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「愛のくに えひめ営業本部」の平成25年度上半期(4~12月)の営業実績に関する記者発表の要旨について
【記者発表資料】
日時 平成26年1月23日(木曜日)
(記者発表)11時00分~11時08分
場所 知事会議室
(知事)
まず、記者発表に先立ちまして、一言コメントさせていただきますが、2月7日に開幕しますソチ冬季オリンピックのスノーボードハーフパイプに本県出身の青野令選手の出場が決定したことは、本当にうれしいニュースでありました。県では青野選手をみんなで応援する機運を盛り上げるため、本日、県庁本館正面玄関に懸垂幕を掲示させていただきました。
4年前、本当にこの雪の少ない地から、冬季オリンピックの代表になったということで、大変大きなうれしいニュースを提供してくれましたけれども、本番では、本当に、初めての挑戦ということで9位という結果に終わりましたけれども、そこの舞台に立っただけでも、大変なことだったと思います。それから、その悔しさをばねに4年間たったわけなんですが、ちょっと、第一次の選考発表には漏れているということで、心配しておりましたけれども、青野君らしいですね、最後のチャンスのカナダの大会で、見事ワールドカップ優勝という実績を、最後のチャンスをものにして、今回の代表入りにつながったと思います。いえば、非常につらい、苦しい、もがいた経験というものが、本番で大いに力となって生きてくるのではないかなと、その活躍を心から楽しみにしております。
それでは、愛のくに えひめ営業本部の平成25年12月末まで、4月から12月の営業実績について報告させていただきます。
お配りしている資料のとおり、営業本部の成果指標である商談会やフェア等の開催についてですが、9カ月で136件、参加企業数は延べ1,031社となっておりまして、実施件数は既に本年度の目標は120件に置いておりましたけれど、9カ月でこの目標数値を上回る等、概ね順調に推移していると思います。
成約案件につきましては、第三四半期で約7億5千万円の成約が把握できておりまして、前にも繰り返し申し上げてきましたけど、ものづくりの成約については、企業の立場上、発表できないケースもありますので、この数字だけではないという前提にはなります。把握できているものだけであります。9カ月の合計になりますと、成約件数が613件、成約額は約19億7千万円に達しまして、期待以上の成果が上がってきていると思います。ちなみに、昨年度は1年間で約8億4千万円でありましたから、9カ月で19億7千万円ということで、営業成績が順調に伸びてきていると思います。
なお、上半期の実績が前回報告した数字と異なっております。ちょっと集計ミスがございましたので、お詫びして今回の410件、12億1,490万7千円に訂正をさせていただきたいと思います。
今回の成約額の主なものを申し上げますと、まず、昨年度からの取り組みやフォローアップが実を結んだものとしては、フーデックスジャパン出展企業の成約、ものづくり分野のトップセールスやコーディネーター活動によるすご技企業の成約、県産材マッチング商談会による成約などが大きな案件になっています。
一方で、今回は本年度の活動が成果に結び付いたものも多く見られまして、ある意味では新規案件でありますが、加工食品分野では、横浜ベイホテル東急や神戸ポートピアホテル、小田急OX(オーエックス)でのフェアにおける成約、愛媛フェア・イン・ハワイ開催での成約、農畜産物分野では、関東のスーパーマーケットや台湾への温州ミカンの成約、林産分野では、ジャパンホームショー2013の商談会による成約、水産物分野では、株式会社マリンフーズへのトップセールスや、くら寿司への営業による成約、ロサンゼルスへのブリ売り込みによる成約等がありまして、国内外で着実に実績が積み上がってきているのではなかろうかと思います。
このように実績が引き続き堅調に推移しているのは、営業活動の一つ一つが着実に実を結んできていると思われますので、今後も、一つでも多くの成果に結び付くよう、精力的に取り組むとともに、今年度も残り約2カ月となりましたが、私自身も引き続き先頭に立ちまして、県産材の1月31日に行われるトップセールスなど、実需の拡大に向け、積極果敢に愛媛を売り込んでいきたいと思います。
(愛媛新聞)
上半期の数字の130件の集計ミスということだが、これは具体的にはどの分野か。
(営業本部長)
加工分野です。
(知事)
小さい取引が多いので、件数はそういうふうになっておりますけれども、金額はそんなに大きくないです。
(営業本部長)
資料の後ろに正誤表を添付させていただいておりますので、申し訳ございません。
(愛媛新聞)
加工食品だけか。
(営業本部長)
そうです。
(愛媛新聞)
今年度、県と20市町の連携事業として、ダイキなんば店で6回のフェア開催ということだが、今、4回終わっていると思うが、同店での売り上げはどれくらい積み上がっているか。
(営業本部長)
1回で400万円から500万円の数字になっております。開催時期、天候によって変わりますが、1日の最高を記録したのが、前回で1日100万円という数字も出してます。ですから、いろいろと変動もありますが、平均して400万円から500万円、500万円に近い数字が上がってきています。
(愛媛新聞)
営業推進本部として立ち上がり、昨年、営業本部にして体制を強化したわけだが、商談会、フェアの件数も多くなり、補助エンジンとはいえ、仕事も増えてきていると思われるが、組織改正のときに、体制強化しようということは考えているのか。
(知事)
まだそこまでは考えていませんけども、もちろん仕事の中身を分析してですね、必要とあれば、兼任も含めた体制強化ということは考えていきたいと考えています。
本当に中小企業の皆さんから、やっぱり「チーム愛媛」でこうしたセールス活動をしたときに、これまでは、本当に担当者に名刺を渡すのが精一杯だった会社が、正式な県主催の商談会に参加することによって、それなりの責任者としっかりとした話ができるという道筋ができたという声、それから、この前もマレーシア、シンガポール等も行ってきましたが、農協幹部の方も来ていただきまして、目の前で高額なかんきつが飛ぶように売れる状況というのを見てもらいましたので、これから、また取り組み姿勢がだいぶ変わってくるんじゃないかなと思っています。