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分別解体の実施手順
解体工事の場合
(1)対象建築物に関する調査の実施
対象となる建築物等、その周辺状況、作業場所、搬出経路、残存物品の有無等の調査を行います。
(2)分別解体等の計画の作成
次の事項を内容とする計画書を作成します。
- 対象建築物等に関する調査の結果及び工事着手前に講じる措置の内容
- 工事の工程の順序及び工程毎の作業内容と分別解体等の方法
- 対象建築物等に用いられた特定建築資材廃棄物の種類毎の量の見込み及びその発生が見込まれる場所
- その他分別解体等の適正な実施を確保するための措置等
(3)工事着手前に講じる措置の実施
工事の実施の前に作業場所及び搬出経路の確保等を図ります。また、残存物品等、特に家電リサイクル法の対象物について、発注者が事前に搬出を行ったか確認します。
(4)工事の施工
計画に基づいて解体工事を施工します。工事は、技術上、安全管理上等の条件を踏まえ、必要に応じて手作業又は、手作業及び機械作業の併用により行います。
新築工事の場合も、
- 対象建築物等に関する調査の実施
- 分別解体等の計画の作成
- 工事着手前に講じる措置の実施
- 工事の施工
の順に行います。
標準的な作業手順
建築物解体の場合
(1)建築設備・内装等の取り外し
(2)屋根ふき材の取り外し
土木構造物の解体の場合
- 土木構造物の付属物
- 土木構造物本体
- 基礎・基礎ぐい
の順に解体します。
注)
(3)外装材・上部構造部分の取壊し
(4)基礎及び基礎ぐいの取壊し