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二級水系の全12ダムにおける事前放流の運用開始について
(令和3年4月6日更新)
既存ダムの洪水調節機能を強化するため、国等が一級水系において令和2年6月から開始した事前放流について、同年9月から、順次、県管理二級水系の7か所のダムにおいても事前放流の運用を開始しております。今般、残る5水系5ダムにおいても、利水者等の関係者の御理解・御協力が得られ、事前放流の運用を開始できることとなりました。
これで、今年以降の出水期には県内二級水系の全12ダムで事前放流を実施できることとなり、引き続き、治水・利水の両面を考慮した効果的なダムの運用に努め、洪水被害の抑制・軽減に取り組んでまいります。
事前放流を行う水系・ダム
水系 (所在) |
ダム名 |
基準降雨量 (mm) |
洪水調節容量 (既存) 〔有効貯水容量〕 |
洪水調節可能容量 〔増加分〕 |
運用開始時期 |
---|---|---|---|---|---|
国領川 (新居浜市) |
鹿森 |
110mm/3h |
121万立方メートル 〔131万立方メートル〕 |
10万立方メートル |
令和3年2月 |
加茂川 (西条市) |
黒瀬 |
370mm/24h |
800万立方メートル 〔3,400万立方メートル〕 |
740万立方メートル |
令和2年9月 |
蒼社川 (今治市) |
玉川 |
300mm/24h and 240mm/6h |
230万立方メートル 〔910万立方メートル〕 |
30万立方メートル |
令和2年9月 |
台本川 (今治市) |
台 |
340mm/24h |
58万立方メートル 〔139万立方メートル〕 |
6.8万立方メートル |
令和3年2月 |
須賀川 (宇和島市) |
須賀川 |
150mm/6h |
150万立方メートル 〔132万立方メートル〕 |
22万立方メートル |
令和2年10月 |
岩松川 (宇和島市) |
山財 |
300mm/24h |
406万立方メートル 〔590万立方メートル〕 |
72万立方メートル |
令和2年10月 |
水系 (所在) |
ダム名 |
基準降雨量 (mm) 〔実施期間〕 |
有効貯水容量 |
洪水調節可能容量 〔新規〕
|
運用開始時期 |
---|---|---|---|---|---|
中山川 (西条市) |
志河川 |
240mm/6h 〔6月1日~10月31日〕 |
95.5万立方メートル |
9万立方メートル |
令和3年4月 |
頓田川 (今治市) |
朝倉 |
230mm/3h 〔6月1日~10月15日〕 |
130万立方メートル |
3.5万立方メートル |
令和3年4月 |
菊間川 (今治市) |
歌仙 |
120mm/3h 〔6月1日~10月15日〕 |
32.5万立方メートル |
3.8万立方メートル |
令和2年9月 |
立岩川 (松山市) |
立岩 |
120mm/3h 〔6月1日~10月15日〕 |
78万立方メートル |
5.2万立方メートル |
令和3年4月 |
立間川 (宇和島市) |
東蓮寺 |
6月1日~10月31日の間 低下水位を維持 |
95.4万立方メートル |
14万立方メートル |
令和3年4月 |
僧都川 (愛南町) |
大久保山 |
126mm/3h 〔5月1日~10月31日〕 |
70万立方メートル |
3万立方メートル |
令和3年4月 |
※太字の水系が、今回新たに令和3年4月から事前放流の運用を開始したもの
※利水専用ダムは、出水期や水利用への影響が比較的少ない期間を考慮し、期間を限定して実施します。
※基準降雨量を超える降雨が予測された場合に、洪水調節可能容量の範囲内で事前放流を行います。
※ダム計画による容量を記載しており、堆砂の進行等により実際の容量と差異があります。