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入浴施設の排水口による事故にご注意ください。
平成22年11月に、入浴施設のジェットバス(噴流式泡風呂)における事故がありました。この事故は、浴槽側面の排(環)水口の蓋が外れており、子どもが足の先を吸い寄せられて打ちつけた(治療を要するけがはなし)というものでした。
入浴施設における排(環)水口による事故については、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)によれば、平成12年度から平成22年10月末までに、10件の発生が報告されており、体の一部が排(環)水口に吸い込まれたり、吸い付いたといった内容の相談が寄せられており、入浴施設の排(環)水口の構造は、プール施設のものと同様・類似のものもあることから、このような入浴施設における排(環)水口による事故を防止するためには、プールの管理に関する考え方が参考になると考えらるので、プールにおける排(環)水口による事故について「プールの安全標準指針」(平成19年3月、文部科学省・国土交通省)を参照しつつ、排(環)水口の蓋等がきちんと装着されているかの日常点検や、安全な構造であるかの確認など、吸込み事故防止のための措置を適切に講じるようお願いします。