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豊予海峡の概要

ページID:0004618 更新日:2019年1月25日 印刷ページ表示

豊予海峡の概要

  • 区間・・・・・愛媛県佐田岬半島~大分県佐賀関半島
  • 海峡幅・・・・13.9Km
  • 最大水深・・・約195m

豊予海峡ルートとは

今日の日本は、東京を起点として東海道から山陽道を経て北九州に至る太平洋ベルト地帯(「西日本国土軸」と呼びます。)に人口や産業が集中し、環境問題等過密による様々な問題を抱える一方で、それ以外の地域では深刻な過疎化が進むなど、非常にバランスの悪い国土となっています。

こうした様々な問題を解消し、私たちがどこに住んでいても生活の豊かさ、自然環境の豊かさを同じように実感することができ、世界に開かれた活力ある国にするためには、複数の新たな国土軸をつくり、人口や産業が適度に分散する国土へと転換する必要があります。

また、阪神・淡路大震災でそうであったように、災害などで西日本国土軸が通行不能になった場合でも、複数の国土軸があれば、人や物の流れが東西で分断される心配はありません。

平成10年3月、全国総合開発計画「21世紀の国土のグランドデザイン」が策定され、その中で示された4つの国土軸構想の一つとして、「太平洋新国土軸構想」があります。

この構想は、東海から伊勢湾口、紀伊半島、紀淡海峡、四国、豊予海峡を経て九州に至る地域を高速道路や高速鉄道などで結ぼうとするもので、その一翼を担うのが「豊予海峡ルート」です。

豊予海峡ルートは、愛媛県佐田岬半島と大分県佐賀関半島を隔てる豊予海峡を海底トンネルや架橋で結ぼうとするもので、西瀬戸地域全体の発展を支えるとともに、豊かな国土づくりに大きく貢献する21世紀のビッグプロジェクトです。

中国・四国・九州の西瀬戸7県と関係経済団体では「豊予海峡ルート推進協議会」を組織し、このプロジェクト実現に向けて様々な活動を行っています。

現在の厳しい経済・財政状況のもとでは急速な進展は望めませんが、協議会では、構想の灯を消すことなく長期的に息長く取り組んでいくこととしています。

豊予海峡ルートが結ばれると・・

交流圏マップ

平成11年に開通した中国と四国を結ぶ西瀬戸自動車道や、中国横断自動車道、四国横断・縦貫自動車道、東九州自動車道など高速交通ネットワークの整備と合わせて、西瀬戸地域の環状交通体系が形成されることとなり、中四国地域連携軸や東九州軸などの広域的な交流・連携が促進され、中国、四国、九州が密接に連携する広域交流圏が構築されます。

圏域の一体性の向上

道路利用の場合

グラフ1

鉄道利用の場合

グラフ2

生活機会の増大と産業活動の活性化

グラフ3
平成7年度を1とした場合の21世紀初頭の伸び

西瀬戸地域に環状交通体系が形成されると、地域内の移動時間は飛躍的に短縮され、交流範囲が広がります。これにより、生活圏のエリアが拡大するとともに、産業活動の活性化がもたらされることが期待されます。

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