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第1回災害対策本部会議(台風10号による本県への影響等)後の知事囲み取材について
日時 令和6年8月29日(木曜日)15時00分~15時05分
場所 第一別館3階災害対策室
(テレビ愛媛(幹事社))
それでは、幹事社から代表して2問質問いたします。日本に来る台風としては、最強に近いと言われている台風10号ですが、今後、本県においても暴風や大雨による被害を受ける可能性もあります。あらためて知事から県民に向けたメッセージをお願いします。
(知事)
はい、まず、今回の台風は速度が遅いので、場合によっては非常に大きな被害をもたらす可能性があると。その大きさは予想値でありますけど、最悪の場合は大きな爪痕や傷跡を残した西日本豪雨災害の雨量を超える可能性があると。それぐらいの規模であるということをまず受け止めていただきたいというふうに思います。そして、大事なことは何よりも人命でありますから、状況を気象庁とやり取りしながら、きめ細かく把握して対応してまいりますので、避難等の指示については各市町ごとに細かく出ていくと思いますので、県民の皆さまにおかれましては、あらかじめハザードマップを確認する、避難所のルートを確認する。そして、避難等々の情報が入ったときには、たとえ無駄足になっても早めに対応いただくと、ここにくれぐれも対応よろしくお願い申し上げたいと思います。
そして、よくこうした場合に事故が起こるのが、ちょっと港の方を見てこようとか、水路を確認してこようとか、河川の方で様子を見てこようとかこういったところで巻き込まれる形が過去にも多くありましたので、くれぐれもそういう行動は、慎んでいただきますようによろしくお願い申し上げたいと思います。以上です。
(テレビ愛媛(幹事社))
今回、愛媛県は特に、特別警報は発表されていない状況でありますけれども、この段階で災害対策本部を立ち上げたのはなぜでしょうか。
(知事)
はい、あの、やはり情報をキャッチする中で、規模の大きさとそれからスピードの遅さ、これがやはり非常に重要な、重要視した点であると同時に、また、明日にでも線状降水帯の発生も予測されておりますので、集中的にダーッと来る恐れもあるということを勘案して、昨日から市長会、町村会とも連絡を取って、ともかく無駄足になっても、早めの対応をしようということで立ち上げさせていただきました。
(テレビ愛媛(幹事社))
幹事社からは以上ですが、各社さん、その他質問のある社はお願いします。
(南海放送)
すみません、南海放送です。愛南町で言いますと、避難指示が5000人出ても実際は避難者25、26人ということで、あまり行動に結び付いていないと思うのですが、改めて知事からの呼び掛けは。
(知事)
そうですね、愛南町の情勢をまだ細かく聞いていませんけれども、指示が出ているということでありますから、本当に先ほど申し上げた通り、万が一を考えての行動をよろしくお願い申し上げたいと思います。特に、動くときというのは、暗くなる前に動くという方が安全ですから、そのあたりも考えて行動を起こしていただけたらと思います。
(NHK)
すみません、NHKです。先月の松山市の緑町の土砂災害では、避難指示が解除されて自宅に戻られている方も多いかと思います。ご自宅に戻られて不安に感じている方もいらっしゃると思うんですけれども、そういう点を踏まえてどういう対応が今後必要になってきますでしょうか。
(知事)
そうですね、具体的に避難指示を決めるのは市町になるので、私が越権行為になってしまいますから、ここで具体的なことは申し上げることはできませんけれども。やはり例え、「(住民が)えっーこの段階で」というふうなことを言われたとしても、危険、リスクを考えたときには、やはり早めに出していただきたいというふうに思います。
(テレビ愛媛(幹事社))
他に質問いかがでしょうか。よろしいですか。では以上で終わります。