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大洲・八幡浜自動車道「名坂道路」開通式知事式辞
日時:平成25年3月17日(日曜日) 14時
場所:八幡浜市文化会館
本日、地域高規格道路「大洲・八幡浜自動車道」の「名坂道路」、平成9年の事業着手以来、16年の歳月を経て開通の運びとなりました。
この間、約170戸の住宅移転の協力をお願いするなど、地権者の皆様には大きな御苦労をおかけしましたが、地元の皆様方と一緒に晴れの日の喜びを分かち合えますことを、大変うれしく存じますとともに、御列席の地権者の皆様、また本県選出の国会議員や国土交通省の方々をはじめとする関係各位から賜りました多大な御理解と御協力に対しまして、改めて感謝を申し上げる次第でございます。
大変長い年月がかかっておりますけれども、たまたまこの開通の日、私が知事の仕事をいただいておりますが、歴代の伊賀元知事さん、そしてまた事業推進を強力に推し進めた加戸前知事さん、また、新規事業採択で大変なお骨折りをいただいた、今日は残念ながら御欠席されておりますけれども、山本公一衆議院議員さん、そしてその後を引き継いだそれぞれの立場の皆さんの力の結集をもって、今日を迎えたことになります。
さて、このたびの「名坂道路」の開通は、長年の懸案であった名坂トンネル付近の交通渋滞が解消されることで利便性が向上し、旧八幡浜市と旧保内町の一体感がより一層高まるとともに、隣接する伊方町との連携も強化され、八西地域の活性化や救急医療体制の充実などに大きな成果をもたらすものと期待いたしております。
この「名坂道路」を含めた「大洲・八幡浜自動車道」は、九州、四国、京阪神を最短で結ぶ、広域高速ネットワークの形成に欠かせない道路であることに加え、近い将来発生が予想されている南海トラフ地震等の大規模災害発生時の緊急輸送道路や、万一の原発事故の際の広域避難道路としての役割を担う、いわゆる「命の道」でございます。
このため、県といたしましては、「大洲・八幡浜自動車道」の整備を県政の最重要課題の一つに位置付け、事業区間の工事促進と四国横断自動車道の北只インターチェンジまでの接続に向けて、全力で取り組んでいるところでございます。
どうか皆様方におかれましても、この「大洲・八幡浜自動車道」が1日も早く全線開通し、四国縦貫・横断自動車道と直結できますよう、引き続き、御理解と御協力を賜りますことをお願い申し上げます。
終わりに、御列席の皆様方のますますの御健勝と御活躍を祈念申し上げまして、式辞といたします。