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令和5年度愛媛県功労賞受賞者に関する記者発表の要旨について

ページID:0036497 更新日:2023年10月25日 印刷ページ表示

令和5年度愛媛県功労賞受賞者に関する記者発表の要旨について

【記者発表資料】
日時:令和5年10月19日(木曜日) 11時13分~11時21分

場所:知事会議室



(南海放送(幹事社))

では次に、令和5年度愛媛県功労賞受賞者について、知事お願いします。

(知事)

はい、令和5年度の愛媛県功労賞の受賞者について発表させていただきたいと思います。受賞者は、県勢の伸展に特に顕著な御功績のあった方々の中から選考し、3名の方々に決定をさせていただきました。

受賞者を生年月日順にご紹介をさせていただきます。

まずは、河田正道さんでございます。河田さんは、年齢は79歳、松山市にお住まいの方でございます。昭和42年に南海放送株式会社に入社され、平成20年からは同社代表取締役社長、そして、会長として経営改革を進められ、その間、今、大人気になりました愛媛マラソンの(市民マラソン化の)実現や書道パフォーマンス甲子園など、本県の魅力を発信する良質な番組を制作されるなど、業界の発展と地域の活性化に貢献をされました。また、令和元年から愛媛県社会福祉協議会会長に就かれまして、新型コロナウイルス感染症により厳しい状況におかれた方々の支援を図るため、生活困窮者対策に取り組まれるとともに、福祉施設の感染対策の強化に力を注がれるなど、社会福祉の維持・増進に努めれた方でございます。さらに、愛媛大学経営協議会委員など多くの要職を歴任し、さまざまな分野で県勢の伸展に寄与されました。

二人目は、亀岡マリ子さんでございます。年齢は77歳、伊予市にお住まいの方でございます。昭和42年から公立小学校教諭として児童生徒の健全な育成に尽力されるとともに、平成12年に愛媛県男女共同参画局長に任用され、愛媛県男女共同参画推進条例の制定や第一次愛媛県男女共同参画計画の策定に力を注がれました。また、愛媛県男女共同参画センター館長なども務められ、女性の社会参画の一層の推進に貢献されてきた方でございます。 

さらに、平成19年からは愛媛県の公安委員会委員、また委員長として、女性警察官の職場環境改善に尽くされたほか、関係機関と連携し、全国に先駆けて高校生の自転車用ヘルメット着用率の向上にも取り組んでいただくなど、交通事故の防止や被害軽減にも寄与された方でございます。

三人目は、藤原利貞さんでございます。藤原さんは、年齢は72歳、ブラジルにお住まいの方であります。昭和51年にブラジル移住後、花きの生産農家として藤原農場を創業され、地元でも有数の農場に育て上げられるとともに、サンパウロ州などの生産者協会の役員にも就かれ、同国の花き業界の発展を通じて、日系人の地位向上に貢献されました。また、在伯愛媛県人会の役員として、県人会活動の充実に長年力を注がれてきた方でもあり、同会の会長在任時には、県人移住者の足跡をまとめた記念誌「ブラジル愛媛県人100年の歩み」を発刊して、在伯県人社会の活性化と次世代への文化継承に寄与されました。さらに、本県とブラジルとの間での相互の留学・研修生の派遣に協力し、国際交流の進展にも尽くされてきた方でもございます。以上3名の方でございます。

次に、授賞式でございますが、愛媛県功労賞は、定例の表彰としては本県における最高の知事表彰でありますことから、受賞者の栄誉を県民の皆様に、おたたえいただくため、各界の代表者の方々をお招きして、11月3日、文化の日に、県庁で実施させていただきたいと思います。なお、海外在住の藤原さんにつきましては、この後発表いたします在伯愛媛県人会創立70周年記念式典の中で授賞式を執り行うこととしております。以上です。



(南海放送(幹事社))

ただ今の発表事項に関しまして、質問のある社はお願いします。

(南海放送)

すいません、南海放送です。知事も公私で、もしかしたら関係が、交流のある方もいらっしゃるかもしれないですけれども、この3人の功績に対して、知事のあらためてメッセージといいますか、思いというのはいかがでしょうか。

(知事)

そうですね。まず河田さんはですね、本当に愛媛マラソンの(市民マラソン化の)実現に一番中心となって夢を追い求めた方でありまして、その熱意に打たれて、当時、私、松山市長の立場で、やりましょうというふうに立ち上がった経緯がございます。その執念というか、数年がかりのプロジェクトだったんですけども、河田さんがいなかったら(今のかたちの)愛媛マラソンはできていなかったと言っても過言ではないというふうに思いますんで、それが非常に印象に残っています。

亀岡さんは、もう本当に、男女共同参画よりも、私の時代は公安委員長としてご活躍をいただきましたので、特に自転車推進で、公安関係の立場から安全面に非常に力を入れて、特に高校生(の着用により)、全国1位のヘルメット着用率になったのも、熱心な、そして安全への取り組みを積み上げていただいた成果ではないかと思いますので、県民の命を守るという最も重要な使命を公安委員長としてしっかりと進めていただいたこと、本当に感謝を申し上げたいと思います。

藤原さんは、本当にこの方の行動力がなかったら、なかなか県人会とのパイプというのは作れなかったんではないかなというぐらい。幾度となく県にも来県されてですね、そのパイプ作りに奔走されてきた方であります。現地も農園の方、一度行かせていただきましたけれども、僕は、ブラジルはだいたい行って帰ってくるだけなのですが、農場だけは行きましたので、他の場所には行ってないので、ブラジルといえば藤原農場のイメージが非常に強いんですけど、あの広大な土地で、本当にブラジルに渡ってここまでの農場をよくぞ作られたなと感心したところでございます。これからも、ぜひまだまだお元気なんで、そのパイプ役として活躍をしていただきたいなというふうに思っています。



議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。
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