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新しい長期計画「愛媛の未来づくりプラン」の策定に関する記者発表の要旨について

ページID:0004447 更新日:2011年12月19日 印刷ページ表示

日時:平成23年12月19日(月曜日)、11時00分から

場所:知事会議室

(知事)
それでは、長期計画についてですけれども、この長期計画、「愛媛の未来づくりプラン」というのは、県政運営の基本方向をお示しするもので、新しい長期計画につきましては、9月に1段目となります10年スパンの長期ビジョン編を発表させていただきました。今回は、そのときにも示唆させていただきましたが、2段目となります、4年間、平成23年度から26年度までのアクションプログラム編の内容を固めましたので、これを発表させていただきたいと思います。これにより、目指すべき目的地を明らかにして、その目的地への道筋を示す、まさに、羅針盤と航海図の役目を果たす、今後の愛媛づくりの指針がとりあえずできたということになります。今回の計画は、知事就任後、初めて策定する県の総合計画であり、今回の特色は、選挙時にお示しした公約のすべてをしっかりと組み込んだ、いわば、中村県政のビジョンとして県民の皆様にお示しするもので、今後、この計画に沿って、県政全般にわたる政策を総合的に推進する中で、公約の実現に着実に前進していきたいと考えています。
計画の大きなポイントは2点ございます。まず、内容については、目標明示型の計画にしたことでございます。計画の硬直化を避ける観点で、目標を明示することに主眼を置き、県民と共有できるよう、分かりやすい言葉と施策ごとに複数設定した目標数値でそれを示すとともに、柔軟性を確保するため、個別の事業は原則として記載せず、施策ごとに大きな方向性を示すものとしております。特に、国の国家的な財政運営、社会保障システム、それから社会情勢の極めて不透明な状況の下、こうしたものの変化、外的変化にも対応できるように考えております。もう1点は、計画の推進面について、実効性と透明性を確保したことでございます。厳しい財政状況の中で、「あれもこれも」ではなく、力点を置く分野をしっかりと見極めて、重点化を図りながら計画を推進する仕組みを構築して、その時々の県民ニーズや課題を踏まえた年次計画となる重点戦略方針を毎年度策定しまして、財政健全化との両立を図りながら着実に計画を推進したいと思います。さらに、計画策定のみならず、推進過程においても、その透明性を確保するため、新たに外部の専門家からなる長期計画推進協議会、これは仮称ではありますけれども、こうしたものを設置しまして、適切なアドバイス機能やチェック機能を確保することとしております。
以上を原則としながら、内容的には、何よりも東日本大震災が発生した年に策定する計画であることから、安全・安心対策には、特に、しっかりと対応するとともに、四国8の字ネットワークの早期完成、愛媛国体の開催に向けた着実な準備など、県政の最重要課題である事業については、具体名も含めて、対応を盛り込んだほか、東・中・南予の地域ごとの特性を踏まえて、効果的な地域振興を図るための方策や、基礎自治体との連携強化などにより、「えひめ力」を結集して県政を推進する姿勢を示させていただきました。
今後は、この計画を県政の中心軸にしっかりと据えて、県民主体、行政参画の理念の下、県民の皆さんと力をあわせて進めていきたいと考えており、まずは、平成24年度の当初予算に計画を反映させることにより、「愛のくに愛顔(えがお)あふれる愛媛県」の実現に向けて、計画を本格的に始動させたいと思っています。
詳細な内容につきましては、後ほど、総合政策課の方から説明させていただきますので、よろしくお願いします。

 

(愛媛新聞)
有識者による新長期計画策定会議で、部局横断の課題について、部局折衝をすると衝突するので、できるのかというような意見があったが、その心配はないか。

 

(知事)
まさに、これを解決するのが組織改革でありまして、これは、かつて松山市時代にも同じことを経験してきたと思っています。組織のフラット化というものが非常に大事になってきますので、そのために組織改革の中に執行リーダー制の導入というものが入ってきます。それから、課長試験制度というものが前向きな取り組みの評価につながると。こういうことも全部セットになっていますので、おそらく組織の理想論から見ると、政策立案を競い合うというような形になっていきますし、それから、その中で新しい政策に取り組んでいくには、今までの視点とは違った視点が必要になってきます。まさに、そこに部局横断の視点というのが必要になってきますので、こうした組織改革と制度の改革に伴って、今ご指摘のあったような縦割りの弊害というものを乗り越えていくと、そういうふうな意味も込められていると受けとめていただけたらと思います。

 

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