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「えひめゼロカーボン・チャレンジ2050!」の開始に関する記者発表の要旨について

ページID:0074561 更新日:2024年5月28日 印刷ページ表示

「えひめゼロカーボン・チャレンジ2050!」の開始に関する記者発表の要旨について

日時 令和6年5月23日(木曜日)11時32分~11時42分
場所 知事会議室

(愛媛朝日テレビ(幹事社))
最後に、「えひめゼロカーボンチャレンジ2050(ニ―ゼロゴ―ゼロ)」について、知事お願いします。

(知事)
脱炭素社会の実現、これは世界的な大きなテーマでありますけれども、今年度から、「えひめゼロカーボンチャレンジ2050!」と題した新たな取り組みをスタートするので、発表させていただきたいと思います。
地球温暖化の進行に伴いまして、平成30年の豪雨災害をはじめ、国内外で異常気象等が頻発し、世界的に脱炭素に向けた動きが加速化しております。
本当に、ここ数日の気温上昇もそうですし、冬場の寒さが本当に今年はコートがいらないくらいの日々が多かったように思うんですけども、多くの方々がこの温暖化、数字的にもデータとして出てるんですけども、生活の中で実感しはじめている時代に入っているじゃないかなと思います。
その原因を摘んでいかないと、さらに温暖化が進んで、やがて将来大変なことになるのかなというのが、今の段階ではないかなというふうに思います。
こういうときがすごく大事だと思いますので、県は本年1月に、「愛媛県地球温暖化対策実行計画」を改定いたしました。国全体の流れもありますので、温室効果ガス排出量を2030年度までに2013年度比で46パーセント削減、2050年までに実質ゼロとする目標を掲げたところでございます。
こちらもまた非常に高い目標になっております。文字通り「オール愛媛」の体制で取り組むことが不可欠であり、県民一人ひとり、各企業それぞれが、県も一緒になってゼロカーボン実現を目指した積極的なチャレンジが必要でございますので、お願いしたいと思います。
今回の取り組みは、「県民の皆さん」「企業」「県そして自治体」の各主体ごとに三つのプロジェクトから構成されております。
一つ目は県民の皆さんを対象とした「デカボえひめプロジェクト」。デカボって最近よく使われるようになったのですが、英語で脱炭素を表す「デカーボナイゼーション」の略称して「デカボ」「デカボ」と言っているということになりますけども、この略であります。
このプロジェクトは、県民の皆さんの脱炭素に向けた意識改革と行動変容を促すため、デジタルとリアルを融合させたさまざまなプロモーションを戦略的に展開し、国連公認の算定ツールこれを活用したいと思っております。国連公認の算定ツールを活用して個人のCo2排出量を独自に見える化する。全国の自治体では初めての取り組みにはなりますが、見える化をしたいと思っていまして、楽しみながら脱炭素アクションを実践することにより、温暖化対策に自らも貢献している実感が得られる仕掛けを設けるものでございます。具体的な内容は、来月予定しているキックオフイベントで発表させていただきたいと思いますので、ぜひ、多くの県民の皆さんにチャレンジをしていただけたらと願っております。
なお、国においても、脱炭素社会に向けた国民運動「デコ活」を実施しており、今回の取り組みは「愛媛版・デコ活」と言えるものでありますが、具体性や実効性等の点では、より先進的・先導的な事例となり得るよう組み込んでいきたいと思っていますので、期待しております。
二つ目は、企業を対象とした「えひめ脱炭素経営支援コンソーシアム」による企業のチャレンジ支援でございます。
本年3月に、県と伊予銀行、愛媛銀行の3者で立ち上げましたコンソーシアムを軸に取り組むものでございます。
愛媛県は、温室効果ガス全排出量のうち、全国平均の実に2倍近い約6割を産業部門が占めているのが特色でございます。また、それが大きな課題にもなっているところでございます。その対策として、脱炭素の取り組みを単なるコストや負担と捉えずに、収益改善やビジネスチャンスにつながる視点を重視した支援を行うことで、企業連携による新たなビジネスモデルの創出やCo2削減価値を付加した製品の開発・改良等を促して、県内企業の脱炭素ビジネススタイルへの転換を後押ししていきたいというふうに思います。
三つ目は、公約にも掲げさせていただきました「とべもり+ゼロカーボン夢プロジェクト」でございます。
脱炭素に向けては、地方自治体である県も先導的に取り組んでいく必要があります。その先進的かつ象徴的な事例として、とべもり+(プラス)エリアで2030年までのゼロカーボン実現にチャレンジをすることとしております。
具体的には、太陽光発電に加えまして、県民参加型の回収運動等によって確保した廃食用油を動力源とするバイオマス発電、小水力発電、風力発電、車両のEv化など、多様な設備等の導入を計画的に進めて、本エリアを「再エネのテーマパーク」にすることで、脱炭素と魅力向上による誘客促進、そして誘客時の啓発に結び付くよう、複数の問題を実現するように頑張っていきたいと思います。
この三つの取り組みに加えまして、既存の事業もフル活用し、県民の皆さんや企業のゼロカーボンに向けたチャレンジをさまざまな形で支援していくほか、新たに「ゼロカーボン・ポータルサイト」を立ち上げて、各種情報を積極的に発信していきたいと思います。
この実現は世界共通の目標であり、本当に重要な課題でございます。本県では、脱炭素への挑戦を地域課題の解決や地方創生に資する機会と捉えて、今回の「えひめゼロカーボン・チャレンジ2050!」を契機に取り組みをさらに加速させて、県内で脱炭素ドミノを生み出すように頑張って、目標とする排出量実質ゼロの達成を実現していきたいというふうに思います。

(愛媛朝日テレビ(幹事社))
ただ今の発表事項に関して、質問のある社はお願いします。

(愛媛朝日テレビ)
すみません、愛媛朝日です。これらの三つのプロジェクトや新規のポータルサイト等を通しまして、最終的にはゼロカーボンだということだと思うんですけれども、具体的な段階の数値目標みたいなものってあったりするんでしょうか。

(知事)
年度ごとは出てないんですけど、もちろん年度ごとのチェック、どれぐらい進捗したかというのは公表もしていきますので、それで追いかけていきたいというふうに思ってます。
それと企業の取り組みというのは、例えば四国中央市の協議会の取り組みなんかはしばらくの間は効果がなくて、ある一定の時期が来たらドーンと効果が出るっていうような取り組みもあるんで、なかなかこの年度にならしてっていうのが見えづらい産業、さっき申し上げたように愛媛県の場合、産業関係が非常に多い、多くのシェアを占めてるんで、ちょっと県民の皆さんの取り組みによっての政策推進であれば割と平準化した形で結果が出ると思うんですが、産業の取り組みの場合は、おそらく、こうこうこうこうっていうような形になるんじゃないかなというふうには思うんですけどね。


※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。
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