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松山市緑町土砂災害現場の視察に係る知事囲み取材の要旨について(7月30日)

ページID:0082199 更新日:2024年7月30日 印刷ページ表示
日時:令和6年7月30日火曜日 13時24分~13時36分
場所 松山市緑町土砂災害現場

(愛媛新聞(幹事社))
 お疲れさまでした。それではですね、幹事社の愛媛新聞なんですけれども、緑町土砂災害現場の視察等について、土砂災害現場の斜面下部まで上がられてですね、現場確認をされていたと思うんですけれども、昨日、技術検討委員会の立ち上げなどもありました。いろいろ対応される中でですね、二週間ぶりの現地視察を終えて、いかがでしょうか。まずは受け止めを教えていただけますでしょうか。

(知事)
まず何よりも、改めて亡くなられた3名の方々のご冥福をお祈りし、被災された皆さまにお見舞い申し上げたいと思います。また、行方不明者捜索のために奮闘された警察、消防の関係者の皆さまに感謝申し上げたいと思います。
前の会見で申し上げましたとおり、県の役割というのもありますので、応急処置を行うということ申し上げてまいりました。ただ、下部の土砂が撤去されないと、クレーン等も入れられないということで、こちらの方は松山市さんが行ってましたので、本当に炎天下で作業された皆さまはご苦労されたと思います。本当にお疲れ様でした。
昨日、松山市から中に入れるという連絡をもらいましたので、お約束どおり、翌日の今日から土のう積みに入ります。原課からの報告では、大体500ぐらいは最低でも土のうが必要なのではないかと聞いております。そして、積み方を丁寧にやらないと、ただ置くだけでは弱いですから、非常に丁寧に積んでいくということ、それから土のうは作製準備にも入っているんですが、全部ができているわけではないので、作製するということで、大体8月の中旬ぐらいまで、土のう積みの日程が必要ではないかということでございます。できるだけ早く、全力で現場も頑張ってくれると思います。
そしてこのことと並行して、昨日、フラットな立場で調査をしていただく必要性を感じましたので、県の方で国、県、市、愛媛大学の関係者からなる検討委員会の立ち上げたところでありますけれども、非常にフラットに進めていくということは、皆さんも主体でご確認いただいたんではなかろうかというふうに思います。これは確認取れていませんけども、年内めどにというようなことの発言もあったようですからこれは並行して行ってまいりますけども、その間、県は被災当日からドローンの撮影等、いろんなデータの収集をしてましたんで、これを全部提供するということ、それから6年前からの工事等については、松山市しか持っていませんので、その資料の提供が必要になってくること、そういったことを踏まえて検討委員会が進んでいくのではなかろうかと思います。
最後に今後の工程についての、荒な見通しですけれども、この件は、あくまでも応急です。土のう積みは。これが8月の中旬。その後にこの土のうの上の、目視ですけども1500立米ぐらいの土砂がまだ残っているのではないかと言われていますので、こののり面の撤去等の作業、応急処置ですねこれも、これは松山市で行っていくということを聞いています。市から技術の協力要請がありましたので、県の土木職員も入ってアドバイスをしていきたいというふうに思います。これが完了する時期はまだ分かりませんけども、数カ月かかるんではないかと思います。これが終わりますとここで初めて応急措置が終わります。そこから本工事に入ってまいります。本工事については多分1年とか1年半とか、それぐらいの月がかかるかもしれませんが、どういう工法でやるかということについては、県の職員もアドバイスしながら、松山市が決めていくということになります。本工事ののり面の工事が進む段階で工法が決まりましたら、この土のうをのけてから、前から申し上げてるように、柵、これ県の方で行いますので、本格的な柵をどういう形でやるかを決めて、工事に入ると。その間ちょっと時間はかかると思います。以上です。 

(愛媛新聞(幹事社))
 ありがとうございます。それでは、すいません。まず幹事社からなんですけれども、現地視察に入られる前に献花もされたと思うんですが、改めてその、被災者に向けて、あとは今まだ避難されている方もいらっしゃるかと思うんですけれども、その方々に何かコメントをお願いします。

(知事)
 はい。冒頭にも申し上げましたけれども、本当に残念ながら突然の土砂災害、土石流といっても、正確に決まったわけではありませんが、言えると思うんですけども、本当に被害に遭われた方々、埋まったということもあって、本当苦しかったんだろうなと思います。本当に心からお悔やみを申し上げたいと思います。
避難されている方々、本当に一時的には市からの要請を待っているわけなんですけれども、必要なことがあれば県の立場でできることがあれば、できることは全面的に協力していきたいというふうに思います。やはり、どうしてこうなったのかということは、正確に知りたいというお声もニュース等で聞いておりますので、先ほど申し上げた、フラットな技術検討委員会の専門家の先生に、おまかせしたいというふうに思ってます。

(愛媛新聞(幹事社))
各社さん、その他質問がありましたらお願いします。

(NHK)
 すみません、いいですか。NHKです。現地ではどんな説明を受けられたんでしょうか。

(知事)
 そうですね、今日から応急の対応なので、土のうの数、積み方、それから工程の工期、等々を自分の中でも頭に入れておく必要があると思いましたので、現場を見ながら、当初は土のうも1000ぐらいはいるのかというような現場での予想もあったんですけども、そこまではいらないんじゃないかなというふうなことでした。そういった応急措置、あくまでも応急措置なので、応急措置の現状というのを現場で聞くということでございます。
それからもう一つはやはり、土石流独特の例えば流れ方とか、腐った土とか、そういうものが出てきますから、におい、間違いなく西日本豪雨災害のときにも、土石流の現場に何カ所も行っていますけども、本当にそれを思い出したような同じような状況でした。

(NHK)
例えば、そういった説明だと、県庁の中で受けるということもできたと思うんですけれども、こうやって現場に行くことの、知事が自ら赴くことの意味って、どこにあると考えてますか。

(知事)
そうですね、やっぱり現場の皮膚感覚っていうものがなければ、物事を組み立てていくときに、やっぱり臨場感ってすごく大事だと思っていますので、県庁の中で(パソコン等の)画面を見ながらやるよりは、本当にここへ来るとですね、炎天下で作業していただく方の苦労も身にしみますし、そういう意味では、(現場に)来るというのは大事じゃないかなというふうには思います。ただ、邪魔にならないように時期を見ながらということも配慮しています。

(愛媛新聞)
先ほどのお話しの中にもありましたけれども、技術検討委員会の議論について、城山の特性として、水が下で流れているだとか、いろいろポイントがあるとは思うんですけれども、知事はどんな議論が軸になると思っていらっしゃるのかが一つと、検討委員に期待するところを改めて。

(知事)
そうですね、今回ちょっとよく分からないのが、排水等の工事もあったわけですから、水の流れというのは一体どういうふうになったのか。それから巷間(こうかん)言われているような亀裂や、傾斜というものが、予兆という昨日、言葉がありましたけれども、どの程度だったのかとかいろんな問題あると思います。それも技術的にフラットな人たちが判断するというのが、一番いいんじゃないかなというふうに思います。

(愛媛新聞)
もう一点あの、本日なんですけれども、松山市さんが城、天守の営業再開を明日からスタートという状況を説明をされているみたいなんですけれども、その点については。

(知事)
僕は直接聞いてはないです。

(愛媛新聞)
例えば観光への期待であるだとか、もしくはそのまだ課題が残っていたりだとか。

(知事)
やはりこれから台風も来る大雨の可能性もあるので、本当にそこをしっかりやっていってくれた後の判断だと思うのですけれども、例えば、県の方から申し上げたのは、そういう場合は禁止区域というのをきっちりとやらないと、やった上でというふうなアドバイスを原課からしているはずですから、そういったこともやられたのかなというふうには思います。これで(営業再開で)、ロープウェイも動くようになるのですか。

(愛媛新聞)
そうですね。はい。

(知事)
平常にまでとは言わないけれども、戻ってくるということで、ロープウェイ街さんは平常に近づいてくることを願います。

(南海放送)
はい、南海放送です。ちょっと重複する部分があるかもしれないんですけれども、改めてこの二週間のタイミングで、視察に来られた目的であったり、理由っていうのをお聞かせください。

(知事)
都度、県の次なる一手、アクションというのは、お知らせしてきましたので、一番大きかったのが、この搬入路の撤去は、これ市の方でしたから、完了を待ってすぐに土のう積みと、応急措置だということを申し上げていたので、まさに今日からですから、現場に当たる作業員への皆さんへの激励も含めて、このタイミングかなと、いうふうに思います。

(愛媛新聞)
すみません。この土のうのですね応急復旧工事で、一定程度の土砂の流出であるだとか防げるというふうに、改めてですね二次災害とか備えとか、懸念はどうでしょうか。

(知事)
これさっきと繰り返しなのですけども、土のうというのはあくまでも応急なので、100パーセントということは言い切れません。だからやはり雨、大雨等の注意報、というものを的確に気象庁が情報を流して、市が避難指示等をきっちりとやっていただきたいなということと、それから応急である程度はカバーできるかもしれませんが、あくまでも応急なので、そこらあたりは忘れないでいただきたいと。しっかりとした工法で工事を完了するには、1年半から2年ぐらいはかかるだろうと、いうふうに思います。

(愛媛新聞(幹事社))
 よろしいでしょうか。すいません、ありがとうございます。


※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

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