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「村上家住宅主屋」ほか2棟が登録有形文化財(建造物)に登録されます(文化審議会答申)

ページID:0066048 更新日:2024年3月22日 印刷ページ表示

国の文化審議会は、3月15日(金曜日)に、新居浜市所在の「村上家住宅主屋」ほか2棟を登録有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学大臣に答申しましたので、お知らせいたします。

村上家住宅主屋、村上家住宅表門及び南塀、村上家住宅御成門及び東塀

建設年代
 主屋…江戸中期/明治4年頃改修、表門及び南塀…江戸中期/明治4年頃改修、御成門及び東塀…江戸中期/明治4年頃改修

登録基準
 一、国土の歴史的景観に寄与しているもの

特徴・評価
 

 村上家住宅は、かつて風待ち・潮待ちの港として栄えた新居浜市大島の中心部に位置する庄屋の住宅である。主屋はつし二階建平入入母屋造本瓦葺で、正面には式台玄関を構える。一階は真壁造黒漆喰仕上げに一部下見板張り、二階は大壁造白漆喰仕上げで出格子・ 虫籠窓を設ける。後世藩主用の書院を取り壊すなど一部の改変を経たものの、創建時の間取りをよく残す。               

 表門は三間二戸の切妻造桟瓦葺で、西脇に潜戸を設ける。藩主専用の御成門に対して表門は常用の門であった。御成門は一間一戸の切妻造本瓦葺で、藩主専用の門のため普段は使用されることがなかった。表門・御成門にそれぞれ接続する南塀・東塀は桟瓦葺土塀で、外壁は漆喰仕上げ、腰はモルタル仕上げとする。

 村上家住宅は、元禄年間 (1688-1704) に西条藩主の御立寄の記録や、宝暦 12 年(1762) の修繕を記録した文書史料などが残されており、建物と併せて大島における江戸時代の庄屋の屋敷構えを今に伝えるものとして歴史的価値が高い。

 

村上家住宅主屋 村上家住宅表門及び南塀 村上家住宅御成門及び東塀

 

 

 

 


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