令和3年度愛顔感動ものがたり表彰式イベント知事あいさつ

日時：令和4年2月19日（土曜日）14時00分

場所：愛媛県県民文化会館メインホール

　本日は、第8回を数えます愛顔（えがお）感動ものがたりに、人数は制限させていただきましたけれども、大勢の皆さん、お集まりをいただき、ありがとうございます。

　現在、コロナとの戦いが年明け以降、続いています。全国各地で感染拡大が続いておりますけれども、愛媛県においても、先程発表してまいりましたが、昨日は216名の方が感染確認されています。一時の360名を超える時期と比べますと、県民の皆様の努力によりまして、若干下がってきておりますけれども、まだまだ油断ができない状況が続いています。人口10万人当たりの1週間の感染の確認数は、現在愛媛県は47都道府県中44番でございますので、それだけ県民の皆さんが注意深い行動を取っていただいている結果ではなかろうかと思います。ただ、ちょっとした油断に付け込んでくるのが、今回のオミクロン株でございますので、保健所から、ぜひ県民の皆さんにお願いしたいという五つの点がございます。マスクは不織布、あるいはそれ相当のものをしっかりと着用して活用してもらいたい。人との距離を気を付けてほしい。手洗いは単に水で洗うだけではなく、流水とハンドソープを使用してほしい。お店に行くときには、入店時だけでなく、退店時にも手指消毒をしてほしい。そして換気については、1時間に2回、1回あたり数分間やらないと換気の効果がないので、くれぐれもご注意を、というような呼び掛けです。こうしたことをしっかりと行っていただいているので、なんとか踏みとどまっているのではなかろうかと思います。毎日毎日、同じようなことを県民の皆さんにお願いしておりますけれども、繰り返し伝えることが最大の効果に結び付くと信じておりますので、もう少しで日常に戻るんだという希望を持って、引き続きご協力をお願い申し上げたいと思います。

　また、今回の愛顔感動ものがたり、残念なことに新井満先生の姿を見ることができません。本当に20年前に出会ってから今日まで、いろんな面で協力をいただき、良き先輩、良き友人、良きパートナーとして、お力を貸し続けてくれました。愛媛県に多くの文化的な遺産を残してくださったのではなかろうかと思います。心からご冥福をお祈りさせていただきます。本来でしたら奥様が今日ここに来られる予定になっていたんですけれども、現在住まわれている北海道の方も感染が非常に拡大しておりまして、時期をまた変えて伺いたいという申し出をいただきました。ただ、オンラインで今日ご覧になられているそうでございます。このイベントの中で、新井さんの追悼コーナーも設けておりますので、皆さんと新井さんを偲びたいと思います。また、新井さんは千の風になって、今日この会場に来られていると思います。多くの感動的な作品が今回も寄せられており、皆さんと共に、思う存分、感動を味わいたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げまして、開会に当たってのご挨拶とさせていただきます。

　今日はどうぞよろしくお願いいたします。