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ソウル線の増便に関する記者発表の要旨について

ページID:0002638 更新日:2023年8月29日 印刷ページ表示

日時:令和5年8月24日(木曜日)15時30分~15時41分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは臨時会見を始めます。本日は発表事項が2件あると聞いております。それではまず、ソウル線の増便について、知事、お願いします。

(知事)

 はい。まずその前に先ほど、15時24分に、宇和島市に大雨警報、これ浸水害、土砂災害、大雨警報が発表されました。夜までも気をつけなきゃいけない状況が続くと思いますので、ぜひマスコミの皆さんにも、宇和島市への警戒、報道願えたらというふうに思います。各所必要なところには連絡済でございます。

 それでは、会見の発表とさせていただきますが、まず、今年、ソウルで交渉し、久方ぶりの再開にこぎつけたチェジュ航空、ソウル-松山便。最初からコロナ前よりも増やしていただきまして、週5便で運航していただくこととなりました。当時からできるだけ状況を見て、早い段階で、デーリー化をという交渉してきましたけれども、このたび、冬季運航スケジュール開始日となります10月29日、日曜日から増便をし、1日1便のデーリー運航とすることを決定したというふうに連絡をいただきました。

 なお、今回の増便によりまして、松山空港の国際線としては初めてのデーリー運航となります。

 運航スケジュールは、配付資料の記載のとおりでありまして、現時点では未定となっておりますが、今のところ、チェジュ航空のほうからは、「利用者の利便性を最優先に考えて、できれば毎日、同じダイヤで運航できるように調整中であります。」というふうな話を聞いております。

 これまで県では、韓国の海外旅行のトレンドを分析しまして、日本の地方都市に関心の高い20代・30代の女性を対象に、SNS等のデジタルコンテンツを活用して、空港から松山中心部が近いということ、市街地がコンパクトで観光や買い物を気楽に楽しめるという本県の強みを積極的にPRするなど、現地プロモーションを戦略的に展開してまいりました。また、チェジュ航空の担当者も来ていただきまして、中予だけでなく、南予・東予も含めて、コンテンツを実際に見ていただくようなこともしまして、大変関心を持ってくれました。

 当初は松山近辺だけしか知らなかったけれども、いろんなものがあるということで、これはプロモーションしがいがあるというような感想を持っていただいたところでございます。

 また、県内での観光PRイベント開催に加えまして、県外でもテレビcmを放映するなど、県内はもとより県外からの利用拡大にも積極的に取り組んできたところでございます。 

 その結果、本年3月26日、日曜日の運航再開以来、イン・アウトともに多くの方々に利用いただいておりまして、現在までの平均搭乗率は8割を超える状況でございまして、大変好調に推移しております。また、韓国で日本の地方都市への旅行人気も高まってきておりまして、愛媛の再訪率、リピーターですね、これも14.4%まで上がってきておりまして、リピーターの増加にもつながってきております。着実に成果が上がってきているんではなかろうかと思います。

 また、非常に苦慮していたのがグラハン(※)の人材の確保でございました。厳しい状況でありますが、松山空港の受け入れ体制についても、グラハン事業者様のご尽力をいただきまして、デーリー運航への対応のめどが付いたところでございます。これらのことを踏まえまして、今回の増便が決定されたといういきさつでございます。

 引き続き、県では、イン・アウト双方で利用促進に積極的に取り組むこととしており、インバウンドでは、今後の秋冬シーズンに向けて、道後温泉・松山城などの観光コンテンツや、また、非常に雪にも関心があると聞いておりますので、せっかく1日で日帰りで行けるスキー場が、小さいながらも3カ所、愛媛県にはありますので、スキーやスノボを取り入れたツアー造成にもチャレンジをしてみたいと思っております。また、先般、釜山との交流の扉を開いてまいりましたが、特に韓国では、ゴルフ人口、非常に日本よりも多いぐらいの状況になっております。そうしたところにも、チェジュ航空様にも取り組みを進めるべく話を積み上げていきたいと思っております。

 また、アウトバウンドでは、若者の海外旅行需要の拡大に向けまして、特に多感な青年期に、日本のような島国、これから国際化もどんどん進んでまいりますから、早い時期に異文化・異国、言葉は別としても体験をするということが非常に重要だと思います。そういう意味で、修学旅行での利用の後押しをするほか、仁川空港におけるチェジュ航空便を利用した東南アジア主要都市、例えば、バンコクであるとか、ハノイが考えられますけども、こうした乗り継ぎの利便性もPRをしていきたいと思います。そして、そのことによって、外国人技能実習生の利用や、観光や、デーリーになりますからビジネスの利用拡大につなげていきたいと思います。

 ぜひ皆さんにも、積極的にご利用いただきまして、また、自治体でも、ぜひ韓国との交流を深めていただけたらというふうに思います。以上です。

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項に関する質問のある社はお願いします。

(NHK)

 NHKです、よろしくお願いします。初めての国際線のデーリー化、これについて、改めて知事から所感お願いします。

(知事)

 そうですね。非常に良い感じで今年度スタートが切れたと思いますので、一つずつ積み上げていったらいいかなというのが戦略でしたから、まずはソウル便、そして、またこれがデーリー化になったことによって、次なる路線へと移っていきたいというふうに思ってます。

 ただ、ソウル便を継続していくためには、インバウンド・アウトバウンド双方の行き来が必要ですし、それから、先ほどあえて申し上げたリピーターですね、本当に、中予近辺だけだったら1回来て終わってしまうというケースも考えられますので、やっぱり東予・南予も含めた県全体の観光コンテンツの魅力を相手方にどうメッセージとして伝えていくか、そのことによってリピーターが生まれてくると思いますので、こうしたところにも、さらに力を入れていきたいと思ってます。

(NHK)

 もう一点質問なんですが、コロナ禍明けて、各地方空港でも、航空便の再開・誘致に向けて非常に競争みたいな形で、各都市動いてたと思いますが、今回、週7便こぎつけられた背景について、知事、どういうふうに分析してますか。

(知事)

 そうですね。やみくもにどんどん再開すれば良いというふうな考えでは進めておりません。やっぱりトラブルを起こさないで、スムーズに運航するためには、グラハンの人員の確保もしっかり行わなければいけませんし、それから同時にやるとPRも分散してしまいますから、一つずつ確実に積み上げていって、ある程度年月きたら、全部が行ってるというようなのが理想ではないかと思いますので、いわば、なんて言うんですかね、いろんな地域によって考え方があると思います。ともかく、やれるとこは全部早く再開しちゃおうっていうのも、一つの考え方だと思うんだけども、ビジネスのマーケティング理論から言えば、やっぱり強いところを一つずつ力入れて、次にというふうにやった方が長い目で見ると効果があるというふうに学んできましたので、愛媛県としては、そういった形で着実に進めていきたいと思っています。

(愛媛新聞)

 すいません、愛媛新聞です。リピーターの話、出ておりましたけども、リピーター獲得に向けては、東・中・南予メニューを揃えることも大事だと思いますし、一度来てもらった方に満足して帰ってもらう、口コミで広げてもらうことが大事かと思います。ゴルフ場だったり、今回、スキー場も出てきましたけども、韓国人旅行客への応対・応接等って県内の施設って整っているんでしょうか。

 もしこれからっていうんであれば、県からのなんかサポートだったりとか、お考えっていかがでしょうか。

(知事)

 はい。これは各市町連携会議でもですね、基礎自治体にもこういった形で進めていくんで、受け入れの方の準備というか対応というのを、各基礎自治体でも考えていただきたいと、それが、活性化にも結び付くのでということで依頼をしていますので、取り組みに濃淡はありますけども、徐々に増やしていくという情報というのは、適宜伝えていますし、それに従って、それぞれの濃淡の違いはあれども、準備はそれぞれ基礎自治体も進めていただいているんではなかろうかと思います。

 また、その実施状況も踏まえてですね、しっかりとフォローもしていきたいと思っています。

(愛媛新聞)

 もう一点、アウトバウンドの件で、先ほど修学旅行の件出ましたけども、例えば、県立学校が韓国なり、利用する場合、財政的支援だとか、そういったお考えっていかがですか。

(知事)

 そうですね。いろんな形で例えば、パスポートの取得の補助とかですね、いろいろやってますんで、それらも総合的に含めて考えていきたいと思ってます。

 ただ、間違いなくやっぱり、例えばですね、これは個人的な感想なんですけど、楽しいだけっていうのを求めたら、例えばディズニーランドが良いっていうのもありかもしれないんですが、そこはいつでも行ける話ですし、むしろ、異国、日本のこれからの将来を考えたり、世代のこと考えると、できるだけ早く異文化等に接するっていうことが、長い目で見たらいいんじゃないかなという、個人的には感想として持っています。

(※)グラハン…グランドハンドリングの略。航空機が空港に到着してから出発するまでの間に行われる地上支援作業の総称であり、航空機の誘導や客室の整備、旅客の案内、手荷物・貨物の搭降載、燃料の給油等の業務のこと。

※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

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