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平成17年度地下水の水質測定結果
平成17年度地下水の水質測定結果について
平成18年10月5日
環境政策課
愛媛県環境審議会の答申を受けて策定した「平成17年度地下水の水質測定計画」に基づき調査した結果は、次のとおりでした。
1 定期モニタリング調査
過去に地下水の汚染が確認された地区における汚染の継続的な監視及び経年的な推移の把握のため、定期的に実施する地下水の調査を行った。
(1)調査地点
79地点(愛媛県55地点、松山市18地点、国土交通省6地点)
(2)調査項目
・愛媛県
環境基準5項目
砒素、1,1,1-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
・松山市
・環境基準26項目
カドミウム、全シアン、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、アルキル水銀、PCB、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレンシス-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,3-ジクロロプロペン、チラウム、シマジン、チオベンカルブ、ベンゼン、セレン、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ふっ素、ほう素
・要監視27項目
クロロホルム、トランス-1,2-ジクロロエチレン、1,2-ジクロロプロパン、p-ジクロロベンゼン、イソキサチオン、ダイアジノン、フェニトロチオン、イソプロチアラン、オキシン銅、クロロタロニル、プロピザミド、EPN、ジクロルボス、フェノカルブ、イプロベンホス、クロルニトロフェン、トルエン、キシレン、フタル酸ジエチルヘキシル、ニッケル、モリブデン、アンチモン塩化ビニルモノマー、エピクロロヒドリン、1,4-ジオキサン、全マンガン、ウラン
・国土交通省
・環境基準26項目
カドミウム、全シアン、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、アルキル水銀、PCB、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,3-ジクロロプロペン、チラウム、シマジン、チオベンカルブ、ベンゼン、セレン、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ふっ素、ほう素
・要監視6項目
クロロホルム、トランス-1,2-ジクロロエチレン、1,2-ジクロロプロパン、p-ジクロロベンゼン、トルエン、キシレン
(3)調査結果
1地点で砒素、1地点でテトラクロロエチレン、20地点で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
(16年度は1地点でテトラクロロエチレンが、19地点で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が環境基準を超過した。)
2 概況調査
地域の全体的な地下水の概況を把握するため、概況調査を実施した。
(1) 調査地点
47地点(愛媛県40地点、松山市7地点)
(2)調査項目
・愛媛県:環境基準4項目
砒素、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ふっ素、ほう素
・松山市:環境基準26項目
カドミウム、全シアン、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、アルキル水銀、PCB、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、 トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,3-ジクロロプロペン、チウラム、シマジン、 チオベンカルブ、ベンゼン、セレン、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ふっ素、ほう素
要監視項目
EPN
(3)調査結果
4地点で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、3地点でふっ素が環境基準を超過した。
環境基準を超過した地点については、直ちに飲用井戸等衛生対策を実施するとともに、汚染原因等を推定するため、汚染井戸周辺地区調査を行った。
3 汚染井戸周辺地区調査
概況調査により環境基準を超過した7地区について、超過地点及び周辺地域の地下水水質調査等を行い、汚染原因の推定を行った。
(1)調査地点
愛媛県45地点
(2)調査項目
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ふっ素
(3)調査結果
2地点で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が、12地点でふっ素が環境基準を超過した。
環境基準を超過した地点については、直ちに飲用井戸等衛生対策を実施した。
年間平均値で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が超過した2地点(上島町生名地区、伊予市森地区)については、今後定期的モニタリング調査で継続監視するとともに、施肥量の適正化等の指導を実施していく。
4 ダイオキシン類調査
(1)調査地点
松山市2地点
(2)調査結果
すべての地点において、環境基準を達成している。(環境基準1pg-TEQ/L)