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「愛のくに えひめ営業本部」の平成25年度上半期(4~9月)の営業実績に関する記者発表の要旨について

ページID:0006241 更新日:2013年10月30日 印刷ページ表示

【記者発表資料】

日時 平成25年10月29日(火曜日)

(記者発表)11時04分~11時15分

場所 知事会議室

 

 

(知事)

 それでは、上半期の営業実績について報告をさせていただきます。営業本部の成果指標である商談会やフェア等の開催は、この6カ月で79件、参加企業数は延べ670社でございます。今年度の目標に対しまして、おおむね順調に進捗していると思います。また、第2四半期で、たった3ヵ月でありますが約9億5千万円の成約が、これ把握できているだけの分でございますけども、つかんでおりまして、上半期全体6カ月間でいいますと成約件数は540件、成約額は約12億3千万円に達しており、半期の実績としましては期待どおりというか期待以上に積み上がってきているんではなかろうかと思っています。ちなみに昨年は1年間で成約件数213件、成約額が約8億4千万円でありましたから、成約件数、成約額ともに半年間で昨年1年間の実績を超えるというような成果につながっております。

 この第2四半期、直近3ヵ月に把握した成約額のうち、約7億円は、昨年度からの地道な取り組みやフォローアップが実を結んだものでありまして、加工食品分野では「FOODEX JAPAN」(フーデックスジャパン)出展企業の成約が目立っております。それから、前々から、去年から申し上げてまいりましたが、ものづくりの場合は、時間がかかるということと、場合によっては、大口の場合は公表できないということもありますので、把握できているだけなんですけども、このものづくり分野で『すご技』企業などの成約が表に出てまいりましたので、金額が一気に積み上がってきたと思います。また、林産物分野では県産材マッチング商談会の成約が実現いたしましたので、こうしたことが成約額として出てきております。

 今年度の新規案件としては、加工品分野ではLCC就航を機に北関東でのスーパーでの県産品販売、それから地域商社を活用した対シンガポールへの加工食品輸出、農畜産分野では名古屋の居酒屋チェーンでの農畜産物の取り引き、台湾へのハウスミカンのコンテナ単位での大量注文、また水産部門ではローソンでの鯛めし弁当の販売、こうしたものが新規案件として出てきておりまして、日頃の営業活動が国内外で順調に実績を積んできているんではなかろうかと思います。また、先ほど申し上げましたものづくりでの成約額が大幅に伸びておりますが、企業名や取引内容は一切公表しない約束で、いくつかの企業から大口の成約額をご報告いただいたためでございます。大口の成約になればなるほど、相手先との守秘義務、既存の取引先への影響などが出てきますので、成約したことは報告いただけても成約額まで把握できるケースはこれまでまれでございました。一部企業からではございますが、こうしたような状況の中で成約額を出していただいたことは、これは逆に言えば、職員による営業活動への信用、信頼、そしてまた職員の成果を通じたやる気にもつながってきますので大変感謝をしております。

 今後でありますけれども、上半期の成約が既に昨年度の実績を超えていることは、本当に職員一人一人が、営業マンとしての自覚を持って取り組んだ結果であると思います。下半期は、本県が全国に誇るかんきつの出荷が順次本格化していくなど、営業の佳境に入ってまいりますので、私もさらに先頭に立ちまして、11月には東京・大田市場で温州みかん、年明けには首都圏で「媛すぎ・媛ひのき」等県産材のトップセールスを行うなど、上半期以上の成果が出せるよう精力的に愛媛を売り込んでいきたいと思います。以上です。

 

(愛媛新聞)

 営業本部が設置され1年半ほど経過したが、数字をみると着実に成果が出ていると思われるが、今後、どういう形で深化させていけたらよいか、また、2年目が終わって3年目という形になってくるが、今の時点で考えていることがあれば教えてほしい。

 

(知事)

 深化というよりは、そもそも県庁の公務員が営業をするという慣習が今までありませんでしたから、これは、まず本当に「ビジネスとは何ぞや」ということからスタートいたしました。その中で、県という立場で何がトータルのビジネスのフローの中で、どこのパーツ、分野で力が発揮できるかということを絞り込んできて、そして、実際にプロモーション活動を通じて経験を積んできていますので、むしろ、今、何か新しいことに取り組むというよりは、この1年半の間に「営業とは何ぞや」ということがようやくコアの職員に浸透してきていると思います。今年に入って体制を強化しましたので、コアの職員から兼職も含めて30数名体制になっていますから、当初から関わっている職員が、新たに使命を帯びた職員に対して、そのノウハウ、手法というものを広めていくということによって、営業の厚みを増していくということが、ここ1、2年の大事な課題であると思っています。

 それからもう一つは、営業というものは、やっていけばいろいろな出会いがありますから、今までの経験を生かして、またその出会いを新規に結び付けていくという段階に入っていきますので、その基本さえマスターすれば、あとは応用でいくらでも広げていけると思いますので、当面は、この1、2年の成果を拡大、充実させることに重点を置いていきたいと思っています。

 

(愛媛新聞)

 今後のトップセールスの関係で、海外出張の予定はあるのか。

 

(知事)

 まず、11月がブラジルに、これは県人会が60周年を迎えるということで、式典が開催されます。遠く離れていますので、すぐに経済活動に結び付くわけではないんですけども、留学生の交流であるとか、さまざまな事業を積み重ねております。実は、ブラジル県人会の会長が、わざわざ来県されまして、60周年という節目の年なので、ぜひとも来てもらいたいという要請を直接いただきましたので、非常に強行日程はありますけども、2泊6日くらい、訪問団は、その後も滞在しますけれども、私は会議、式典だけ出席して帰って来るという予定で行かせていただこうと思っています。

 それから、もう一つはハワイ、これも11月でありますけども、姉妹提携10周年という記念の年にあたりますので、こちらの方も行かせてもらおうと思っていますが、今回は、10周年を機に、ハワイでも県人会が正式に再結成いたしました。かつ、今回初めての試みでありますけども、愛媛フェアを現地で開催する準備が整いましたので、経済交流活動の扉を開くことができればと期待しているところであります。これが11月の日程です。

 そして、12月は、当初は副知事に行ってもらおうかと思っていたのですが、先ほど申し上げましたインドネシアのジャパンエキスポ、こちらに私どもの方から呼び掛けて、県内10社、14ブースが出展することになりましたので、これも短期間ではありますけども、その企業に呼び掛けた立場ということもありますので、先般のしまなみへの参加のお礼と、それから、来年のしまなみサイクリングPRも含めて、12月にインドネシアに行く予定にしております。

 それから、年明けは、新規の第二ターゲットゾーンのベトナムに、これも経済交流ミッションという形で行かしていただく予定にしております。以上です。

 

(時事通信)

 成約件数のうち、東アジア22件とあるか、国名、地域が分かったら教えてほしい。

 

(営業本部マネージャー)

 主なものとして、先ほど知事が申し上げましたタイ、シンガポールへの加工食品の輸出、他に韓国への魚、鯛等の輸出をしております。それから、台湾へのハウスミカンの輸出等があります。

 

(時事通信)

 件数で言うとどのくらいか。

 

(営業本部マネージャー)

 韓国への魚の輸出が5件、台湾へのみかんの輸出が1件、それから、タイ、シンガポールへの加工食品の輸出が各2件などが主なものとなっております。

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