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県産柑橘の新たなプロモーション関する記者発表の要旨について

ページID:0092042 更新日:2024年10月29日 印刷ページ表示

【発表資料】

愛媛県産かんきつの新たなプロモーションに関する概要 [PDFファイル/400KB]

 

日時 R6年10月24日(木曜日)

11時26分~11時39分

場所 知事会議室

 

(時事通信(幹事社))

最後に県産かんきつの新たなプロモーションについて、発表をお願いします。

 

(知事)

本当に長年を要しましたけれども、県のみかん研究所の職員が新たな付加価値を持つ品種の開発。そしてまた生産者の収益につながるような季節に収穫できるような品種の開発。こうしたことを狙いにして研究を続けてまいりました。その品種、期待の新品種と言ってもいいと思います、紅プリンセスの本格販売が来年の3月にいよいよスタートすることになります。これを機に良いチャンスだと捉えておりまして、本県が誇るかんきつを効果的PRするための新たなプロモーションを今シーズンから展開することといたしました。

まず、第一点目ですけれども、県のオリジナル3品種の連携プロモーション、これを実施いたします。

モニターに書かしていただきました。ご存じのとおり、紅プリンセスは、紅まどんなと甘平を交配して生まれた新品種でございます。またこの3品種の販売は、11月中旬からは紅まどんな、1月下旬からは甘平、そして今回の紅プリンセスは3月からと、時期をずらしながら連続してシーズンを迎えることから、これら3品種を新たに紅コレクションと命名いたします。そしてこのつながりを意識した一体的プロモーションを今後展開していきたいと思います。

また、3品種の中で、唯一「紅」が付いていない甘平には、甘平そのものの名前はこれまでどおりなんですけれども、愛称を付けさせていただきまして紅かんぺいという名前で統一することで、これで紅コレクションというような統一性を持たせるということにいたします。愛媛の紅コレクションと言えば最高級のおいしいかんきつというイメージを紅コレクションで消費者の皆様に浸透させて、本県オリジナルかんきつの一層の認知度向上とブランド化、そして全ての品種の底上げ、愛媛県産の底上げにつなげていきたいというふうに思います。

紅プリンセスは、まだまだ生産は限定的でありますけれども、春先の高級中晩柑として、既に市場に行った時なんかは前宣伝はこの数年やってきていますから、かなり生産者の皆さんからも、市場の皆さんからもご期待いただいている品種でありますことから、引き続き、安定生産や高品質化など生産振興に取り組むとともに、紅コレクションとしてのプロモーションを積極的に展開することで、この「紅」のマークですね、このロゴマークが、愛媛のおいしいかんきつの証となり、生産者の所得向上につながるよう生産者を始め、JAや流通関係者と力を合わせて取り組んでまいりますので、紅コレクション、報道各社の皆さん、ぜひPRをご協力いただけたらと思います。

次に、二点目でございますけれども、「愛媛のかんきつ 旬!旬!音頭」を活用したプロモーションを実施いたします。

言うまでもなく、本県がかんきつ王国であるゆえんは、40種類以上のかんきつが生産され、通年で出荷ができる生産体制を整えていることが大きな強みであって、他県との違いであります。ただ、どういう時期にどんなかんきつが旬を迎えているかについては、県外はもとより、県内でも知らない方が多いと思います。これまでにかんきつカレンダーなんかも作ってきましたけれども、それぞれの品種の旬の時期を県内外の方々に知っていただきたいという思いから、季節ごとにちょっと歌詞が変わっていきます。ベースの歌は一緒でございます。このたび、本県出身の歌手の水樹奈々さんにご協力いただきまして、「愛媛のかんきつ旬!旬!音頭」の歌と動画を制作をいたしました。流させていただきます。

 【動画放映】

これで季節ごとに五つのバージョンになってまいります。今回はみかんと紅まどんなですけれども、そこが変わっていくということで、この季節はこれが旬だというのがPRできるようにしていきたいと思います。水樹さんからは、「ぜひ多くの方に、愛媛のかんきつを知っていただいて、たくさん召し上がっていただけるとうれしいです。」というメッセージを頂戴しております。

なお、今回ご覧いただいた動画は、11月、12月バージョンでございます。先ほど申し上げましたように1月以降は毎月のバージョンも順次制作予定でありまして、さまざまな場面で活用していくので、こちらもPRにぜひご協力をよろしくお願いします。以上です。

 

(時事通信(幹事社))

ただ今の発表事項に関しまして、質問のある社はお願いします。

 

(愛媛新聞)

 すいません。愛媛新聞です。よろしくお願いします。紅プリンセスへの期待が伝わってくるんですけれども、今年、温州みかんがカメムシだったり、猛暑の影響だったりで生産量が心配されているんですが、もちろんできる時期が違うのであれだと思うんですけど、紅プリンセスの生育状況だったり、紅まどんな、甘平の生育状況だったり、その辺いかがでしょうか。

 

(知事)

 今のところですね、紅まどんなや甘平については、生産予想量がでてきておりまして、これは全農えひめが実施した10月1日時点の作柄調査になります。紅まどんなの生産予想量につきましては前年比108パーセント、甘平については前年比112パーセントとでております。増加ということが見込まれているんですけれども、ただお話があったように果樹カメムシ類による被害、高温による日焼け果の発生等もでてくると思いますので、今後下方修正する可能性はあると思います。今の段階では順調だと聞いております。紅プリンセスについては、生産見通しは11月下旬ぐらいになると見通しが明らかになってくると思うので、ちょっとこの時点でどうかというのはまだ公表できる段階ではございません。以上です。

 

(愛媛新聞)

 愛媛新聞です。よろしくお願いします。紅かんぺいなんですが、愛称が紅かんぺいということで、品種としては甘平のままいくということでよろしいでしょうか。

 

(知事)

 その通りです。

 

(愛媛新聞)

 あともう1点、紅プリンセスへの期待を改めてお願いします。

 

(知事)

 西日本豪雨災害が発生した時に、この品種も、もう苗木は誕生していたんですけれども、これから配布して数年かけて市場投入という段階だったんですね。そんな時に西日本豪雨災害が発生して、特に吉田町を中心とするかんきつ農家が大変な被害を被りました。特に(被害が)大きかった吉田町については、土砂災害が起こったので、すぐに現場に行きまして、30人くらいだったかな、その方々と対話を行いました。その時に、原形復旧や改良復旧や再編復旧という手立てでフォローするから、頼む、残ってほしいと、割と若い後継者が多い地域だったんですけれども、その時は皆さんもう無理だと、県外に転職も考えているというような状況だったんですが、結果としてその1カ月後答えが返ってきまして、全員残ることになったんです。その時の話し合いの中で出したのが、実は紅プリンセスでした。やるからには災害前よりも良い園地を皆と一緒に作っていきたいと、で園地だけではなくて紅プリンセスという新品種、これを必ず成功に導くために頑張りますので、一緒にやりましょうというような話をした記憶がございます。そういった西日本豪雨災害からの復興のシンボルにも位置付けられる品種なので、個人的には本当に心から期待をしています。

 

(NHK)

 NHKです。ブランド農産物においてはですね、不正な海外流出っていうのが、課題となっています。この辺り県として、どのようにブランドを守っていくかっていうのをお伺いできますでしょうか。

 

(知事)

 本当に名前だけ勝手に使われて似て非なるものが販売されていたりですね。本当に管理が難しい、国際ルールを守ってくれないところもありますので、苦慮しています。確認されたごとに可能な限り対応をしているんですけれども、似て非なるものの名称の場合は比較的アプローチの仕方が単純なんですが、本当に苗木等から持っていかれてやられた場合は、本当に管理が難しい。だから少なくとも、県の管理する例えば試験場であるとか、研究所においては本当に徹底した管理をするように全力を尽くしているところでございます。ただ昔、いちごの件があったように、本当に好意で渡した民民のやり取りから一気にやられたケースもありますので、その辺りは本当に生産者の皆さんが同じようにオリジナル品種の希少さを共有していただいて一緒になって守っていただくということをお願いしていきたいというふうに思っています。

 

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