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愛顔のえひめ(令和6年1月号)
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「愛媛県×東京藝術大学連携 プロジェクト」本格始動!
これからのアートは多種多様な「コミュニケーション」
東京藝術大学との連携事業
今年から、県と東京藝術大学の包括連携協定に基づく連携プロジェクトが始まります。これにより、とべもり+(プラス)エリアをはじめ、今治里山スタジアムなど県内各地がアートのフィールドに! 主体となるのは「アートコミュニケータ」。アートを介して人と人、人と地域をつなぐ県民の活動です。2012年から東京藝術大学と東京都美術館の取り組みを皮切りに、現在では全国各地に広がっています。アート=作品だけではなく、県民一人ひとりの心のなかにアートを感じられる、多様性の時代にふさわしいプロジェクトを展開します。
とべもり+を「アートの森」に
これまで、アートコミュニケータが活動に必要な知識・経験を学ぶためのプログラムや、地域を巻き込みながら新たな「アートコミュニティ」を創出する体制の構築に取り組んできました。そして今年からは、アートコミュニケータがさまざまなアートプロジェクトに取り組みながら、とべもり+を拠点とした芸術祭の開催を目指します。県民みんなが一体となり、人と地域がアートを介してゆるやかにつながり合えるアートコミュニティに、あなたも参加しませんか。参加する、鑑賞する、楽しむあなたが“アート”なのです!
[PROFILE]
日比野克彦さん
岐阜市生まれ。
東京藝術大学美術学部デザイン科卒。
2022年4月1日学長就任。
アートは冒険だ! まだ見ぬ先を見に行こう!
ひとりひとりの形の山がある。
ひとりひとりの流れの川や海がある。
となりの山にのぼってみよう。
麓の川で舟を作ってみよう。
その先に見えてきた海へ!
人と会えば世界は広がる。
アートが人を広げてくれる。
さあ! アートベンチャーに出かけよう!
アートの力で人と人、人と地域をつなぐ「アートコミュニケータ」募集!
アートに興味があればぜひチャレンジを!
県、東京藝大のプロジェクトチームとともに活動し、プロジェクトの主体となるアートコミュニケータ「ひめラー」を募集します。ひめラーはボランタリーな活動ですが、ワークショップや講座等に無料で参加できます。「対話による鑑賞」を通じて、「見る力」「聞く力」「ファシリテーション力」等を養い、互いに協力しながらアートプロジェクトを企画・実践していきます。アートや美術鑑賞に興味のある方はもちろん、人や地域のつながりを大切にした新しい対話を始めたい方、普段、文化施設を活用されない方々にもっとアート体験の場を拓きたいと考えている方等も参加してみませんか。積極的に学び、活動意欲のある方の応募をお待ちしています!
愛媛県版アートコミュニケータの愛称は「ひめラー」に決定!
▲ロゴデザイン:日比野克彦
アートコミュニケータ「ひめラー」って何をするの?
プロジェクトの主体となる「ひめラー」は、「アートを介して誰もがフラットに参加できる対話の場をデザインし、さまざまな価値観を持つ多様な人や地域を結びつけるコミュニティの形成」に取り組みます。ひめラーとしての活動は3年間。座学を中心とした基礎講座とフィールドワークを行う実践講座を通じアートコミュニケータとしての基礎を学び、自主企画プログラム、芸術祭連携プログラムで主体的に活動を行います。卒業後は、プロジェクトの外へコミュニティの輪を広げ、県内各所で「アートで人々がつながっているまち」を創っていくことを期待します。
TOPICS-1:応募しよう! アートコミュニケータ「ひめラー」
地域とアートのつなぎ手となるアートコミュニケータ「ひめラー」を募集します。
- 講座内容:基礎講座、実践講座、自主企画プログラム、芸術祭連携プログラム
- 選考方法:書類審査(A4/1枚小論文)、面接
- 応募期間:1月4日(木曜日)~2月25日(日曜日)
- 申し込み・問い合わせ:愛媛県アートコミュニケータ募集担当宛((株)NINO内)
〒790-0042 愛媛県松山市保免中3-4-27 - 電話:089-995-8783
- FAX:089-995-8784
TOPICS-2:参加しよう! 「art venture ehime」フォーラム
- 日時:令和6年2月5日(月曜日)14時00分〜16時00分
- 開催場所:県美術館講堂(松山市堀之内)
- 申し込み・問い合わせ:愛媛県アートコミュニケータ募集担当宛((株)NINO内)
〒790-0042 愛媛県松山市保免中3-4-27 - 電話:089-995-8783
- FAX:089-995-8784
14時00分~15時00分 (60分) |
(1)キックオフフォーラム ●テーマ「アートってえひめに効くかも! 」 ●登壇者:伊藤達矢氏(東京藝術大学教授)、井口梓氏(愛媛大学社会共創学部准教授)、敷村一元氏(えひめこどもの城園長)、宮本祥恵氏(県障がい者アートサポートセンター障がい者アート推進幹)、二宮敏氏(art venture ehimeディレクター/(株)NINO代表 |
15時10分~16時00分 (50分) |
(2)スペシャルトークセッション ●テーマ「“アート×スポーツ×未来のえひめ”を語ろう!」 ●登壇者:知事、日比野克彦氏(東京藝術大学学長)、岡田武史氏((株)今治.夢スポーツ代表取締役会長) |
アートは場所も時間も超えて人をつないでくれるエネルギーです
[注目ビト(左)]
東京藝術大学 社会連携センター 副センター長/教授
えひめアートコミュニケーションプロジェクト事業総括
伊藤 達矢(いとう たつや)さん
東京を皮切りに、全国各地へ拡がりつつあるアートコミュニケーションプロジェクトを企画・運営。今年から、愛媛で「art venture ehime」を手がけます。右は、「art venture ehime」プロジェクトマネージャーの二宮敏さん。
アートを介した新しいコミュニケーション、始まります
皆さん、はじめまして。これから愛媛を舞台に、アートの力で人と地域を結ぶ新しいコミュニケーション「愛媛県×東京藝術大学連携プロジェクト」が始まります。
愛媛に来て印象深かったのが、温かく包容力の高い地域性。そこにアートコミュニケーションを通じた活動の可能性を大いに感じています。東京では、2012年から「とびらプロジェクト」を展開中。アートコミュニケータ「とびラー」と共に、対話のある社会の実現に向けた活動を行っています。さらには児童養護施設や高齢者福祉施設、社会福祉協議会と連携したプログラムも立ち上げているところです。
ここ愛媛では、地域コミュニティや文化資源はもとより、社会福祉施設やスポーツコミュニティとの連携を考えています。アートを通じて多様で豊かな資源と課題を共有し、新しい関係性が育まれる創造的なプロジェクトを目指したいですね。アート=作品と捉えている方も多いかもしれませんが、アートの懐はもっと深い。他者、そして自分の多様性を感じ、楽しんでいる「わたし自身」を実感していただきたいと思っています。世代や職業を越え、一緒にアートを介したコミュニティをつくる活動をしませんか。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
- 問い合わせ:文化振興課
- 電話:089-947-5581
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