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「愛のくに えひめ営業本部」の平成30年度第3四半期まで(4~12月)の営業実績に関する記者発表の要旨について
【記者発表資料】
平成30年度営業に係る事業実施及び実績等について(第三四半期(4~12月)分)[PDFファイル/76KB]
日時:平成30年1月31日(木曜日)11時00分から11時07分
場所:知事会議室
(知事)
営業本部の第3四半期までの実績について、報告をさせていただきます。
まず、商談会やフェアの開催件数ですけれども、目標は年間720件ですが、677件でございます。前年同期が490件ですから、かなり大幅に回数は増やしています。参加企業数は延べ3,322社、これは前年の同期と比べますと3,455社でしたので若干減っております。目標もかなり高く5,400社に設定していますので、これは正直言って7月豪雨の影響というふうなことで、フェア出展取りやめ等によって低い進捗率になっていましたが、現在、回復の兆しが見えつつありますので、限られた残りの期間、精いっぱいやっていきたいというふうに思っています。
この第3四半期についての特色でありますが、大手水産会社による魚類の調達産地の指定を獲得したこと、また、愛育フィッシュ等の企業とのタイアップによる大口取引の維持拡大、量販店の営業強化、こういったことが、まず大きな売上につながっています。また、大都市圏等での加工食品、工業製品等の大規模展示会出展、そして出展後のフォロー営業、特に、木材は底堅い住宅着工需要を背景に、積極的な営業活動を進めてきたところであります。
その他に、首都圏、関西圏、中部圏等の大都市でも復興支援を掲げた新たなフェア等を実施させていただきました。さらに、愛媛のかんきつの認知度向上を図るため、次世代を担う大学生との連携による北海道、首都圏でのかんきつ販売という新たな取り組みをスタートさせまして、特に、昨年3月に定期路線が再開した北海道をターゲットにしまして、トップセールスをはじめ、バイヤー招へい商談会の開催や食の大使館の認定など、幅広く取り組んだところであります。
成約実績ですが、件数で前年が3,223件でしたが3,598件、成約額は前年度同期が84億6千万円ですが98億9千万円と。今年度の成約額の目標120億円の82パーセントでございますので、何とか目標達成まで、がんばればいけるかどうかというところにあると思いますので、精いっぱいやっていきたいと思います。
なお、毎回申し上げておりますが、取引の関係で成約に載せないでくれというものも、いくつかありますので、実際は、もうちょっとあると思います。
今年度の最優先課題は、災害からの復興ですけれども、営業面においてもですね、かんきつをはじめとした被災地産品の取り扱いを対象とした新たな営業活動、被災した食肉処理施設や木材加工施設の復旧による販路拡大支援など、被災地の活力向上に向けた各種取り組みを展開しているところでありまして、今後とも、きめ細かな営業サポートに努めてまいりたいと思います。
また、地元水産会社と県が共同開発した「チョコブリ」につきましては、明日、2月1日から、まずは大手回転寿司店で全国販売がスタートいたします。また、国内外で、その後、いろいろなところでスタートをすると聞いておりますが、とりわけ、北米向けの輸出ですが、日持ちする刺身商材として問い合わせが来ておりますので、今後とも、「チョコブリ」の認知度向上や安定供給体制の構築、販売ルートの開拓支援に努めてまいりたいと思います。
また、先日、経済界の方々に同行させていただいた経済交流ミッションでも、インドネシアおよび台湾で、スゴ技、すご味、すごモノなど、本県産品のPRプロモーション等を精力的に行ってきましたので、これもまた将来の展開につながる成果になってくるのではないかと思っています。
全体的に言うと、米中貿易摩擦など不透明な経済情勢ですけれども、残り2カ月、精いっぱい取り組んで、中期計画の最終目標である120億円達成に向けて、全力を尽くしますのでよろしくお願いいたします。
以上です。
(愛媛新聞)
豪雨災害が発生した中での、今のこの実績をどのように見ているか。
(知事)
そうですね。一つは、豪雨災害、先ほど申しましたとおり、一時的にかなり厳しい状況だったんですけれども、昨今、復調の兆しがしっかり見えてきていますので、そういう意味では復興に向けて着実に進み始めているというふうな成果が出てきているかなと。こちらの営業の面にもですね、それは感じます。
それともう一つは、ここまでの災害ですから、もうピンチをチャンスに変えようということで復興支援というのを前面に出したキャンペーンであるとか仕掛けを行ってきているのも、効果につながっているのかなというふうに思っています。
(愛媛新聞)
あらためて120億円の達成見込みというのは。
(知事)
そうですね、こればっかりは、相手先のあることなので、確実ということは言えないんですけれども、そういう中で、営業本部の部隊、みんな今のハンディの中でですね、がんばってくれていますので、成約額の推移を見ている範囲では、十分にいけるのではないかなというふうには思っています。