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農業・農村の動き(令和5年6月)
管内の農業・農村の動き、普及指導活動の状況をまとめました。
大野ヶ原でにんにく収穫体験交流会を開催
冷涼な気候を活かした高原にんにくの産地化に向け、将来の担い手として期待される野村高校生との交流会を開催した。
交流会では、にんにくへの理解を深めるため、同校生徒が収穫を体験し品質や香りを肌で実感した。また、交流活動では、同校NNR(野村にんにくレンジャー)が開発したBBQソース・みそだれ(にんにく加工品)を試食した。
生徒からは、「県内外に広く知ってもらうため、にんにくと大野ヶ原の良いところをタイアップした動画を撮影したい」などの認知度アップとPR活動につながる意見が出された。
今後も、交流活動を通してPR活動や加工品の開発及び商品化に取り組むとともに、生産者の栽培意欲向上に向け、植付けから収穫までの機械化一貫体系による省力化を支援する。
高収益作物(ケール)の生産性向上に向けて
野村地域の高収益作物に位置付けられるケールについて、野村に合った栽培技術を確立するため条件等の異なる3ほ場を選定し、生育調査を実施した。
同調査では、農林水産研究所と連携し栄養診断を行うとともに、診断結果等を基に生産出荷対策協議会で、施肥時期・量の検討や栽培管理方法を協議した。
今後も定期的に栄養診断結果を分析し、ケール栽培マニュアルにほ場条件ごとの施肥時期・量を反映させる。
太田・権現地区の基盤整備は令和6年頃に完成予定であり、整備ほ場でのケールの生産性向上に向け、同マニュアルに基づく栽培技術の確立を支援する。