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高校野球愛媛選抜チームの台湾遠征に関する記者発表の要旨について
【記者発表資料】
日時 27年10月22日(木曜日)11時36分~11時42分
場所 知事会議室
(知事)
これも新しい取り組みでございます。県ではこれまで、ご案内のとおり、さまざまな分野で台湾との交流を進めてきました。航空路線の問題もありました。自転車の交流もありました。いろんな交流を続けてきましたが、さらに、今年12月に、本県の高校野球選抜チームを台湾に派遣し、現地の高校生チームと親善試合を行うことといたしました。
これは、昨年、台湾において上映されました映画「KANO」、これは、昨年の観客動員数、台湾では1位でございます。台湾の方にお会いして、この話題を出して、知らない人は本当にいないというくらい浸透しているところでありますが、私も昨年12月に、台北市と同時に嘉義市、今、大学となっていますので、そちらの方に行ってまいりました。近藤兵太郎さんの像まで建てていただいていますが、映画「KANO」の大ヒットを契機に、台湾と高校野球の交流ができないかということを県の高野連に働き掛けをしてまいりました。その中で、去る10月7日、特例として、日本高野連から正式に承認が得られましたので、実施に移していきたいと思います。日程は12月22日から29日までの8日間で、25日から27日に親善試合3試合を行うほか、嘉義農林学校を前身とする、さっき申し上げた嘉義大学を訪問するなどの交流事業を行いたいと考えております。
日本側からは、本県選抜のほか、福井県選抜、山形県選抜の3チームが参加をする予定でございます。現地で2015年台湾黒獅子旗高校野球選手権のトップクラス3校と親善試合を行う予定でございます。
今回の台湾遠征を契機に、野球王国愛媛の礎を築き、台湾野球史にも名を残す、近藤兵太郎氏の功績を後世に継承するため、高校野球の交流についてさらに検討を進めるなど、台湾との一層の関係強化を図っていきたいと思っております。以上です。
(あいテレビ)
福井と山形の選抜チームが参加する経緯について教えてほしい。
(知事)
福井県については、台湾から、逆に向こうから日本高野連に対して、春の甲子園優勝校である敦賀気比を連れてきてと、最強チームということで、そういう依頼があったため、同校が中心になると思いますが、福井選抜で遠征することになりました。
それから、山形県については、日本高野連への加盟70周年という節目の年を迎えるそうで、その記念行事の一つとして、山形も参加するというようなことになりました。こちらも選抜チームとなっています。
(愛媛新聞)
愛媛県選抜チームの監督などはまだ検討中ということか。
(知事)
まだ決まっていないですけども、選手については、近藤兵太郎さんの関係も考えると、松山商業、新田高校、そして、愛媛選抜ですから、大会上位の有力選手、そういった混合チームになるんじゃないかなと思います。
相手も、向こうのトップ3が出てきますので、強いチームで臨まないとボコボコにされる可能性があるので、やっぱり勝ってほしいですから、しっかりとした強豪チームになればなと期待しています。
(愛媛新聞)
知事は応援には行かないのか。
(知事)
いや、まだ分からないですね。11月に行きますから、ちょっと無理だと思います。
(テレビ愛媛)
これは、各県選抜が3試合ずつ、25、26、27日とも行うということか。
(知事)
そうなるんですかね。
(副教育長)
そうです。各県が3試合ずつやります。
(テレビ愛媛)
合わせて9試合行われるということか。
(知事)
そういうことです。
(保健体育課長)
各県が台湾と3試合行います。
(知事)
上位3チームと。
(テレビ愛媛)
先程、特例でという話があったが、例えば、日本選抜がハワイに行ったりする、そういう大会とは全く違う意味での特例ということか。
(知事)
はい。通常、高野連は非常に管理が厳しいですから、前にも考えたことはあるんですけども、ともかくそういうのはだめだと、選抜で、どこかに行くとか、そういうことは、非常に厳しいルールがあってですね、これが常態化すると収拾がつかなくなるので、あくまでも特例ですというふうなことになってます。それは、やっぱり、嘉農の縁というのが非常に大きかったんじゃないかなと思います。
(テレビ愛媛)
初めてということか。
(知事)
どうなんですかね。分からないですよ。その可能性はありますね、こういう形っていうのは。