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令和4年度幹部職員辞令交付式知事あいさつ

ページID:0011026 更新日:2022年4月21日 印刷ページ表示

日時:令和4年4月1日(金曜日) 11時00分

場所:県庁本館4階 正庁

 

 新年度のスタートに当たり、今、辞令を交付いたしました。これに地方局の各課長級等を含めて、この体制で1年間乗り切っていただきたいというふうに思います。ただ、基本的にこれから難しい時代に入ってくると思います。もちろん、法令順守、それに即した仕事の推進が基本でありますけれども、今までやったことをそのまま続けていくだけでは、どの仕事も手詰まり感は拭い去ることができない時代に入ってきているわけです。

 変動要因としては、現下続いておりますコロナ対応、これに伴って人々の価値観、ライフスタイル、働き方、行動様式、全てが変わる、この変動要因はかなり大きなものがあると思います。そして、もう一点はウクライナとロシアの紛争、これに基づいた経済的な影響がこの先どう出てくるのか、全くまだこの段階では読み切れない。これまでに経験したことのないような経済的な問題も発生する可能性が十分にあると思います。

 そして、もう一点は、組織改編を行いましたけれども、デジタル技術の急速な進展によりまして、われわれ行政のDXも含めて、こうした技術をいかに取り込んで、プラスの面に持っていくかという大きな変化にも対応しなければなりません。そういう意味で、かねてから申し上げてきた五つの意識改革が、今こそ必要となると思います。それぞれ皆さんは課長級昇任試験を突破し、実力で這い上がってきた精鋭ばかりですので期待をしています。ただ、そう長く待つ時間はないので、まだ来たばかりだからというのは、通用するのは1カ月という思いを持って、仕事に臨んでいただきたいと思います。

 特に今年は、大きなイベントも控えています。いよいよ始まるきずな博が南予地域、中予地域ではプロ野球オールスターゲーム、そして東予地域では2年ぶりとなるサイクリングしまなみ、こうしたことは県庁が主体となって動いていかなければなりません。さらに、コロナ対応は、場合によってはBA.2の置き換わりによりまして、再拡大があり得るというような認識の下に向き合っていく必要があると考えていますので、それぞれが緊張感を持って、実力を大いに発揮していただきたいと思います。

 去年までの皆さんの先輩が大勢県庁を去られました。非常に頼りになる管理職として、活躍をしていただきました。きっと、その背中を見て育った皆さんは、それに匹敵するように、また、上回るように活躍をしてくれると大いに期待をしております。課題は多くありますけれども、しっかりと県民のために成果を出すということで臨んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。頑張ってください。


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