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平成19年度地下水の水質測定結果
平成19年度地下水の水質測定結果について
平成20年9月8日
環境政策課
愛媛県環境審議会の答申を受けて策定した「平成19年度地下水の水質測定計画」に基づき調査した結果は、次のとおりでした。
1 定期モニタリング調査
過去に地下水の汚染が確認された地区における汚染の継続的な監視及び経年的な推移の把握のため、定期的に実施する地下水の調査を行った。
(1)調査地点
72地点(愛媛県54地点、松山市12地点、国土交通省6地点)
(2)調査項目
・愛媛県
環境基準5項目
砒素、1,1,1-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
・松山市
環境基準5項目
1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
・国土交通省
・環境基準12項目
ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,3-ジクロロプロペン、ベンゼン、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
・要監視6項目
クロロホルム、トランス-1,2-ジクロロエチレン、1,2-ジクロロプロパン、p-ジクロロベンゼン、トルエン、キシレン
(3)調査結果
1地点で砒素、1地点でテトラクロロエチレン、25地点で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が環境基準値を超過した。超過地点については、汚染発見時に飲用・使用指導を実施済。
(18年度は1地点で砒素、1地点でテトラクロロエチレンが、22地点で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が環境基準を超過した。)
2 概況調査
(1) 調査地点
32地点(愛媛県20地点、松山市12地点)
(2)調査項目
・愛媛県:環境基準4項目
砒素、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ふっ素、ほう素
・松山市:環境基準26項目、要監視27項目
(3)調査結果
1地点でふっ素、1地点で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が環境基準値を超過した。超過地点については、飲用・使用指導及び汚染井戸周辺地区調査を実施。
3 汚染井戸周辺地区調査
概況調査により、ふっ素が環境基準を超過した1地区について、超過地点及び周辺地域の地下水水質調査等を行い、汚染原因の推定を行った。
(1)調査地点
愛媛県16地点
(2)調査項目
ふっ素、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
(3)調査結果
8地点でふっ素が環境基準値を超過した。超過地点については、飲用・使用指導を実施。
汚染原因 ふっ素:地質由来
なお、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が超過した1地区については、過去に汚染井戸周辺地区調査を実施済みであり、汚染原因は施肥であった。
4 ダイオキシン類調査
(1)調査地点
松山市1地点
(2)調査結果
環境基準を達成している。