ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 観光スポーツ文化部 観光交流局 > 航空政策室 > 松山空港国際線に関する記者発表の要旨について

本文

松山空港国際線に関する記者発表の要旨について

ページID:0069919 更新日:2024年4月16日 印刷ページ表示
日時:令和6年4月11日(木曜日) 11時15分~11時28分

場所 知事会議室


(愛媛朝日テレビ(幹事社))
 次に、松山空港国際線について、知事お願いします。

(知事)
 昨年の3月から松山-ソウル便が再開をいたしまして、その後、デイリー化の増便が実現をいたしました。現在は週7便が松山空港とソウルの間を飛んでいますけども、さらにそれに加えて、週5便の期間増便ですね。これを行うことが決定したとの連絡がチェジュ航空からありましたので、お知らせをいたします。

 増便の期間は、本年の6月1日土曜日から10月26日土曜日まで、約5カ月間の期間限定で、現在、毎日午後に運航されている1便に加えまして、火・水・木・金・土曜日の週5日は、午前中にそれぞれ1便が追加される予定でございます。ダイヤ等の詳細は配付資料のとおりでございます。

 なお、現在、チェジュ航空では、6月からの増便に向けまして、松山空港関係機関等との間で最終的な詰めの調整を行っているところであり、今後、諸事情により、運航スケジュール等が変更となる場合もあるかもしれませんので、それはご留意をいただきたいというふうに思います。

 ソウル線の状況なんですが、昨年10月末から、松山空港国際線としては初のデイリー運航が実現し、地方都市でもコロナ5類移行後、日韓路線、多数運航が始まっております中で、県では、訪日の需要を着実に本県に取り込むことができるように、SNS等のデジタルツールを効果的に活用し、本県の強みであるゴルフやサイクリングなど体験型コンテンツの魅力を発信してまいりましたが、また、現地の大手旅行会社、インフルエンサー等を招きまして、しまなみ海道をはじめ、内子・大洲の南予の街並みなど県内各地の豊富な観光資源について積極的なPR・営業活動を行っております。

 チェジュ航空の社長も来られまして、ご案内をさせていただきましたが、松山は魅力的なコンテンツがありますけども、やはりそこだけでは1回だけで終わってしまうんじゃないかということもおっしゃられてましたので、東予・南予もご案内したところ、こんなところがあるのかと言って、チェジュ航空の関係者も非常に、ある意味では驚嘆の声を上げておられました。

 これを積極的に、チェジュの方でも宣伝しようということで、そこに韓国のまあ、独特のあれなんですかね、SNSやインスタグラムの拡散がかなり大きな影響を与えているようでありまして、順調な搭乗率につながっているようであります。また、場所が広がることによって、2回目、3回目というようなお客さんにも結び付いていると聞いております。

 また、利用促進策の一環として実施しております、松山空港と松山市内中心部を結ぶ韓国人旅行客向け送迎バスの運行や、県内観光施設の割引券の配布が好評と聞いております。そして、宿泊施設や飲食店等でのスタッフのおもてなしを含め、「韓国人旅行客にも優しい都市」として利用者による先ほど申し上げましたブログやクチコミを通じて、現地で注目を集めているとチェジュ航空から評価をいただきました。

 これらの取り組みの結果、デイリー化後の平均搭乗率は9割を超えておりまして、直近の3月には95パーセントの搭乗率を記録するなど、日本の地方路線の中でもトップクラスの搭乗実績となっておりました。

 加えて、昨年、実は11月の段階でチェジュ航空のキム社長には、利用が順調であればさらなる増便も検討していただきたいということをお話しさせていただき、場合によってはぜひやりたいという声もいただいておりました。まあ本当にデイリー化からわずか半年という短い期間で増便の決定をいただいたチェジュ航空さんに、心から感謝を申し上げたいと思います。

 また松山空港では、コロナ禍で、やがてはということを踏まえまして、スポットの増設と国際線のカウンターの設置に取り組んでまいりましたが、国際線旅客ビル第1期拡張工事も完了しまして、利用者の皆さんには、さらに快適に国際線を利用できる環境が整ったことに加えまして、2月中旬に上京の折に、法務大臣に、私お会いしてまいりまして、数字を具体的に伝えて、ともかく入国手続きで時間がかかっていると。そのためにはやはり、専用機器の整備がどうしても必要で急いでいるんだけれども、ぜひご配慮願いたいということでお願いをしました。2月中旬でしたけども、3月末には、機器が国から既に松山空港に届いております。非常に速やかな対応をしていただいたこと、法務大臣、法務省の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。先日お礼にも行ってまいりました。ただ、今、機械の人員確保と、それからトレーニングが必要なんで、運用自体は7月ぐらいからになるかなというふうに思いますけども、これで認証手続きがやりやすくなりますと、10分から15分ぐらいは審査手続きが短くなるというふうなことにつながりますので、今回の増便の決定、1か月ちょっとずれますけども、大変良いタイミングではなかったかなと考えております。

 増便期間中は、午前便の運航により、ソウル・仁川空港での乗り継ぎが大変便利になります。ベトナムやインドネシア、マレーシアなど東南アジア各地へは当日中にソウル経由で到着できるほか、欧米豪へもよりスムーズに移動できるようになりますため、観光に加えてビジネスでも多くの皆さんにご利用いただけるよう、これまで以上にPRに力を入れていきたいというふうに思います。

 今回の増便により、松山空港国際線は、過去最多となる週17便が運航されることになります。韓国からの観光客が更に増加し、観光消費が増大することにより、今回の増便分だけで大体経済効果で9億5千万円と試算されております。地域経済の活性化につながることを大変うれしく思います。

 ただ、今回の期間増便を11月以降も継続していくためには、アウトバウンド、県民の皆さんのさらなる利用が鍵を握ることとなりますことから、ぜひ、釜山線と合わせ、手軽に行ける韓国の旅行等を本当に短時間で行けますので、検討をいただけたらというふうに思います。

 以上です。

(愛媛朝日テレビ(幹事社))
 ただ今の発表事項に関しまして、質問のある社はお願いします。

(読売新聞)
 読売新聞です。よろしくお願いいたします。10月26日以降の増便については、アウトバウンドが鍵を握るということをおっしゃいましたけれども、アウトバウンドが好調だったら、10月26日以降も期間を延長して増便するっていう考えですか。

(知事)
 そうですね。こういった国際線というのは、本当に搭乗率次第で増えたり減ったりするということはこれまでもあったことでありますから、当然アウトバウンドもニーズが出てきた、増え始めたってことになると、当然のことながら増便の継続というのが視野に入ってくると思いますけども、これはもう本当にやってみないと分からないですね。それから、今いろんな呼び掛けも行ってますし、私も学校関係者とか、企業であるとか、修学旅行であるとか、まあ強制はできないですけども、ぜひ利用してくださいと。

 それから、なんせ日本人のパスポートの所有率が20パーセント程度という状況でありますから、特に愛媛県は10パーセントぐらいなんですね。だからもう本当に海外に目を向けるべき時代が来てるんだけども、できれば早い時期に異文化とか異言語、どこでもいいですから行かれたら、視野が広がりますし、本当に後々の人生にも大きな影響を与えることになると思うので、初めて行く場合はパスポートの補助制度なんかも立ち上げているので、いろんなところにさらに働き掛けを続けていきたいなというふうに思います。これは釜山線も含めて、台北線も含めての話になります。

(テレビ愛媛)
 すみません。テレビ愛媛ですが、まずはこの期間での増便の狙いっていうのは、チェジュ航空どのように。

(知事)
 やはり国内の中でもですね、地方に限って比較すると、本当にトップクラスの搭乗率になっているんですよ。背景は先ほど申し上げたとおり、恐らく韓国の旅行者の皆さんも、結構若い人はどんどん外に出るんですね。かつ、大都市はもう大体何回も行ったんで、ローカルで良いとこないかっていうふうな段階に入ってきてる中で、やはり今まで磨き上げてきた愛媛の東・中・南予の違いのコンテンツのバラエティですね。このあたりが非常にフィットしたのかなと。まあいろんな仕掛けはしてるんですけども、やっぱりそういったインスタグラムなんかを通じて、こんな綺麗なところに行ってみたいなとかですね、そういうふうなことが実績に結び付いていると思います。本当に松山だけにどうしても焦点がいってしまうんですけど、そこだと1回で終わってしまいかねないって前々から市長時代も感じてたことだったんで、ここまで来たらこっちにもこんなのがあるよ、こっちにもこんなのがあるよっていうリピーターの確保につなげるためには、やはり東・中・南予各市町の受け入れの取り組みっていうのがすごく大事になってきてますので、南予も大洲あたりまではかなりき始めていると聞いていますから、さらに宇和島までとかいうふうに、東のほうもしまなみには来るけども、そこから西条や新居浜、四国中央へっていうような流れが、各市町の取り組みによってさらに情報発信できれば、リピーターの確保にもつながっていくんじゃないかなというふうには思っています。

(あいテレビ)
 あいテレビです。釜山線もすごく開始半年で好調だとみてるんですけども、このへんのアプローチはどうお考えでしょうか。

(知事)
 そうですね。釜山はちょっと特殊なスタートをきって、前この会見でお話ししたとおり、そもそも釜山のゴルフ連盟の方が愛媛県を非常に気に入っていただきまして、近場にいくつもゴルフ場があると。しかも韓国国内のゴルフ人口、ソウルとは違って釜山でありますけども、釜山全体の交流人口が800万人いると。そういった意味でゴルフツアーからスタートした経緯がありますが、これが予想以上に好調でございまして、そこがベースになりつつもさらに、まあ中四国で釜山線は無いですから、その特異性というものも手伝って、好調に推移している状況でございます。これも同じようにさらに好調であるならば、アウトバウンドも見込めるんだっていうことになれば、増便ということもあるかもしれません。ただここは今の段階ではまだ見通しは立ってないです。


※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。
Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>