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松山市との常駐型救急ワークステーションの設置に関する覚書調印式知事あいさつ

ページID:0010908 更新日:2014年9月22日 印刷ページ表示

日時:平成26年9月9日(火曜日) 13時

場所:知事会議室

 

 

 本日、松山市と愛媛県の間で、常駐型救急ワークステーションの設置に関する覚書を締結することとなり、大変うれしく思っています。

 御案内のとおり、救急医療は年々増加傾向にありますけれども、一方で、医師不足、あるいは地域偏在、こうしたものが深刻化しており、特に救急医療体制の充実が非常に大きな課題になっています。

 このため、県におきましては、平成21年8月に防災ヘリのドクターヘリ的運航を開始したほか、平成22年3月に県立中央病院にドクターカーを導入するなど、救急患者対策に取り組んできたところであります。さらに、平成24年6月には、松山市からの申し出によりまして、派遣型救急ワークステーションをスタートさせ、県立中央病院において、松山市から救急隊員等の派遣を受け入れ、平時は医師の指導に基づく病院実習を実施するとともに、救急出動時には必要に応じて医師が救急車に同乗して現場に急行し、救命処置を行っているところでございます。

 こうした中、この派遣型救急ワークステーションの実績を踏まえて、今回、365日24時間体制に対応できる常駐型の救急ワークステーションを設置していただく運びとなりました。これにより、救急隊員のスキルアップと医師同乗出動体制の強化が図られ、まさに県民の命を守る救急医療体制の充実につながるものと思います。

 また、県内唯一の災害基幹拠点病院である中央病院の医師と、松山市の消防局の救急隊員とのまさに顔の見える連携が深まり、南海トラフ巨大地震などの大規模災害発生時に、大きな力になるのではないかと心から期待しています。

 愛媛県では、さまざまな施策を展開する中で、市町との連携「チーム愛媛」による、あらゆる分野のチーム力というものを重視しているところでありますが、今回、こうした方向に基づきまして、松山市と県の連携プレイによって県民の命を守る力が高まるということにつながると思っております。この申し出に心から感謝を申し上げまして、挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。


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