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小児精神科/児童・思春期病棟について
愛媛県では、心のケアが必要な児童・思春期の子どもに対し、入院治療及び外来診察において専門的な医療を提供することを目的に、子ども療育センターに県内初となる児童・思春期病棟を整備しました。(令和6年11月25日開所)
外来部門
児童・思春期病棟の開所に伴い新設された小児精神科(子どものきもち外来)では、児童・思春期の発達や情緒的な問題、こころの問題の診療を行っております。医師による診察に加え、必要に応じて心理検査や、学校・関係機関との連携を行っていきます。
外来から入院へ、つながりのある治療を目指します。
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対象
対象年齢 : 中学3年生までの方
対象の症状(例)
- 学校に行けない、そんな自分を変えたい
- 不安が強い、イライラが強い
- 気持ちが落ち込む、趣味を楽しめない
- 眠れない
- 他人の視線が気になり、やりたいことができない
- やせているのに頑なに食べられない、ダイエットがやめられない
- ショッキングなできごとの後に不安定になった
- 死にたい気持ちがある
- リストカットや過量服薬(オーバードーズ)がやめられない など
小児科精神科(子どものきもち外来)診察医当番表
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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初診 | ー | 織田 | 細川 | ー | 仲地 |
再診 | 細川 | 仲地 | ー | 織田 | ー |
入院部門(児童・思春期病棟)
児童・思春期病棟(くるみ棟)は、精神保健福祉法に基づく病棟です(児童福祉施設としての機能は備えておりません)。
児童・思春期の発達や情緒的な問題、こころの問題といった、医療的な支援を必要とする方の入院治療を、医師、看護師、精神保健福祉士、公認心理師、作業療法士、管理栄養士など多職種のスタッフで協力しながら行っています。
「くるみ」という名称には、おくるみのように子どもたちを包み込みたいというスタッフの思いと、くるみの殻を割るように、子どもたちが自分の殻を割ることができるように、という期待を込めています。
対象
対象年齢:中学3年生までの方
対象の症状(例):
- 学校に行けない、そんな自分を変えたい
- 不安が強い、イライラが強い
- 気持ちが落ち込む、趣味を楽しめない
- 眠れない
- 他人の視線が気になり、やりたいことができない
- やせているのに頑なに食べられない、ダイエットがやめられない
- ショッキングなできごとの後に不安定になった
- 死にたい気持ちがある
- リストカットや過量服薬(オーバードーズ)がやめられない
- 上記の症状があるため、一度環境を変えてしっかり休みたい など
病棟について(全20床)
木のあたたかみを感じられる中で、安心して過ごしていただけるような空間づくりを目指しています
病室(全室個室)
デイルーム(はらっぱ)
みんなで食事をしたり、ボードゲームや電子ピアノで遊んだり、レクレーションをしたりする場所です
学習室(ふくろう)
静かな環境で本を読んだり、勉強したりできます
シャワー室・洗濯室
屋内プレイルーム(もこもこ)
ボールプールやボードゲーム、カードゲーム、楽器などが用意され、子どもたちが遊びやすい環境を整えています
屋外プレイルーム(ぱれぱれ)
外の空気を吸ったり、身体を動かしたりして過ごすことができます
院内学級について
院内学級(小学校・中学校)では、一人ひとりの希望に合わせて学習を進めることができます(入級には転校手続きが必要です)
ひこうき(中学校)
ひつじ(小学校)
入院までの流れ
入院ご希望の方は外来受診が必要です。
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スタッフ紹介
代表医長 織田 侑南(おりた ゆみな)
<所属学会・専門分野>
- 精神保健指定医
- 日本精神神経学会専門医・指導医
- 日本児童青年精神医学会認定医
- 子どものこころの専門医
医長 仲地 究(なかち きわむ)
<所属学会・専門分野>
- 精神保健指定医
- 日本児童青年精神医学会認定医
- 日本精神神経学会専門医
- 日本うつ病学会
医長 細川 里瑛(ほそかわ りえ)
<所属学会・専門分野>
- 精神保健指定医
- 日本精神神経学会専門医
- 日本児童青年精神医学会認定医
- 子どものこころの専門医