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水防活動や防災対策については
わが国では、毎年、どこかの川が洪水に襲われています。もし洪水が堤防を破れば、たちまち家も田畑も水浸しになって、人の命も危険にさらされます。本県でも、毎年、家や田が浸水する被害が発生しています。
河川を管理している国土交通省や県、市町では、洪水の危険がある場合にはその警戒にあたり、堤防に危険なところを発見した場合には、水防団(消防団)が出動して堤防を守り、被害を未然に防いだり軽減させるために、堤防が破れないうちに杭を打ったり、土のうを積んだりします。
このような活動を「水防活動」といいます。
県や水防団の活動は
- 河川を管理している国土交通省や県、市町は、大雨が降ったり、台風が接近すると、雨量や河川の水位の監視を強化します。
- 県庁では、国土交通省や県の各地方局建設部、土木事務所から河川の増水の情報を受けると、市町の役場に対して、段階的に水防団(消防団)の出動を要請します。
- 県庁からの要請を受けた市町役場は、水防団(消防団)にすぐに出動するように命令します。
- 水防団(消防団)は、連絡を受けるとすぐに出動し、水防活動を実施します。
家庭での防災対策について
防災対策で大切なことは、いざというときのための心構えやその準備をしておくことです。大雨が降ったり、台風が接近しているときは、ラジオやテレビの気象情報に十分気をつけて下さい。
備えておくべき家庭での防災物資は、次のようなものがあります。
- ロープ、懐中電灯、電池、ローソク、ライターやマッチ
- 現金や貴重品、通帳、印鑑
- 毛布やタオル、セーターやジャンパー
- ラジオ、水筒、救急箱(絆創膏、傷薬、ガーゼ、包帯、胃腸薬など)
- ナイフ、缶切り、ビニール袋、非常食(ラーメン、カンズメなど)
お年寄りがいる場合:医療用品、常備薬、担架など
※赤ん坊がいる場合:ミルク、ほ乳びん、おぶりひも、おむつなど
河川の水位情報や避難場所等のお問い合せは
河川の水位や降雨量の情報については、「愛媛県河川・砂防情報システム」または、「国土交通省川の防災情報」のホームページで確認することができます。
また、河川の水位や降雨量の情報を携帯電話やスマートフォン、パソコンに配信する「えひめ河川(かわ)メール」のサービスもありますので、洪水時の警戒等にご活用ください。
- 愛媛県河川・砂防情報システム
- 国土交通省川の防災情報
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また、避難場所や水防団(消防団)の出動状況などについては、市町役場へお問い合わせ下さい。