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松山市緑町の土砂災害に関する記者発表の要旨について(7月16日)
日時:令和6年7月16日火曜日 10時30分~10時34分
場所:知事会議室
(あいテレビ(幹事社))
それでは臨時記者会見を始めます。本日は、松山-釜山線の期間増便について発表があると聞いています。それでは知事よろしくお願いします。
(知事)
その前に、先般、松山城で土砂災害がありましたけれども、基本的な方針については、翌日のぶら下がりの会見でお話させていただきましたが、その後、進展もありましたので、ここで触れさせていただきたいと思います。
まず、何よりもその当時は、行方不明者でしたけれども、残念ながら3名の方の尊い命が失われました。本当にお亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈り申し上げさせていただきたいと思います。
また、改めて、ちょうど視察中に「発見」という大きな声が聞こえまして、本当にそれから作業を通じて、警察消防関係者が本当に懸命に、そしてまた本当に細やかなところまで気配りをしながらの捜索活動を展開されておりました。
長い期間にわたって本当に天候の悪い中、また、二次災害の恐れのある中で作業を続けられた方々全員の皆さんに本当に心から、敬意を表させていただきたいというふうに思います。
今回の土砂災害は、7月11日から12日にかけて、平年の7月、1カ月分に相当する豪雨がございました。松山市が所有する城山において幅50m、そして長さが約300mにわたって斜面が崩れ、数千立米の土砂が流出したものと推測されます。
発災当時の現場視察でも、被害の大きさを目の当たりにしまして、1日も早い住民の皆さまの日常生活を取り戻すことが重要と感じたところであり、迅速な復旧に向け、県も国や松山市と連携して、積極的に取り組む必要があると判断したところでございます。
このため、まずは不安定となった斜面が、今後の雨で崩壊する二次災害の可能性もありますので、山裾に設置している砂防施設管理者は県であります。応急復旧工事、これを県の方で実施することとし、松山市が担当する民地の土砂等の撤去が完了しないとその作業に取りかかれないので、それが完了次第、直ちにその工事に着手する準備をしております。
また、応急復旧工事と並行しまして、地盤工学等の学識経験者および国、県、松山市で構成する技術検討委員会を設置しまして、土砂災害の発生原因をしっかりと分析する必要があると考えております。これが、同様の災害が二度と起こらないよう幅広い観点から再発防止策へとつながっていくというふうに思いますので、そこでの検討をお願いしたいと思っております。以上です。
(NHK)
土砂災害にも関連すると思うんですけれども、昨日もロープウェイ街から来た観光客の方が松山城が見れなくて残念というような声も聞かれました。
一方で、大学生の長期避難で困っている声もよく聞きます。改めて応急復旧急ぎたいという考えはありますでしょうか。
(知事)
そうですね。先ほど申し上げたとおり、砂防の方の応急措置は二次災害対策になりますので、早急に行いたいのですが、道路の土砂の撤去が終わらないと作業に入れないので、そこは待つしかないなというふうに思っています。
それからぶら下がり会見のときでも申し上げたのですが、既に県営住宅それから物資、全部構えておりますので、まだ松山市から要請がきてないので、今の大学生の話とも連携してくるのじゃないかと思いますので、要請が来たらすぐに提供できる準備はいつでも整えておきたいというふうに思っています。
(南海放送)
すいません。南海放送です。土砂災害についてお伺いします。厳密な発生現場は、県が指定する土砂災害警戒区域の隙間で起きたとされています。
改めて、これは斜面の角度の問題と伺ったんですけれども、見直しであるとか基準であるとか、それについてはどういう(お考えですか)。
(知事)
国の指定基準によりますと、角度が30度以上のところが区域になるのですが、ここは下のところ緩やかになっていますので、そういった指定のマニュアルには外れていたということはあります。
それと同時に恐らくまだ、専門家の分析が必要なのですが、前の愚陀佛庵(ぐだぶつあん)のときは、土砂崩れというふうなことは分かったのですけども、今回は明らかに異なるもの、恐らく土石流が発生したのではないかなと。
恐らくこれ、当然指定区域をやるときも専門家の方が地質調査をして、こうだからこうだっていうふうなところから、決まっていくのですけども、土石流発生というのは、専門家でも予測してなかったことではなかろうかなと思います。ですから、今回、それ以外のこと、これはどういう理由で発生したかというのは、これからの分析になりますけれども、その原因が究明されて、さあどうするんだというふうなところで、当然のことながら検討をする必要は、あるのではないかというふうに考えています。
(愛媛朝日テレビ)
愛媛朝日テレビです。すいません。土砂災害の件なんですけれども、知事は発生から2日目に、現場でですね、ぶら下がりに対応していただいたと思うんですけど、松山市の野志市長は、今日になって5日目になってようやく、報道対応したということなんですけれども、広報対応という意味ではですね、早めにリーダーがですね、メッセージを発する必要があるかなと思うんですが、この辺り松山市の野志市長の対応についてどういうふうに。
(知事)
いや、それは僕が、コメントすることはないです。それぞれの行政のやり方だと思います。
(愛媛朝日テレビ)
はい、分かりました。
※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。
場所:知事会議室
(あいテレビ(幹事社))
それでは臨時記者会見を始めます。本日は、松山-釜山線の期間増便について発表があると聞いています。それでは知事よろしくお願いします。
(知事)
その前に、先般、松山城で土砂災害がありましたけれども、基本的な方針については、翌日のぶら下がりの会見でお話させていただきましたが、その後、進展もありましたので、ここで触れさせていただきたいと思います。
まず、何よりもその当時は、行方不明者でしたけれども、残念ながら3名の方の尊い命が失われました。本当にお亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈り申し上げさせていただきたいと思います。
また、改めて、ちょうど視察中に「発見」という大きな声が聞こえまして、本当にそれから作業を通じて、警察消防関係者が本当に懸命に、そしてまた本当に細やかなところまで気配りをしながらの捜索活動を展開されておりました。
長い期間にわたって本当に天候の悪い中、また、二次災害の恐れのある中で作業を続けられた方々全員の皆さんに本当に心から、敬意を表させていただきたいというふうに思います。
今回の土砂災害は、7月11日から12日にかけて、平年の7月、1カ月分に相当する豪雨がございました。松山市が所有する城山において幅50m、そして長さが約300mにわたって斜面が崩れ、数千立米の土砂が流出したものと推測されます。
発災当時の現場視察でも、被害の大きさを目の当たりにしまして、1日も早い住民の皆さまの日常生活を取り戻すことが重要と感じたところであり、迅速な復旧に向け、県も国や松山市と連携して、積極的に取り組む必要があると判断したところでございます。
このため、まずは不安定となった斜面が、今後の雨で崩壊する二次災害の可能性もありますので、山裾に設置している砂防施設管理者は県であります。応急復旧工事、これを県の方で実施することとし、松山市が担当する民地の土砂等の撤去が完了しないとその作業に取りかかれないので、それが完了次第、直ちにその工事に着手する準備をしております。
また、応急復旧工事と並行しまして、地盤工学等の学識経験者および国、県、松山市で構成する技術検討委員会を設置しまして、土砂災害の発生原因をしっかりと分析する必要があると考えております。これが、同様の災害が二度と起こらないよう幅広い観点から再発防止策へとつながっていくというふうに思いますので、そこでの検討をお願いしたいと思っております。以上です。
(NHK)
土砂災害にも関連すると思うんですけれども、昨日もロープウェイ街から来た観光客の方が松山城が見れなくて残念というような声も聞かれました。
一方で、大学生の長期避難で困っている声もよく聞きます。改めて応急復旧急ぎたいという考えはありますでしょうか。
(知事)
そうですね。先ほど申し上げたとおり、砂防の方の応急措置は二次災害対策になりますので、早急に行いたいのですが、道路の土砂の撤去が終わらないと作業に入れないので、そこは待つしかないなというふうに思っています。
それからぶら下がり会見のときでも申し上げたのですが、既に県営住宅それから物資、全部構えておりますので、まだ松山市から要請がきてないので、今の大学生の話とも連携してくるのじゃないかと思いますので、要請が来たらすぐに提供できる準備はいつでも整えておきたいというふうに思っています。
(南海放送)
すいません。南海放送です。土砂災害についてお伺いします。厳密な発生現場は、県が指定する土砂災害警戒区域の隙間で起きたとされています。
改めて、これは斜面の角度の問題と伺ったんですけれども、見直しであるとか基準であるとか、それについてはどういう(お考えですか)。
(知事)
国の指定基準によりますと、角度が30度以上のところが区域になるのですが、ここは下のところ緩やかになっていますので、そういった指定のマニュアルには外れていたということはあります。
それと同時に恐らくまだ、専門家の分析が必要なのですが、前の愚陀佛庵(ぐだぶつあん)のときは、土砂崩れというふうなことは分かったのですけども、今回は明らかに異なるもの、恐らく土石流が発生したのではないかなと。
恐らくこれ、当然指定区域をやるときも専門家の方が地質調査をして、こうだからこうだっていうふうなところから、決まっていくのですけども、土石流発生というのは、専門家でも予測してなかったことではなかろうかなと思います。ですから、今回、それ以外のこと、これはどういう理由で発生したかというのは、これからの分析になりますけれども、その原因が究明されて、さあどうするんだというふうなところで、当然のことながら検討をする必要は、あるのではないかというふうに考えています。
(愛媛朝日テレビ)
愛媛朝日テレビです。すいません。土砂災害の件なんですけれども、知事は発生から2日目に、現場でですね、ぶら下がりに対応していただいたと思うんですけど、松山市の野志市長は、今日になって5日目になってようやく、報道対応したということなんですけれども、広報対応という意味ではですね、早めにリーダーがですね、メッセージを発する必要があるかなと思うんですが、この辺り松山市の野志市長の対応についてどういうふうに。
(知事)
いや、それは僕が、コメントすることはないです。それぞれの行政のやり方だと思います。
(愛媛朝日テレビ)
はい、分かりました。
※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。