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道前道後発電所
道前道後発電所は、「道前道後水利総合開発事業 」の一環として建設されたものです。
この事業は、比較的多雨地帯に属する仁淀川水系割石川上流部（上浮穴郡久万高原町笠方）に面河ダムを設け、用水不足地域である道前道後両平野の耕地に農業用水を補給するとともに、導水途中の落差を利用して水力発電（3ヵ所）を行うほか、松山市と松前町の工業地帯に工業用水を給水して産業発展の基盤を確立するというものです。
道前道後第一発電所は、面河ダム直下に設置しており、最大出力は3,500kWです。道前道後第二発電所、第三発電所は、分水途中の落差を利用した発電所で、最大出力はそれぞれ11,000kW、10,600kWです。
第一発電所及び第二発電所は、昭和47年度に設備を近代化して無人となり、第三発電所から遠方制御していました。さらに、平成8年度に松山・松前地区工業用水道管理事務所と統合を行い、松山発電工水管理事務所とし、そこから3発電所の遠方監視制御を行っています。
道前道後第一発電所 道前道後第二発電所 道前道後第三発電所
