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令和5年度愛媛県内ふるさと納税の実績について

ページID:0070840 更新日:2024年5月1日 印刷ページ表示

 

【記者発表資料】

令和5年度愛媛県内ふるさと納税の実績 [PDFファイル/198KB]

 

日時:令和6年4月25日(木)11:09~11:17

場所:知事会議室

 

(NHK(幹事社))

令和5年度愛媛県内ふるさと納税の実績について、知事から発表をお願いいたします。

(知事)

令和5年度の県および県内の市町に寄せられたふるさと納税の実績を取りまとめたので、発表させていただきたいと思います。

まずは何よりもふるさと納税による寄附として、県および県内市町を応援していただいた全ての方々にお礼を申し上げたいと思います。いただいた寄附金は寄附者が希望される事業や県の重要施策等に充当することとしておりまして、県が直面している、先ほど申し上げた大きな目標である少子化・人口減少対策や、防災・減災対策など、地域課題の解決に活用をさせていただきたいと思います。

実績につきましては現時点では速報値でありますが、県全体で市町も含めて88万3000件、127億8000万円となりまして、件数、金額とも過去最高となっております。前年度実績からみてみますと約40億円、45%の増となっておりまして、県や市町が、返礼品の開発やECサイトの充実などに取り組んだ結果の現れではないかと考えます。

県分につきましては、これまで県は市町の財源確保の邪魔をしてはいけないということで、様子を見ながらという取り組みを基本に置いておりますが、その県分についても、前年度比で約3倍の1億3000万円となりました。県の返礼品では、紅まどんなや甘平などのかんきつ類が高い人気であったことに加えまして、県内の宿泊施設を利用できる宿泊クーポンにも多くの注文をいただいております。

また、昨年10月からは、特に苦戦が目立つ県内9町に対する支援に初めて取り組みをさせていただきましたが、これはまだ金額的には、今、種まきの段階なんで大きくはありませんが、9町に係る寄附金額は227万8000円にとどまっております。県として各町の地元産品や観光など地域資源に付加価値を加えまして、新たな返礼品として取り扱えるよう、町や県内外の企業等とのマッチングなどを積極的に行っておりますし、さらに進めていきたいと思います。

例えば、昨年9月に私も連携協定締結の調印式に立ち会わせていただきましたが、松野町、県内でも一番人口の少ない町でありますが、ここと同町に生産工場があるカニカマ製造会社の連携による返礼品の商品化や、松前町のショッピングセンター内の飲食店で使用可能な電子商品券の開発など、県が関わることで新たな返礼品の開発にもつながったケースが出てまいりました。

また、まだ詳細は発表できませんが、将来の町の返礼品にすることも視野に入れ、人気のある食品の加工場の誘致にも、県・町が一体となって取り組みを進めているところでございます。

今年度は、今年1月に委嘱したふるさと納税の運営に造詣の深い外部専門家と県の職員が、各町を訪問しながら課題やニーズを把握し、返礼品の開発、そしてまた寄附先として選択されるためのノウハウ等のアドバイスを行っていくほか、地元事業者等も交えた個別相談会を開催するなど、9町の寄附額増加にいよいよ準備を終え本格的に取り組んでいくこととしております。

ふるさと納税制度は、地域独自の少子化・人口減少対策などを実施する上で重要な財源確保に加えまして、地域の魅力を、これを通じて発信して、全国から思いを寄せていただけるファンを増やす有効な手段ともなります。関係人口の構築を通じて、観光客の誘致や移住の促進にもつながる重要な施策として位置付けて、引き続き、関係機関と連携を取りながら進めてまいりたいと思います。以上です。

 

(NHK(幹事社))

ただ今の発表事項に関して、質問のある社はお願いします。

 

(NHK)

それでは改めてですが、過去最高、昨年度ということで更新したということですけれども、やはりどういったところを愛媛県内の市町、県を寄附者の方から選んでもらったなというふうに、知事は感じてらっしゃいますか。

 

(知事)

そうですね、やはり愛媛県の人気ある特色、県の方で開発をして、そして全体的にその栽培を生産者にお願いして、確立してきたかんきつ、これがやはり非常に人気になってきているなと改めて実感します。特に、10年前というのは市場関係者ですら愛媛県は「種類が多すぎて分からん」というような声を多数いただきましたけれども、むしろそこが強みですと、いわば周年供給体制、他県にない40種類にわたる品揃え、多品種で高品質であるということこそが、強みであるというのがようやく浸透してきたかなというふうなことは、このふるさと納税のチョイスを見ても実感しているところであります。

マーケティングの理論から言えば、まんべんなくやるよりは、何か突出したものを作って、裾野を広げるというふうなことが正常でありますから、そういう意味でかんきつの果たす役割っていうのが非常に大きいなというふうに思ってます。

 

(時事通信)

時事通信の山口と申します。よろしくお願いします。

先ほど話されていた9町への配分であったりとか、工場の返礼品の開発だったりとか、市と町の格差があるからそれを是正するために県がちょっと乗り出しているという背景があったと思われます。その中で令和4年度と令和5年度を比較してですね、まだ速報値だと思うんですけども、市と町の差というものは縮まったのか、それともどういうふうに分析をされているんでしょうか。

 

(知事)

金額的にまだ縮まってるわけではないんですけども、本当に数千人の町でふるさと納税で全国に宣伝をする、商品開発をするというのはなかなか難しいと思いますんで、そこをお手伝いするということと、それから小さなところでも成功した事例がありますから、そういった事例を県の仲介によってその町の職員さんに伝えることで、刺激をもたらしていくというようなことが我々の役割かなと。

もう一つは、小さな自治体ではできない宣伝についてマッチングさせていくっていうふうなところでお手伝いをしたいというふうに思ってます。

すぐに実績が上がるわけではないかとは思いますけども、それぞれの町の魅力がありますので、それをどう輝かしていくかというお手伝いを徹底的にしていきたいなというふうに思っています。

 

 

※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

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