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令和2年度幹部職員辞令交付式知事あいさつ

ページID:0011020 更新日:2020年4月20日 印刷ページ表示

日時:令和2年4月1日(水曜日) 11時00分

場所:県庁本館4階 正庁

 

 いよいよ今年度、新しい年度がスタートしますけれども、人事異動で、全くこれまでとは違った部署に転じた方もいらっしゃるでしょうし、そのまま内部で責任のある立場に立たれた方もいらっしゃると思います。

 一つ言えるのは、9年前に導入いたしました課長級昇任試験、今年初めて、全ての課長級以上の職員がそれをクリアした方になります。皆さん本当に実績を挙げて、また難関をくぐり抜けて課長級職に到達した方ばかりでありますから、ある意味では、最強の布陣というふうに私なりには認識をしているところであります。

 もはやこの10年間で、五つの意識改革の浸透、そしてこれまで県庁が培ってきたしっかりとした仕事の上に、スピード感と結果を求めるというようなことを皆さんは具現化してきた方ばかりだと思いますので、その点は安心してそれぞれのユニットの責任をお任せしたいと思います。

 ただ一方で県庁全体、大変大きな課題に挑戦をしていかなければなりません。もちろん今県政にとって最重要課題は、西日本豪雨災害からの復興、これはあらゆる部局共通の問題であります。

 また、現下の新型コロナウイルス対策、これは県民の命を守るという観点で言えば、県庁にとって最も重要なミッションであります。部署が変わったからといって、つまずきは許されない案件でありますので、通常ですと、就任してしばらくはというふうなことも申し上げるんですが、そうも言っていられない状況でありますから、今日この4月1日からフル稼働していただいて、経験がないところは知恵を総動員して、またスタッフのチームワークで乗り切っていただきたいというふうに思います。

 そして三つ目は、これも全庁的な課題になってきますが、あらゆる分野でデジタル戦略、デジタルシフトというものを考えていかなければならない時代に入りました。われわれの世代は、アナログの要素がすごく強かった世代でありますけれども、ここはもう時代が変わるということで、導入すべきは導入するという前向きな視点で頭を切り替えていただきたいというふうに思います。

 いずれにしましても、かねてのような与えられたことをやる、去年と同じことをやる、それではもう駄目だということだけは、はっきりしています。変化の時代であればこそ、どの部署にいてもアンテナを張り巡らせて最新の情報をキャッチする中で、政策立案を積極的に追い求めていくという姿勢が求められていると思いますので、その点は皆さん、県庁を担っていく管理職の一員になるわけでありますから、共通の思いで臨んでいただきたいというふうに思います。

 なお、先ほど今年度の新規採用職員の辞令交付式がございました。例年のようにきめ細かくフォローするというようなことができない状況でありますけども、最初が肝心であります。もう一番単純なことは、今日この日からあいさつがしっかりできる職員の指導をくれぐれもお願いしたいと思います。そして、コロナ対策に追われる中ではありますけれども、可能な限りインストラクターを中心に、彼らもいずれ、すぐにというわけにはいかないでしょうけれども、貴重な戦力として優秀な人材がそろっていると思いますので、育てるという視点も管理職の使命であるということで、ぜひ気を配ってあげていただきたいというふうに思います。

 大変な一年になると思いますけれども、また、昨日大勢の方々が退職され、県を去られましたけれども、それを補って余りあるメンバーを厳選してそろえたというふうに思っていますので、大いにそれぞれ力を発揮してください。1年間頑張りましょう。


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