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メタル技術科
メタル技術科(溶接の技術者養成)
大型構造物から精密部品まで、様々な分野に用いられるメタル(金属)素材。そこには、それらをつくり上げる技術者の存在があり、高いレベルの技術を身につけると、生涯活躍できるといわれています。
愛媛県の東予東部地域(新居浜、西条、四国中央)は、全国でも有数のものづくり産業が集積しており、メタル技術科では、高い加工技術を持って、地元の関連業界で活躍できるエンジニアを育成します。
課 程 | 普通課程(若年者向け) |
期 間 | 2年 |
開 始 月 | 4月 |
定 員 | 15名×2年 |
対象 者 | 高卒者ほか |
授 業 料 | 月額9,900円(年間118,800円) |
自己負担概算額 | 50,000円(2年間の教科書代、教材費等) |
※ 別途、追加で各種資格の検定料等をご負担いただく場合があります。
メタル技術科の特徴
そこで、業界関係団体で、その技能に係る資格の取得を行って、日本溶接協会では、JIS、WESなどの検定試験規格に基き評価試験を行っております。
本校では、溶接に係る技術・技能の習得を図り、溶接技能資格(基本・専門)の取得に取り組んでおります
充実したカリキュラムで、あなたを確実にプロの道へ導きます。
溶接技術のスキルアップを図るとともに、施工・品質管理等の知識や関連技術を習得し、企業で求められる多様な技術に対応できる実践力を備えた技術者を育成します。
溶接技術スキルの向上及び施工管理知識等の習得
多様な溶接技術力や管理能力を高めるため、豊富な実習時間を計画し、基本級から専門級までの幅広く高度な溶接スキルを身に付けるとともに、訓練生のレベルに応じた訓練を行っています。
溶接関連技術等の習得
企業現場で必要となるボイラー溶接技術、図面読解・製作・加工機による鋼材加工技術のほか、関連技術を習得するための訓練を行います。
多様な作業環境への対応と実践力の強化
就職を目指す鉄工機械関連企業で必要となる技術や作業環境は多様であるため、企業見学・関連企業でのインターンシップ等により、進路に応じた実践的な訓練を行います。
愛媛県溶接協会との連携について
本校では、愛媛県溶接協会と連携して、JIS検定(溶接技量評価試験)の会場となり、地域の溶接技術者の技術力の維持・向上にも取り組んでいます。
年度 | 回数 | 受験者数 | ||||
手溶接 | 半自動溶接 | ステンレス溶接 | その他 | 計 | ||
平成28年度 | 9 | 280 | 320 | 257 | 35 | 892 |
平成29年度 | 9 | 272 | 359 | 357 | 33 | 1021 |
平成30年度 | 9 | 272 | 411 | 330 | 50 | 1063 |
令和1年度 | 9 | 210 | 294 | 315 | 60 | 879 |
令和2年度 | 8 | 226 | 297 | 268 | 46 | 837 |
令和3年度 | 9 | 288 | 108 | 312 | 38 | 746 |
令和4年度 | 7 | 211 | 328 | 285 | 55 | 879 |
令和5年度 | 7 | 251 | 335 | 282 | 53 | 921 |
本校訓練生の場合、こんなメリットもあります。
☆ 訓練指導員は、標記評価試験の検定員でもあり、日ごろから標記評価試験合格に必要な適切な指導を受けることができます。
☆ 試験会場と同じところで、同じ機械を使って訓練するため、落ち着いて試験を受けることができます。
女性の入校について
溶接の現場では機械化、省力化が進んでおり、女性の進出が進んでいます。企業においても、機械系女子を求めています。
溶接は、資格を持つと、それに応じた仕事ができ、一度技術を覚えると、結婚、出産を経ても働け、収入も他の業種と比べても多いとされています。
本校でも、過去にも入校者はいますし、令和に入ってからは3名入校し、令和3年度修了の2名は溶接技能資格(基本級)のほか、専門級のパイプ等多数の資格を取得し、更に女性として初めて普通ボイラー溶接士の資格も取得しました。
是非、本校に入校いただき、溶接業界への就職も、考えてみては、どうですか!!!
※溶接業界の女性の活躍状況については、日本溶接協会「溶接女子会」<外部リンク>のページをご覧ください。
訓練目標
また、将来溶接施工にかかわる管理業務を遂行するために必要な「溶接施工管理技術者」の資格取得を目標としています。
金属加工の基礎となる図面に関する知識・技術の習得を目指します。
地元企業での職場実習体験により、就職後に必要な技術を把握することで専門資格の追加取得を目標とする向上心と就職意欲を育みます。
学 科 | 実 技 |
---|---|
機械工学 電気工学 塑性加工 金属材料 製図 板金展開図 製缶図面 溶接法 特殊溶接法 試験法 検査法 |
機械操作実習 溶接実習 特殊溶接実習 熱切断実習 製缶・配管実習 試験及び検査実習 保全技能実習 |
目指せる職種
各種溶接技能者、ボイラー溶接士、製缶士、プラントメンテナンス、造船工、溶接施工管理者
修了時に取得可能な資格 |
訓練カリキュラムにおいて 受検指導している資格 |
取得目標資格 |
---|---|---|
アーク溶接特別教育修了証 ガス溶接技能講習修了証 自由研削砥石特別教育修了証 |
溶接技能者資格 |
普通ボイラー溶接士 |
溶接の種類 | 資格の分類 |
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アーク溶接 | A-2F/V/H N-2F/V/P A-3F/V N-3F/V/H |
半自動溶接 | SN-1F SA-2F/V/H SN-2F/V SA-3F/V/H SN-3F/V |
TIG溶接 | TN-F/V/P T-1F/P C-2F/P SC-2F/V |
その他 | 普通ボイラー溶接士(合格率100%) |
※溶接技能者については、日本溶接協会で紹介するホームページ<外部リンク>をご覧ください。
主な就職先
三光機械工業(株) (有)愛媛工業
フジケンエンジニアリング(株) 溶接吉田工業(株)
(株)東新製作所 四国鉄鋼(株)
カミ鉄工(株) (株)タステム
※ 愛媛県内外のものづくり業界で活躍しています。