ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 企画振興部 政策企画局 > 地域政策課 > 新しい地方経済・生活環境創生会議(第1回)終了後の知事囲み取材の要旨について(11月29日)

本文

新しい地方経済・生活環境創生会議(第1回)終了後の知事囲み取材の要旨について(11月29日)

ページID:0095447 更新日:2024年12月5日 印刷ページ表示
日時:令和6年11月29日(金曜日)11時22分~11時29分

場所:知事会議室
(テレビ愛媛(幹事社))
幹事社のテレビ愛媛です。
まず、今日は地方創生の有識者会議初会合ということでしたけれども、会議を終えて率直な所感をお願いします。


(知事)
そうですね、メンバーの方もいろんな分野で年齢層も幅広く、それぞれこんなことやってる、どんな視点があるというような、各委員さんからの発言がありましたけれども、そういう多彩なメンバーで構成されていることは、一つ目に感じました。

ただ、一方で地方創生という大きなテーマでの議論を進めていくわけですから、やっぱりそれに当たっては、先ほど私の発言であえて申させていただいたんですけども、やっぱりいきさつを知らない方もたくさんいらっしゃるんだなというふうに思いましたので、この地方の置かれている、ここ20年の分権論議から三位一体改革から地方創生に至り、デジタル田園都市国家構想が新たに設けられて、という一連の流れの延長で考えていかないと、ちょっと議論があっち行ったりこっち行ったりしてしまうんじゃないかなということは、ちょっと危惧した点であります。

そういったものを共有しながら、多彩な方々によって、議論が進んでいけば、面白い出口が見つかるんじゃないかなと期待をしています。


(テレビ愛媛(幹事社))
今回、知事が選ばれた意味というか意義はどのようなものがあるか。
 

(知事)
たまたま、今、知事会で地方創生・日本創造本部長をやっているので、会長の方から、僕は1回辞退したんですけども、ぜひやって欲しいということだったので、県という立場と同時に、知事会での立場もありますので、そこはうまく両方の何ていうのかな、立場というものを組み立てながら進んでいくということになろうかと思ってます。


(テレビ愛媛(幹事社))
最後にもう一点、今後、基本構想の検討に入りますが、知事としてここだけは反映して欲しいというような意見はありますか。
 

(知事)
そうですね、先ほど、あえて問題点いくつか出したんですけども、デジタル関係の交付金と地方創生交付金は、われわれ使う側からすれば、垣根はあまりないんですけれども、国の方はですね、それはデジタル庁、それは地方創生本部、もう悪い縦割りが常態化してます。だから、ここを解消していただく必要性が、まず第1点と。

それから、どうなるか分かりませんけども、税金だけではなく、民の力を活用するという観点で言えば、ふるさと納税の基金制度の創設というのは、一つの有効な手法ではないかなと思うんで、検討の遡上(そじょう)に乗ればなと期待しています。


(テレビ愛媛(幹事社))
幹事社から以上です。各社さん他に質問はありますか。


(NHK)
NHKの後藤と申します。先ほど知事の発言の中で、交付金を使いこなせる力量も自治体としては必要だと、自治体のスキルアップ、国の方としては見極める力が必要だと。そういった観点でいうと、今回の会議っていうのが、そういったところに対して、どういうふうに影響を及ぼすようになりますか。


(知事)
正直言うと、それをどういう指標でということは分からないんですけど、例えば、交付金の事業をするに当たって、Kpiをどうするのかというのも、しっかり盛り込む。そこのKpiも、よく県で言ってるように、達成可能な数字でKpi設定しても意味がないと思うんですね。

ですから、これは高い目標じゃないのというところまで踏み込める制度ができるのかどうか。一生懸命頑張れば到達できるかもしれない、というところに数値目標があって、初めて、目標というのは生きてくると思いますので、そんな議論も会議の中でしていきたいなというふうには思っています。


(NHK)
ありがとうございます。
あと一点、一部の議員からですね、やはり地方創生というと、パイの奪い合いということが付きものだっていう感じで言われているんですが、そういったところのお考えとしてはいかがでしょうか。


(知事)
そうですね、人口減少というくくりの中でそんな話が出でたと思うんですけども、根本的な解決策というのは、出生率を上げていくしかないんですよね。それ以外の方法で言えば、現在、東京に一極集中している、(東京への)流出を食い止める、あるいは、流入人口を増やすと相乗効果で踏みとどまるか、外国人人材をどう確保するかという、4つの方策を組み合わせていくしかないと思うんですけども、根本のところでは、もう本当にこれ、大転換というのはそれは無理なんですよね。

だから、今は少なくても、地方が魅力を持って、その流出を可能な限り食い止めるというふうな、魅力ある地域づくりをするということは大事なので、そこの意味で、食い合いとかいうレベルではなく、地方の魅力づくりが地域の未来を開くという観点で議論すべきではないかなというふうに思います。


(愛媛新聞)
愛媛新聞社です。国が地方創生を打ち出して10年ですが、もう一つ成果が実感しづらいところがあります。知事は、その最大の理由はどこにあると思いますか。


(知事)
なんていうんですかね、そんなことはないと思うんですよね。全部が成功するわけではないんですけども、要は地域ごとにやっぱり力量を高めて、独自政策、かねてから申し上げてるとおり、メニュー選択型行政から政策立案型行政に脱皮するんだという意欲をさらに強める、全自治体が強めていくというのが大事ではないかなというふうに思ってます。

あえて申し上げたんですけども、やっぱりそこはないがしろにすると、安直な商品券であるとか、地方型の給付金であるとか、ばらまき政策でお茶を濁したり、あるいは、たちの悪いコンサル会社の餌食になったりということにもなりかねないんで、そこはすごく大事なポイントだというふうに思います。


(テレビ愛媛(幹事社))
各社さん他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。


(知事)
はい、どうもありがとうございました。
※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。


AIが質問にお答えします<外部リンク>