特別職人事に関する記者発表の要旨（R5.9.22）

日時：令和5年9月22日（金曜日）15時00分～15時05分

場所：知事会議室

（南海放送（幹事社））

それでは、臨時記者会見を始めます。本日は、特別職人事に関する記者発表があると聞いています。それでは知事お願いします。

（知事）

このたび9月議会に、副知事の人事案件を追加提案させていただきますので、発表を正式にいたします。

八矢拓前副知事の総務省への復帰に伴いまして、欠員としておりました副知事ポストですが、政策推進統括部長の濱里要氏を選任する案を議会最終日、10月4日水曜日に提案をいたしたいと思います。

濱里氏は、八矢氏と入れ替わりに、7月に本県に着任をいたしましたが、政策推進統括部長に任命いたしまして、9月補正予算案の編成を行い、また、職員の採用、それから関係省庁との連絡調整、また、現場に赴いて地域の実情の確認の行動力、そういった中で政策課題の把握に努めてこられました。約2カ月間見ていて、これはもう本当に即戦力だなと痛感したところでございます。これまでの経験を大いに生かして、さらなる上の立場で力を発揮していただきたいと思いますが、濱里氏には、引き続き、政策立案機能の強化、また、行財政改革の推進に取り組むことはもとより、今後は、八矢前副知事が担当していたスポーツ・文化の推進、それからコロナ対応もそうでしたけども、保健・医療・福祉の充実、こういったところに手腕を発揮していただきたいと思います。また、国との連携強化でも要として活躍をいただきたいと思いますので、期待しております。

人事案件に同意をいただけたら、任期は10月5日からの4年間となります。なお、副知事2人体制とすることに伴いまして、政策推進統括部長のポストについては、廃止したいと思います。以上です。

（南海放送（幹事社））

ただいまの発表事項に関しまして、質問のある社はお願いします。

（テレビ愛媛）

すみません。テレビ愛媛ですが、八矢前副知事の際は、コロナ禍の対応に追われていたと思います。濱里部長についてはですね、どのようなことを期待されておりますでしょうか。

（知事）

そうですね、特に防災・減災対策については、呉での西日本豪雨災害の経験もありますので、このときは副市長として活躍したと聞いています。そういった観点、経験を生かしてですね、特に県民の命を守る防災・減災対策では、大いに力を発揮していただけるのではなかろうかと思いますし、また、やはり1人、今のこれだけやることが多くなっている中で、副知事1人体制では全部回していくっていうのはなかなか組織上無理があるので、田中副知事の負担も、1人よりは2人の方が減少しますから、八矢氏が活躍していた分野では、中心的な役割を担っていただくことによって、より一層、組織としての機能が強化できるのではないかと期待しています。

（NHK）

NHKです。体制的な面で伺いたいと思います。ちょっと重複なんですが、およそ2カ月間1人体制でやってきましたが、知事もトップセールスで庁外に出ることもありますが、1人体制だとどんな難しさがあったと思いますか。

（知事）

そうですね、やはりあらゆるジャンルが全て1人の副知事に集中してしまいますから、当然そこを深く見極めるということについて、何というんですかね、集中度が違っていたと思いますし、それから、各部署の相談体制も1人に集中すると、その時間的な制約もありますから、そういう意味では全然変わるんじゃないかなというふうに思います。組織運営マネジメントの面で、1人ではちょっと無理があるというふうに思います。

ただ、やっぱり、ぱっと来てどういう方なのか、エース級を呼んだつもりなんですけれども、やっぱりその仕事ぶりっていうのを見なければ、副知事というのはもう本当に重要ポストですから、そこには推薦できないというふうに思っていましたし、これまでもそうしてきましたので、十分にその期待に応えられる人物であるということが確認できたと思っています。

（テレビ愛媛）

率直に、仕事ぶりだとか人柄というのは、どのように見てらっしゃいますか。

（知事）

そうですね、穏やかで、着実に物事を進めて、理論的に組み立てて物事を進めていくタイプではないかなというふうに思います。人との付き合いも良いと思いますし、お酒は八矢前副知事ほど強くはないというふうには思いますけれども、本当に、また違ったタイプで良い味を出してくれるのではないかと期待しています。

（南海放送（幹事社））

よろしいでしょうか。では、以上で終わります。

（知事）

はい、どうもありがとうございました。

※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。