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農業・農村の動き(令和6年9月)
管内の農業・農村の動き、普及指導活動の状況をまとめました。
大野ヶ原にんにく出荷反省会を開催
大野ヶ原にんにくの栽培技術向上と今後の販売戦略を検討するため、出荷反省会を開催した。
本年産は気象条件に恵まれ、収量が増加し、正品率も約30%向上したが、市場での引き合いの強さに対し、十分な生産量は確保できなかった。このため、地域に適した栽培指針を作成・配布し、栽培技術の向上について指導した。
また、今後の生産拡大を見据え、販路開拓に活用できる産地紹介リーフレットを作成した。
生産者間での栽培技術の差が大きく、高額な種にんにく代が負担となり、十分な収益が上がらず栽培意欲の低下が見られる生産者がいる。
今後は、ほ場巡回等により栽培技術指導を強化するとともに、種にんにくの自家採取に向け、標高が低い地域での試験を行っていく。
マイネットと若手女性農業者が交流会を開催
農作業の軽労化や省力化が期待されるスマート農業技術を広く紹介し、導入に向けた動きを加速させるため、セミナー及び機器の展示、ドローンの実演会を開催した。
参加者に、県のスマート農業推進方策について説明した後、かんきつ栽培、鳥獣害対策等に係るスマート農業技術を紹介した。
この後、場所を移動し、アシスト機能付トラクターやラジコン草刈機等の展示、ソバほ場でのドローン実演を見学した。
参加者からは、「ドローンによる農薬散布は初めて見た。しっかり散布できており、費用が安くなれば購入したい」などの声が聞かれ、スマート農業技術への認識を深める機会となった。
当班では、今後も軽労化や省力化に向け、展示・実演会等による体験の機会を設けるとともに、導入・普及に向け、補助事業の活用等を支援する。