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平成12年度再評価 審議結果(松山港港湾環境整備事業)
事業名
松山港港湾環境整備事業(今出地区)
事業箇所
松山市西垣生
事業概要
廃棄物埋立護岸 1,080メートル
埋立面積 24.5ヘクタール
埋立量 2,980千立方メートル
審議結果
漁業補償の交渉が難航しているが、相手の額に合わすわけにはいかない。
ただ、処理場は必要であることから、このまま平行線であれば、思い切った事も考えなければならない。
今しばらくは交渉をねばり強く続けていくということで、本事業は「継続」とする。
主な意見等
- 処分予定の産業廃棄物の確認。(コンクリート殻、アスファルト殻など公共事業の現場から発生するもの。)
- 漁業補償の交渉の見通しについて。(今まで漁協との交渉を60回、交渉委員会を8回行った。今後も鋭意、進めていく。)
- 東予方面での処理など、代替え案を示せば漁協も焦るのではないか。(実的な代替え案はないが、今回の見直しで状況が変わったことが、新たな交渉のきっかけになるかもしれない。)
- 環境面も考慮し、陸上運搬も含めてこの場所での確保が最適なのか。(予定地は人工海岸でもあり、現状では最適と考える。)
- 今回の今出地区に限らないが、今後、瀬戸内海の自然と景観を守るという観点から処理場としての埋め立てについてどう考えているか。(自然海浜は守っていきたい。今以上にリサイクルにも取り組みながらより効果的な方策を検討していきたいが、特にこれといった有効な方法がないのが現状である。)