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令和6年度12月知事臨時記者会見(令和6年12月12日)の要旨について

ページID:0096528 更新日:2024年12月18日 印刷ページ表示

日程:令和6年12月12日(木曜日)

時間:13時00分~13時02分(冒頭)

   13時12分~13時23分(事前通告)

場所:知事会議室

 

 

(テレビ愛媛(幹事社))

それでは知事臨時記者会見を始めます。本日は冒頭、鳥インフルエンザへの対応状況について、知事から報告があると聞いております。知事よろしくお願いします。

 

(知事)

先日、対策本部を立ち上げて対応に当たっております、12月10日に西条市で発生しました高病原性鳥インフルエンザの対応状況についてご報告させていただきたいと思います。

県では発生後、関係団体等の協力を得まして、直ちに殺処分に着手したところでありまして、今朝の10時時点でございますが、対象となる23万羽のうち6万1540羽の殺処分を終えたほか、処分した鶏等の焼却処理も並行して開始しているところでございます。  

また、発生農場周辺地域に5カ所の消毒ポイントを設置しまして、畜産関係の車両消毒を当面の間24時間体制で実施するなど、防疫措置に現在取り組んでいるところでございます。

それと、付け加えて、殺処分は数が多いので、だいたい来週の後半ぐらいまではかかるんではないかという見込みでございます。以上で報告を終わります。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

それでは事前通告しておりましたバスタの質問をさせていただきます。

先般、松山市議会でJR松山駅に整備を計画しているバスタ建設に30億から40億が必要と市が独自の試算を公表しましたが、今後の維持管理費等含めまして知事の所感をお願いいたします。

 

(知事)

はい。まず、これ単発的に語るのではなくて、系列的に捉えておく必要があると思うのですけれども、バスタ事業というのは国の直轄事業として立ち上がったものでございますけれども、現在、このバスタ事業が完成し、スタートしている場所は東京の新宿バスタ。非常に大規模なところで、ここは本当にその場所以外にバスが止められない、東京という非常に多くの方々が集うという、地方とは比較にならない条件なんですけども、バスタ事業が第1号としてスタートいたしました。

その後、いくつかの地域で、このバスタ事業のスキームを使うという手が挙がっているところでございますけれども、その中で、数年前に松山市もバスタ事業をやりたいというお話がありました。

ただ、この事業はちょっと特殊でございまして、直轄事業でありますから、市が企画をする、国と折衝する、国がオッケーになると、事業費は国が3分の2、県が3分の1、要は企画段階に全く関与していない県が、国と市が決まった段階で請求書だけが回ってくるという、非常にこれは県としては計画に意見を持たないと、とてもではないけども、県議会の合意は得られないというふうに判断をいたしました。

その結果、いろいろと県の段階で分析したところ、事業者との話し合い、それから利用者の見込み等々が見えなかったので、こうした状況の中では県負担分、県議会に諮ることは難しいということで一度お断りした経緯がございます。その後、市の方から、県負担分と同額の負担を市としても考えるという申し出がございました。これはどういうかたちでというのは別として、そういう負担をする覚悟でやりたいということでしたので、その段階で条件付きで、県の方で進めているJR高架事業が完成してしまうので、数年前から早くまちづくりを担う市の周辺整備を動かしてほしいということは申し上げてきたんですけれども、その構想が見えなかったので、バスタ単独だけではなく、JRの再開発も含めて早くプランを出してほしいと、その中でバスタの有効性が見えてくるのだと。

それからもう1点は、事業者たるバス会社との共同での必要性に関する要請がないと、とてもじゃないけど議論の俎上(そじょう)に乗せられないということで、とりあえず投げ返した経緯がございます。その投げ返したボールが返ってきた段階なのかなというふうに思っていますので、事業者と話し合ったというふうな報道は拝見していますし、それから、これちょっとよく分からないんですけど、利用台数であるとか、将来見通しはどういう試算をされているかまだ分からないんですが、年間2千、3千万円のコストがかかるけども、それは松山市さんが負担するというような声明もありましたので、ある程度の条件が整ってきたということだろうと思います。そして、全体像については市長の思いという段階でありますけれども、市議会に投げ掛けられて、議論がスタートをしたという段階でございますので、そこで今待っているという状況ではないかと思ってます。

 

(テレビ愛媛)

テレビ愛媛です。それでは今回示された試算について、知事としては一定の理解は理解されたということでしょうか。

 

(知事)

全体像の中でどういうかたちでバス事業者と合意して、本当にそれが合意しているのかどうかというものを踏まえて、まだお答えいただいてないので、そこからが県のスタートということになろうかと思います。

 

(テレビ愛媛)

今後また、市とか事業者からの説明とか。

 

(知事)

そうですね。はい。

 

(読売新聞)

読売新聞です。よろしくお願いします。

先ほどおっしゃられたとおり、国が3分の2、県が3分の1を負担するということで、事業主体である市と国と県と協議が必要だと思うんですけれども、今どのぐらい国・県・市で協議が進んでいるのかということをお伺いします。

 

(知事)

県はまだ何もスタートしてない段階ですので、先ほどの経緯のとおり、一度このままではということで投げ返して、市の方が県と同額、何らかのかたちで負担したいという申し出があったので、それに対して事業者との共同した要請であるとか、事業計画であるとか、立ち上がった後の負担の問題であるとかを明らかにしていただきたいということと、それからJR松山駅前の全体像をどうするのかというのを議論をしてもらわないとなかなか難しいんではないかということで投げ返して、今回、ボールが返ってくる一歩手前の段階ということかなというふうに思います。

 

(読売新聞)

分かりました。それでバスタに関連して、JR松山駅周辺のまちづくり全体のことで、駅のやや南側には市取得予定地と県の取得予定地があると思うんですけれども、その全体像が今ちょっとまだ見えてないのかなというところで、今後どういうふうにしてJR松山駅周辺のまちづくりを進めていくべきだというふうにお考えなのか。

 

(知事)

そうですね。まず率直に、高架事業が始まったときに大規模プロジェクトでしたから、県が高架事業を担い、周辺のまちづくりを市が担うという役割分担をして初めてできるだろうということで、合意してスタートした経緯がございます。これはもう20年ぐらい前の話になります。

県の方の高架事業もいろいろな課題があって、本当は国体に間に合わせたかったんですけれども、工事の進捗状況が遅れたり、あるいは操車場の移転という松前町や伊予市のご協力もありましたので、そういったことを先行してましたので、6年ぐらい遅れた経緯があります。

ただ、その間も松山市に対しては、いついつぐらいまでの目途が立っているので、早くまちづくりを動かさないと出来上がっても何もないという状態になってしまうんじゃないかという懸念は、記者会見等でも、直接もお話してきた経緯があります。

だからもう素直に、率直にこの間遅れたということを認識した上で、スタートした方がスピード感が上がるのではないかなと思いますので、本当に市議会での議論も必要だと思いますし、入念に練ったプラン、そのスタートというのはやっぱり首長のビジョンでありますから、そこを通じて侃々諤々(かんかんがくがく)の議論をして、早く全体像を見せていただけたらなと期待をしています。

 

(時事通信社)

時事通信社です。今回の30億、40億という額は、市議会の場で最初に公になったものだと記憶をしています。その前に野志市長であったりとか、市から県や中村知事に対してはどのような説明があったのでしょうか。

 

(知事)

いや、説明はこれからであるので、順番は別に。市で議論して、そういった方向性がある程度市議会でも同意が得られそうだというので来るんだったら問題ないんじゃないかなというふうに思います。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

テレビ愛媛です。少し話題が変わるんですけど、これもう先日、城山の土砂崩れの関係で住民説明会があったかと思います。さまざまな声が住民からも出たかと思いますが、これの知事の受け止めというのはどのような。

 

(知事)

そうですね、今日また松山市との連絡調整会が午後に予定されていますので、これ担当レベルの話もあると思いますから、今日、県のおとといの説明会を通じて受け止めた県の立場を市に伝える準備に入っていると聞いてます。

それがなされた後に、担当の方から記者会見して、県が何を伝えたのか、問題点は何なのか、そういったことを話す準備をしていると聞いてますので、それをお待ちいただけたらというふうに思ってます。

ただ私どもが申し上げたいのは、やはり住民の意向というものを気持ちというものに寄り添って、できるだけのことをするというのが大事ではないかなというふうに思ってます。

昨日の各報道ニュースを見て、ちょっと違うなと思ったのが、実は説明会というのは県が主催してるので、県市の説明会ではなくてですね、あくまでもおとといの説明会というのは県が柵の工事はやらなきゃいけないので、当然説明会をすべきという立場にあったと思いますから、県が柵の工事についての説明会を開くということでありました。

そこに市も入ってきたという説明会なので、そういういきさつというのはできれば正しくお伝えいただけたらいいな、誤解を招かないでいいんじゃないかなというふうに思います。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

その他よろしいですか。ではこれで。

 

(知事)

はい、どうもありがとうございました。

 

 

※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

 


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