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「愛のくに えひめ営業本部」の平成26年度の営業実績と営業活動中期計画に関する記者発表の要旨について
【記者発表資料】
- 【記者発表資料】平成26年度営業に係る事業実施及び実績等について(速報値)[PDFファイル/177KB]
- 【記者発表資料】平成27年度の目標設定について[PDFファイル/57KB]
- 【記者発表資料】愛のくに えひめ営業本部 営業活動 中期計画[PDFファイル/699KB]
日時 平成27年4月9日(木曜日)11時00分~11時09分
場所 知事会議室
(知事)
営業本部の営業実績、中期計画についてでありますが、速報値を取りまとめましたので、新たに策定した中期計画と併せて報告をさせていただきたいと思います。
営業本部が成果指標としています商談会やフェア等の開催件数、これは目標が200件でございましたが、今年度は298件、達成率が149パーセントになります。そして、そこに参加する企業数の目標が1,500社でありましたが、実績としては2,212社、達成率が147パーセントと、双方ともに目標を大きく上回る実績となりました。ちなみに、25年度、1年前の実績は、開催件数が182件、参加企業数が1,363社でありますので、非常に大幅に増加をしております。
その結果、現時点で把握しております成約は、件数で言いますと1,462件、前年度が840件でありましたので約1.7倍、成約額は56億2千万円、25年度、前年度が26億6千万円でありますから約2.1倍に達しまして、目標としていた50億円をクリアしたところでございます。
主な成約事項は、FOODEX JAPAN(フーデックスジャパン)、ネプコンジャパン、インターナショナルシーフードショーなどの見本市への出展をきっかけとした成約、また、前年度までのトップセールスやコーディネート活動によるスゴ技企業の技術の関係ですね、スゴ技企業の成約、それから、県産材マッチング商談会による首都圏での「媛すぎ」、「媛ひのき」の新たな成約、また、大手水産業者との大口契約などが挙げられると思います。
なお、ものづくり・林産物・水産物など、単価の高いものが成約額の87パーセントを占めておりますが、加工食品や農畜産物などの全ての分野において、昨年度実績を大きく上回っており、新たな目標達成に向けて、期待が持てるんではなかろうかというふうに思います。
そこで、27年度の目標でありますが、4年目を迎える今年度の成果目標として、新規の商談会開催に取り組むことで、昨年度の実績から約100件増の年間400件の開催を目指すとともに、参加企業数については、昨年度実績から300社増の2,500社といたしました。
これら商談会等の実施に加えまして、今年度の大幅な組織の拡充強化、これは先般発表させていただきましたが大幅に強化しております。並びに営業本部員の営業意識の一層の高まりとスキルアップ、さらにはチーム愛媛体制での一層の取り組み強化等によって、平成27年度の成約目標は70億円とし、平成30年度までに県関与年間成約額100億円という公約達成を目指していきたいと考えております。
このため、基本戦略となる中期計画を営業本部会議で先般決定したところでありまして、具体的には、100億円達成に向けた各年度の目標金額を設定し、ターゲットを明確にした効果的な営業活動を展開するため、各分野ごとに国内外での取り組み方針や目標金額を設定したほか、国内外の消費者から支持される強い地域ブランド「愛媛」の確立にも取り組むこととしています。
今年度もさらなる実需を創出し、一人でも多くの生産者や事業者の「愛顔」を生み出せるよう、新たな目標に向かって、「チーム愛媛」一丸となり、全力で営業活動に取り組んでまいりたいと思います。以上です。
(愛媛新聞)
今年の目標を達成したことについての所感を聞かせてほしい。
(知事)
今年は、昨年の27億円から一気に倍増の目標を立てたんですが、3年目を迎えまして、どういうかたちで県としての営業をやっていくのか、そのノウハウがかなり蓄積されてきたこともありましたし、また関係職員のスキルもどんどん上がっていますので、ここまではなんとか倍増でいけるんじゃないかなという期待感は持っていました。ただ、そう簡単な額ではありませんでしたけれども。
県が別に収益を持つわけではないんですが、営業力の弱い、特に、県内の中小ものづくり企業や1次産業の方々に新たな販路を提供できる営業の補助エンジンとしての役割は、今年度の目標ということに関していえば、本当に十分に果たせたのではないだろうかと考えています。
今までのベースをつくるところは倍々ゲームでいけますが、ここから先はそう簡単ではないと思っていますので、また新たなマーケットの開拓などに重点を置きながら、県内企業の活性化に向けて、全力を尽くしていきたいと考えております。
(愛媛新聞)
今後の目標で、毎年10億円ずつ均等で割っていったら大体こういうことになると思うが、それぞれの分野の割り振りについては、どういう考え方で設定しているのか。
(知事)
これまでの3年間の実績をつまびらやかに分析し、無理のない伸びしろを積み上げています。詳細については、資料にもあるように漠然としたプラス10億ではなくて、それぞれの分野ごとに分析をした結果の積み上げであるというふうに理解していただければと思います。
(南海放送)
分野の中で、特にここに力を入れたいということがあれば教えてほしい。
(知事)
これは全部ですね。等しくやっていきたいと思いますが、ただ、ようやくデータベース、営業ツールとなるデータベースの三つが揃いましたし、また今回、ベンチャー企業のデータベースも作成してますから、これは単に役所というのはデータを作るのは得意だと思いますけれども、われわれの場合はあくまでも営業ツールとしての活用を念頭においてますので、これをフルに生かしていきたいと思ってます。
(愛媛新聞)
例えば、海外とかフェア全体とか、今年のトップセールスで特に力を入れていくことがあれば教えてほしい。
(知事)
この3年目はですね、まいた種をさらに肥料を行うようなことを念頭に置いて、例えば2度目、3度目のダメ詰めというようなかたちでの出張を中心に置いてましたけども、4年目は新たなマーケット、そろそろ第3ターゲットゾーンに入っていこうかなというふうに思ってます。まだ具体的にこの段階で、どこにいつ行くというのは決めてないですけれども、これはまたチーム愛媛で行いますから、産業界や金融機関とも連携しながら狙いを定めていきたいというふうに思ってます。