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平成29年度2月補正予算案(国補正対応分)に関する記者発表の要旨について
- 平成29年度2月補正予算(国補正対応分)の概要[PDFファイル/143KB]
- 平成29年度2月補正予算(国補正対応分)について[PDFファイル/309KB]
- 平成29年度会計別予算の規模・2月補正予算款別一覧表(国補正対応分)(一般会計)[PDFファイル/50KB]
日時 30年2月7日(水曜日)14時45分から14時52分
場所 知事会議室
平成29年度2月補正予算案(国補正対応分)記者発表
(知事)
本日は、国の補正予算に対応する2月補正予算案を取りまとめさせていただきましたので、発表をさせていただきます。
先般、2月1日に国の補正予算が成立したことはご案内のとおりでございます。愛媛県としましても、これに即応しまして、防災・減災対策や農林水産業の振興などの重要な課題にスピード感を持って積極的に取り組むため、所要の経費を計上させていただきました。
主な内容ですが、まず、防災・減災対策として、大規模災害等に備えた事業などを前倒しで実施することとし、緊急輸送道路等の整備や危険箇所の早期解消、河川、砂防、港湾施設の改修などを促進するとともに、土砂災害警戒区域等の指定に向けた基礎調査を加速することといたしました。
また、伊方原発周辺地域における放射線防護機能を有した屋内退避施設の整備に取り組むとともに、私立学校の耐震化を支援することといたします。
次に、本県の基幹産業である農林水産業の振興を図るため、農業水利施設など、農業基盤の整備のほか、造林間伐の促進や林道整備などに取り組むことといたしました。
さらに、地域活性化の推進として、「伊予の媛貴海」スマの生産体制を強化するほか、地方創生拠点整備交付金を活用しまして、農林水産研究所、畜産及び林業研究センターの研究設備等の機能強化を図ることとしております。
この結果、今回の2月補正予算は、額として一般会計で161億5,762万円、特別会計で267万円、合計で161億6,029万円となります。
この補正予算案については、依然として先行き不透明な経済情勢を踏まえまして、事業の効果を速やかに波及させるため、迅速な執行が必要と判断し、2月13日火曜日に臨時議会を招集させていただきまして、審議していただきたいと考えております。
また、併せて、大洲・八幡浜自動車道「郷高架橋」建設工事の請負契約の締結及びその他の諸案件も提案する予定としております。
以上です。
(愛媛新聞)
防災・減災対策が随分進んできたと思うが、知事の中で、現在の進捗状況は、どの程度と認識しているのか。
(知事)
そうですね、この分野だけは本当に、原発も含めて終わりがない課題ですから、ゴールというのが見えないんですね。ですから、毎年毎年、いろんな新しい知見も出てきますし、今何合目とか、ちょっとそういう表現はすごい難しい分野ではないかなと思っています。ただ、河川等も含めて、根本的な解決には時間と費用がかかりますので、そういう観点から見ればまだまだというふうにいつも捉えてですね、向き合っていきたいと思っています。
(愛媛朝日テレビ)
防災・減災対策の道路や河川等の整備・改修については、どのあたりの地域の対策を重点的に考えているのか。
(知事)
これはもう満遍なく、東・中・南予に気配りをしながらですね、どの地域にもまだまだのところがたくさんありますので、そのあたりはバランスも考えて全県的に整備を進めていきたいと思っています。
(愛媛新聞)
今回、農業施設等の新たな施設というのが盛り込まれているが、その狙いは。
(知事)
1次産業の競争力強化というのは非常に大きなテーマでありますから、それを支えるのは研究所の存在と、それから営業本部と、2枚立てで進めていく必要があると思うんですけれども、特に、新品種の開発や、それからコスト削減につながるような技術の追求というのは、生産者に直接収益アップをもたらしますので、この特に研究施設のさらなるレベルアップ等については今回の国の補正予算を活用して力を入れていきたいと思っています。
(愛媛新聞)
加計学園の財政支援の関係も、2月補正ということだったが、今回の補正とは別にということか。
(知事)
そうですね。これはあくまでも、今日発表させていただくのは国の補正予算成立を受けて、それに対応する予算案のとりまとめということなので、来年の本予算と通常の2月補正については、今、最終の詰めを行っているところです。