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ベトナム・ベンチェ省人民委員会副委員長等の来県及び人材受入に向けた覚書締結に関する記者発表の要旨について

ページID:0089573 更新日:2024年10月1日 印刷ページ表示

ベトナム・ベンチェ省人民委員会副委員長等の来県及び人材受入に向けた覚書締結に関する記者発表の要旨について

日時 令和6年9月27日(金曜日)
   16時00分~16時06分

場所 知事会議室



(時事通信(幹事社))

 それでは臨時記者会見を始めます。本日はベトナムベンチェ省人民委員会副委員長等の来県および人材受け入れに向けた覚書締結について発表があると聞いております。発表後、記者クラブから事前に質問通告しています、松山市のまちづくりの将来像に関する質問と、先ほど選出された自民党総裁に関する質問をさせていただきます。それではまずベトナムの関係について、知事よろしくお願いします。



(知事)

 本年の9月30日から、もうすぐですけども、10月2日にかけまして、ベトナムのベンチェ省から、グエン・ティ・べ・ムイ人民委員会副委員長を筆頭とした訪問団が来県されることになりました。ベトナムからの適正・円滑な人材受け入れを目指す愛媛モデルの構築に向けて、副委員長の立会いのもとで、ベトナム最大手の人材送り出し機関であり、同省と連携した人材育成にも取り組んでいるエスハイ社と愛媛県との間で、覚書を締結することになりましたのでお知らせをいたします。
県ではこれまで、何度か私も訪問させていただきましたが、ベトナムとの人材交流の連携を結んできたという背景がございます。当時、愛媛県に来られていたベトナムの方が250人ぐらいだったと記憶しておりますが、その連携を受けまして2500ぐらいまで増えて、現在はもう5000人近く来ていただいている状況にあります。経済交流ミッションもこれまで4回実施してきておりますが、ベンチェ省とも2022年の8月に経済交流に関する覚書を締結いたしまして、ビジネスマッチングに取り組んでいたところでございます。

 このような中、昨年の6月でしたけども、ベンチェ省のタム人民委員会委員長が来県をされました。その際、タム委員長から、本県と同省、地域と地域の相互往来を拡大しようという話になりまして、そのときに友好関係の強化を図るためにも、ベトナム全体というよりは、ベンチェ省という一つの地域から人材を1000人愛媛県に送り出しをするという提案をいただきました。県としても人材不足が深刻化する中で、これはもう本当に産業界にとっても大変大きな提案だと思いますので、実現に向けて検討を進めていたところでございます。

 今回新たに構築する愛媛モデルは、ベンチェ省内の職業訓練学校や短期大学で学んでいる優秀な学生のうち、海外での就労を希望する学生に対して、働く場所としての愛媛県の魅力を訴求するプロモーションを実施するとともに、ベンチェ省とベトナム最大手の送り出し機関であるエスハイ社が連携して、日本語教育とキャリア教育を行った上で、県内の優良な監理団体を通じて県内企業とマッチングを行うという新しいモデルでございます。

 今後、ベンチェ省における愛媛モデルの確立に向けて、ベンチェ省からも要望されている現地の技能実習生候補者を対象としたプロモーション活動の実施を検討したいと思います。
円滑で適正な受け入れを進める愛媛モデルの構築により、ベンチェ省の人材には、こうした人材交流で東京あたりの会社が介在してトラブルを起こすケースもありますんで、安心・安全に愛媛県で活躍していただくような状況が作り出せたらというふうに思っています。以上です。



(時事通信(幹事社))

 それでは質問のある社はお願いします。



(愛媛新聞)

 愛媛新聞です。今回、愛媛モデルということですけども、改めてこのモデルの特徴というか他と違った点というのはどういった点でしょうか。



(知事)

 一番大きいのは、やっぱり最初にうちもやった政府機関と連携して、全体で人を探してくるというのは多くの自治体もやっていることだと思うんですが、ベンチェ省という一つのエリアと愛媛県、こちらも一つのエリアが地域連携の中で人材交流を行うということが、一つの新しい形というふうに思えます。

 かつ、単に橋を架けるのではなくて、送り出し機関の事前のトレーニング、そして、受け入れる側もしっかりとした監理団体に参加をされている会員さん企業への紹介ということでフィルターがかかっていきますので、先ほど申したように、送り出しの方も受け入れの方も体制をとりますんで、安全安心に交流が生まれるんじゃないかなというところに期待をしてます。



(愛媛新聞)

 あともう一点、現時点でこうした愛媛モデルを他の国の地域とかに広げていく考えというのはありますでしょうか。



(知事)

 もちろんこのやり方っていうのは初めてですので、一つの実績を作れば、日本の今の人口減少に対応するためにも、より密度の濃い安全安心な人材交流というモデルを広げることができたらなというふうには思います。



※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。
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