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令和5年度12月補正予算案等に関する記者発表の要旨について
日時:令和5年11月20日(月曜日)11時00分~11時09分
場所:知事会議室
- 令和5年度12月補正予算(案)の概要 [PDFファイル/1.19MB]
- 令和5年度12月補正予算(案)個別事業説明書【PR版】 [PDFファイル/1.86MB]
- 令和5年度12月補正予算(案)の部局別事業一覧 [PDFファイル/323KB]
- 令和5年度会計別予算の規模・12月補正予算款別一覧表 [PDFファイル/66KB]
- 令和6年度当初予算編成のポイント [PDFファイル/939KB]
- 令和6年度当初予算の編成について [PDFファイル/1.27MB]
(南海放送(幹事社))
それでは時間になりましたので始めます。本日は県からの発表事項が3件あると聞いています。まずは令和5年度12月補正予算案等についてですが、こちらは会見終了後レクがあると聞いていますので、詳細はそちらでお願いします。それでは、知事、お願いいたします。
(知事)
まず、補正予算案について発表させていただきたいと思います。配布させていただいた横長資料の1ページでございます。今回の補正予算は、まず1の当面措置が必要な経費として、県美術館を中核とした文化観光の振興や、県民文化会館のバンケット機能の整備による大型コンベンション等の誘致促進を図るほか、県試験研究機関等の機能強化などに取り組みたいと思います。また、2として、人事委員会勧告に基づく給与改定を行わせていただきたいと思います。なお、国は、総合経済対策の裏付けとなる補正予算案を閣議決定しておりまして、ただ、まだ今のところ詳細が明らかではありませんので、判明次第、県民生活や地域経済への影響を踏まえまして、スピード感を持って対策を講じたいと思っております。
次に、2ページでございます。主要事業でございますが、まず、当面措置が必要な経費については、先ほど申し上げましたとおり、県美術館を中核とした文化観光の振興に向けまして、国の認定を受けた計画に基づいて、館蔵品の展示環境の整備等を通じた魅力向上や、作品のデジタル化等による情報発信力の強化に取り組んで誘客促進を図るとともに、ご案内のとおり、今、松山市、(東京)第一ホテル(松山)が閉まりまして、道後の旅館も大型の宴会は取りやめていますので、非常に、そういう宴会を行う場所がもう本当に無い状況でございます。地元経済界や観光業界等のニーズも踏まえまして、今、休止しております、窮余の策ですけれども、県民文化会館における館内レストランの営業再開など、バンケット機能の整備に向けまして、特にこれ、再開するには老朽化が進んでいる厨房設備の修繕・更新等が必要でございます。これを行って、大規模なコンベンション等の県内誘致につなげていきたいと思います。また、県の衛生環境・産業技術・農林水産分野における試験研究機関等の機能強化に向け、国の交付金を有効活用して設備・機器を整備したいと思います。また、四国有数のかつおの水揚げ量を誇る愛南町の深浦漁港において、水揚げ、選別など、作業の軽労化、省人化に向け、愛南漁協が実施する魚体選別機等の導入を支援したいと思います。このほか、在宅復帰の支援やリハビリ等を行う回復期病床への転換など、病床の機能分化・連携の促進に向け、宇和島市立吉田病院が実施する施設等の整備を支援したいと思います。
次に3ページでございますが、給与改定については、先般、人事委員会勧告がございましたので、これに基づいた必要な経費を計上させていただきたいと思います。
最後に4ページでございますが、これらの事業に要する経費を計上した結果、今回の補正予算の総額は、一般会計で26億4764万円、企業会計で5億4568万円、合計で31億9332万円となっております。以上が補正予算の概要でございます。
このほか、条例等の議案については、先ほどの職員の給与を改定するための条例改正などを提案する予定でございます。
次に、縦長の資料、令和6年度の当初予算編成のポイントだけを説明させていただきます。令和6年度当初予算は、年間の総合予算として、公約の実現を図るため、本年6月に策定した総合計画の目標達成に向けまして、引き続き成果を重視する姿勢を徹底して予算編成に臨みたいと思います。また、重点事業等への選択と集中を図るため、財源の優先配分を行うこととし、一部経費にマイナスシーリングを設定して編成作業を進めているところでありまして、今後とも、多様化・複雑化する社会課題を決して先送りすることなく、的確に対応して、愛媛の未来を切り拓く政策展開を積極的に図っていきたいと思います。以上でございます。
(南海放送(幹事社))
ただ今の発表事項に関しまして、質問のある社はお願いします。
(愛媛新聞)
愛媛新聞です、お願いします。予算の中でですね、県民文化会館のレストランの再開に向けた厨房整備の事業費とか入ってたと思うんですけれども、再開に向けた目途としてはいつ頃までにというふうにお考えなのかというのが1点と、運営を担う事業者さんがですね、どのように選んでいかれるのか。
(知事)
まず、再開の目途は担当の方から説明させていただきます。ご覧のとおり、今、おそらく大規模な宴会ができるのは全日空ホテル(ANAクラウンプラザホテル松山)1カ所ぐらいしか無い状況でございまして、例えば、先般も大型クルーズ船が来た時なんかはその昼食会場で本当に苦慮したというような状況も発生しております。松山の総合的なまちづくりが出ていないので、今後、こうした問題を市としてどういうふうに捉えるかもまだよく分からない状況がありますので、今すぐに使える場所と言えばここだなというふうに思っていますので、いろいろと事業者等々に複数聞いてみますと、やっぱり厨房設備次第では十分再開可能であると、今、他がないですから、そういうふうに聞いておりますので、今回、整備に踏み切ることといたしました。再開の時期については、年度内再開を目指すというふうなことでございます。事業者も複数、いろいろと様子を聞いていますので、それができれば名乗りを上げるところはいくつか出てくるのではないかなというふうには思っています。
(NHK)
NHKの秋山です。今回、予算の大きいところは人事委員会勧告の給与改定になると思うんですけれども、やはり民間企業、物価高騰ですとか燃料費高騰とかでベースアップしているわけですけど、やっぱり公務員のなり手不足も懸念される中で、今回の給与改定を知事としてはどういうふうに捉えていらっしゃるんでしょうか。
(知事)
はい、この勧告はですね、やっぱり民間の給与を調査した上で、その流れというものを、下がる時は下がる、上がる時には上がる、そういった推移をしておりますので、下げる時も下げてますから、今回、そういった調査に基づいた結果の上の勧告ですから、それはしっかりと対応しないと、本当に人材確保もままならなくなると思いますので、これは、議会に諮っていきたいというふうに思っています。
(時事通信)
時事通信の山口です。人事委員会勧告の部分で、今回、その会計年度の職員さんへの勤勉手当が全国一律というわけではないんですけども、新たに支給されるようになってですね、今までちょっと格差があった会計年度の職員さんと一般の職員さんとの差が少しずつ縮まっていくのかなと思うんですけども、その辺りについて知事どういうふうにお考えでしょうか。
(総務部長)
会計年度職員につきましては、来年度から勤勉手当等を計上するようにしておりますので、一般職員と期末・勤勉手当については同列の形で扱われることになるというふうに考えています。
※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。