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ひめボス宣言事業所認証制度に関する知事記者発表の要旨について

ページID:0007051 更新日:2023年7月21日 印刷ページ表示

【記者発表資料】

日時:令和5年7月19日(水曜日)11時9分~11時19分

場所:知事会議室

 

(南海放送(幹事社))

よろしいでしょうか。では続きまして、ひめボス宣言事業所認証制度について知事お願いします。

(知事)

これまでも繰り返し述べてまいりましたが、喫緊の課題である少子化・人口減少問題につきましては、若者の地元定着の鍵を握る県内の企業、事業所の皆さんに危機感を持っていただき、賃金アップはもとより、女性活躍の推進や仕事と家庭の両立支援に取り組んで、男女問わず選択される魅力的な職場作り、企業へと変革を図っていただくことが非常に重要になってきております。

このため県では、こうした企業の変革への取り組みを強力に後押しするため、今年度、これまで取り組んできた愛媛県版イクボス「ひめボス宣言制度」を新たに創設した奨励金制度を含む「ひめボス宣言事業所認証制度」へと大幅バージョンアップして、関係団体や企業等を訪問して、趣旨の説明等を行ってきたところでございます。

このたび、申請受付の準備が整いましたので、8月1日からの受付開始と新たなロゴマークの完成について発表させていただきたいと思います。認証につきましては、2段階、基本認証と、より高い要件をクリアした場合のスーパープレミアム認証、この2段構えとしております。

まず、画面下の基本認証の方でございます。紫の方ですね。事業主による、まず取り組みの宣言、そしてまた法に基づく行動計画の策定など四つの要件、今示している通り四つの要件を整えた事業所を認証することといたしております。またその右側になりますが、実績に対する奨励金20万円でございますが、出産・育児等を理由として退職した女性の再雇用や男性の育休取得日数の増加、あるいは取得率の向上等について、一定の実績を上げた事業所に対して支給を行うこととしております。

次に画面上側の上位認証となるスーパープレミアム認証でございますが、基本認証の要件に加えまして、従業員全体に占める女性労働者の割合や、男性の育休取得率100%など、より高いハードルの要件を目指していただくこととなりますが、これを達成した事業所に認証と併せて、100万円の奨励金を支給することといたしております。

なお、どちらの奨励金も支給は1事業所当たり1回限りとさせていただきます。そして対象は、原則として常時雇用する従業員20人以上300人以下の企業、こうした企業とさせていただきます。これらの認証や奨励金の支給に関する申請につきましては、8月1日から専用サイトで受付を開始し、今後は認証を受けた企業等の紹介など、サイトの充実を図ってまいりたいと思います。

また301人以上の企業や自治体については、奨励金支給の対象とはなりませんが、基本認証およびスーパープレミアム認証、どちらも受けることはできますから、私も県庁の事業主という立場で宣言書に署名をし、こちらの方ですね。8月1日に、まずは基本認証を受けるための申請を県庁として行うこととしておりまして、県内自治体の皆さんにもぜひ認証取得に向けた申請をお願いしたいと思います。

これで県としてはもう署名しましたので、申請させていただきます。ただ県は今申し上げたように、人数多いですから奨励金の対象ではないと。認証ということで申請いたします。

次に、新たなロゴマークについて説明をさせていただきます。より良い社会・会社の実現のため、手を取り合い、美しい未来の花を咲かせること、これをコンセプトに、一つ一つのオブジェクトが人を表して、多様な価値観を持つ人々がそれぞれ尊重しながら集まることで、中心にみかんの花の形が浮かび上がるデザインとしております。この二つのデザインのうち、左側の5色の人型のマークを基本認証、右側の一層輝きを強めた企業を連想するゴールドの人型のマークをスーパープレミアム認証の企業が使用することができるようにします。より高いレベルで男女とも働きやすい職場環境を実現している企業として、特に採用時におけるPR等、こうしたところで積極的に活用していただけるのではなかろうかと考えておりますので、チャレンジのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

さらに県では企業だけでなく、個人の意識の変革も不可欠でありますことから、男性の家事参画や育休取得の促進に向け、「えひめスクラムプロジェクト」と銘打ちまして、今後企業を対象とした男性育休に関する講座、育休中の男性による交流イベント、家庭内の家事の見える化を図り、家事シェアを促進するキャンペーンなど、さまざまな事業を展開する予定でございます。ぜひ企業経営者の皆さんには、従業員の参加に対する理解と周知をお願いしたいと思います。

こうした取り組みは、職場環境の改善を通じて、県内雇用に結び付けて、人口減少問題に対策する一環としても位置付けておりますので、よろしくお願いいたします。

最後に改めて企業や事業所のトップの方には、このまま人口減少が進めば、地域の雇用の創出や消費の減少等につながり、ひいては経営基盤を揺るがしかねない未来になってしまうことを強くご認識いただきまして、基本認証はもとより、さらに上のスーパープレミアム認証を目指していただくことで、新しい「ひめボス宣言事業所認証制度」が愛媛のスタンダードとして広く根付き、オール愛媛で人口減少問題に立ち向かっていけるよう、皆さんのご理解ご協力をお願いしたいと思います。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

ただ今の発表事項に関しまして、質問のある社はお願いします。

(テレビ愛媛)

すいません、テレビ愛媛ですが、8月1日から実際に申請の受付ということですが、これまで説明会行われて、今のところ賛同を得られるような企業の見通しというのは。

(知事)

非常に皆さん関心は高いですね。今回特に初めてこの奨励金制度も設けたということもあって、努力に対する対価が具体的に示されるということで、取り組みやすい環境が整えられたと思います。ただかなりハードルは高いですから、いろいろと検討されている段階ではないかと思いますけども、ただ前々から説明してる通り、例えば愛媛県では、18歳から22歳までの女性の県外流出が顕著ですから(※)、やっぱりそのアンケートによると、職場環境、賃金だけではなくて、キャリアアップ、あるいは子育てへの理解、こうしたところに着目をしている世代になってきているというふうなことも併せて説明の中で伝えておりますので、だからこういう職場改善をしなければ採用がおぼつかなくなってしまう時代が来てるんだということが広がっていけば自然とチャレンジする企業は増えてくるんではなかろうかと思っています。

(テレビ愛媛)

当面の目標みたいなものはどのようなものが。

(知事)

基本認証はですね、目標数、3年間で2,000社、上位認証は150社、プレミアムですね。これを目標に掲げておりますが、非常にハードル高いところもありますので、県でも専門家派遣による伴走支援、あるいは経営者向けの理解促進セミナーの開催など、広がりを持たせるような取り組みも併せて行っていきたいというふうに思っています。

(南海放送)

すいません、南海放送です。積極的な意識が高い企業がある一方で、一部の中小企業なんかでは理解が進まないだとか物理的に難しいというところも、声もあるんですけども、そうしたところに県としてのフォローだとか支援というのは考えていますでしょうか。

(知事)

そうですね、その支援というものが今申し上げたこの奨励金であり、それから説明会、いろんな各種セミナーの取り組みになるんですけども、ただ本当にこういうことをやらないと人が確保できなくなる時代がもう既に目の前まで来てしまっているということを意識として広げていく機会になればなというふうに思ってます。すなわちそれによって自動的にそういったことに取り組まなければ業が成り立たなくなってしまう時代が来ると。というのは今、これからもうしばらく少子高齢化は続きますので、雇用環境っていうのは本当に売り手市場ずっと続いていきますから、企業の存続を考えたときにも、やはりそういった面で、経営者として取り組まなければ時代を乗り越えられないというふうなことに時代がなってきてますので、できるだけ早くそういうふうなところへの取り組みを始めてくれたらなと。そしてそれが広がっていけたらなと。その結果として愛媛県全体が本当に良い職場が多い地域なんだというふうな色彩が色濃く出るようになれば、先ほど申し上げたような県外流出の食い止めにも結果的には結び付いて行くんではなかろうかと期待をしてます。

 

愛媛県における転出超過が一番多い層は、20歳から24歳の女性で、1,066人の転出超過(令和4年)

議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

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