞれの従業員を確保することが困難な場合も想定され、一律の規制は適切でないと考えております。
 一方、営業者の対応によっては、利用者が不快な思いをされることもあると思いますので、営業者による利用者の立場に立った配慮が必要であり、温泉施設等公衆浴場に関しては、入浴される方が少しでも快適に利用できますよう、営業者に対して、マット交換や清掃の開始をアナウンスすることや、できる限り同性の従業員が清掃等を行うことなどへの協力を求めて参りますので、御理解をお願いいたします。
 なお、松山市内の公衆浴場は、松山市が管轄しているため、御意見を共有いたします。


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